一生忘れられないお昼ご飯by尾関
待ちに待ったお昼ご飯♪
12:30、時は訪れた・・・
全教室に響き渡る僕の放送
「みんな~おつかれさん。お昼ご飯の時間だよ!!中1はA教室、中2はC教室、中3はD教室、ご飯食べ終わってすぐに自習室したい子はB教室で自習できるよ。お昼休憩は13:30まで、13:30から話するから全員D教室にあつまっておくよーに!!じゃあ、ご飯にしよう。」
タコの形に切ってくれてあるウインナー、ウサギの形にカットされているリンゴ、旗が立っているオムライス、笑顔になっているおにぎり、ちょこんと入れてあるデザートのゼリー
どのお弁当からもみんなのお家の人の、君たちを愛する気持ちがにじみ出ている。
頑張ってねっていう激励の気持ち、このお弁当が君の心をちょっとでも明るくできたらいいなっていう深い愛情・・・
こんなん見せつけられたらさ、僕も絶対にみんなにいい点とらせたいって思っちゃうに決まってるやんね。
改めて保護者の皆さんの大切な子ども達をお預かりしてるんだってことを思い知らされ、身の引き締まる思いである。
かつての生徒の印象的なエピソード。
入試本番、午前中の科目が思うようにできなくて、もう駄目かもって暗い気持ちで開けたお弁当箱のご飯に、のりで「ガンバレ」って書いてあって涙が止まらなかったって。
で、思いっきり泣いた後、気持ちが軽くなって午後の科目は気持ちを切り替えて取り組めたって。
その生徒の合格は、その生徒の努力だけで掴んだものじゃない。
お母さんがつくったお弁当が助けてくれた、家族で掴んだ合格なのである。
「なんであの子号泣しながらお弁当食べてるんだろう」って周りの子に引かれてたと思うけど、きっと一生忘れられないお昼ご飯になりました。
なんて素敵なこと、受験体験記に書いていたその生徒。
やっぱ家族っていいもんだ。
お弁当から滲み出る家族の愛情をしかと受け止めた生徒達。
午後の勉強も頑張れそうだね。
午後のみんなの努力は明日のブログで~
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