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【読生感想文】運転者【喜多川泰】

「運」というものをどう捉えるか、
これはなかなか難しいんよね。

論理的に真面目に考察されたり、
スピリチュアル的に語られたり、
色んなアプローチで正体に迫るような書籍もある。

この「運転者」は、運そのものについてというよりは、
どこから来てどのように運営されているのか、
こう考えると良いよねステキよね、
という1つの形を提案してくれる。
そんな感じのお話でした。

なんつーかねぇ、、、
スゲー読みやすい笑
読書慣れしてなくても、
ベテランタクシードライバーの運転みたいにスルスル行くね笑
読み終わっちゃうと、
「あれ?もう着いたん?」みたいな笑
「ちょっとスマホいじりながら軽くうたた寝してただけなんすけど」みたいな笑

視点の切り替えとか心理描写とか伏線の回収とか、
定番のテクニック的な部分も安定感あるお手本みたいな感じで、
最初から最後まで品の良いお話でお見事って感じ笑

フィクションなのはわかってるはずやのに、
自分の身にも起きたらどうしようかなって、
なんかちょっとワクワクしちゃう感じの不思議な期待?
みたいなモンが湧いてきましたね。
いやマジで笑

手紙屋も読んでみたいなぁと素直に思いました。


著者;喜多川 泰さん

あらやだステキなおじ様やん笑
品のある感じがグッド。
ジャケットの胸ポケットからハンカチーフは確実に紳士。
紛れもなくダンディズム。

一緒にアールグレイティー飲みたい笑

読みたくなるよね笑

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