セプテーニグループのメンバーたちがミッションについて熱く語るイベント、メールバトン
こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは、企業理念・行動規範の浸透を目指す、グループ横断の有志プロジェクト「7th code プロジェクト」が活動しています。今回は、彼らからの寄稿記事をお届けします。
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こんにちは。「7th code プロジェクト」事務局です。
セプテーニグループでは、「7th code プロジェクト」メンバーが主体となって、年に一度、「メールバトン」を実施しています。
メールバトンとは、走者がグループミッション「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」とリンクした仕事のエピソードや思いをメールにしたため、グループ全体に対して配信するイベントです。走者は次の走者を指名し、バトンを繋ぎます。
4回目となる今回のメールバトンは、若手紅組・ベテラン白組の2本のバトンが全36名の走者によって繋がれ、所属会社の垣根を越えて熱いストーリーが繰り広げられました。
そんな今年のメールバトンは、どのような人たちの、どのような思いによって企画されたものなのでしょうか。メールバトンの企画を担当された3名にお話をお伺いしてきましたので、ぜひご覧ください!
▼澤井さん
2009年セプテーニ入社。アカウントプランナーとして100社以上のクライアントを担当した後、クリエイティブディレクターとしてインターネットを活用した顧客の課題解決に従事。2019年 gen-tenで入賞、現在は新規事業責任者として活動中。
▼谷中さん
2019年 セプテーニ・ホールディングスに新卒入社。経営企画部に所属し、企業価値向上をミッションに、スタートアップへの出資関連業務などに従事。
▼松井さん
2019年Septeni Japanに新卒入社。運用コンサルタントとして半年ほどリスティング広告をメインに担当。現在はディスプレイ広告を中心に、さまざまな業種のクライアントのデジタルマーケティング支援に従事。
─ まずはみなさんが、なぜ7th code プロジェクトに参加しようと思ったのかを教えてください。
澤井さん:
7th code プロジェクトから発信される取り組みは、プロジェクトに加入する前には、いち社員として見聞きしていたんですけど。
まいにちりねん(※)やメールバトンなどが、自分自身の仕事のスタンスを改めて見つめる機会になったり、他の社員のみなさんがどんな思いで仕事と向き合っているかを知ることができたり、すごく刺激になっていたことに気づいて。
(※)企業理念や行動規範にまつわる名言を紹介する日めくりカレンダー
「そういう取り組みって、どういう人達がどうやって企画運営してるんだろう、私も一緒にやってみたい!」そう思ったことがきっかけです。
─ 澤井さんが7th codeプロジェクトに加入した時期と、gen-ten(※)を経て新規事業開発に取り組み始めた時期ってすごく近いんですけど、それも何か関係ありますか?
(※)グループ内で毎年実施される新規事業プランコンテスト
澤井さん:
あると思います。私はこれまでずっとSepteni Japanにいたので、異動するタイミングで「グループのことをもっと知りたい!いろんな会社の人と仕事したい!」と思ったんですよね。それも理由の一つかな。
─ ありがとうございます。谷中さんはいかがですか?
谷中さん:
僕はこのプロジェクトに参加した当時、IRを担当していたんです。セプテーニグループの価値を投資家の方々に伝えて、評価していただき、投資してもらう仕事ですね。基本的には、いちばんわかりやすい数字の部分で評価していただくことが多いんですけど、でも、数字だけで測れない企業の価値って、ものすごくたくさんあると思うんです。
そういった価値をお伝えする上でも、セプテーニグループがどんなことを大事にしていて、どんなカラーの会社なのかを投資家の方々に理解していただけると、すごくいいんですよね。なのでIRという立場として、自分自身でしっかりグループの価値観について話せるようにしたかった、というのはあります。
それに加えて、より企業理念を浸透させていくことで、企業価値の最大化に貢献したいと思ったことも参加理由ですね。
─ なるほど。グループ会社の垣根を超えて同じプロジェクトに取り組む機会というのはあまりないと思いますが、やってみていかがですか?
谷中さん:
事業会社の方々とご一緒すると、発見がたくさんあって楽しいです!問題解決のアプローチにも違いがあって学びがありますし、アイディアが出てくるスピードがものすごく速くてびっくりしました。
こういう手挙げ型のプロジェクトには優秀な方が集まるだろうなと思っていて、そういう方と関わる機会を増やしたいというのも参加の理由の一つだったので、いろいろな方と一緒に何かに取り組めるのはすごくいい経験になっていると思います。
─ ありがとうございます。松井さんはいかがですか?
松井さん:
僕の動機は、「グループをもっと知りたい、会社をもっと好きになりたい」です。所属しているSepteni Japan以外の会社の方々って、なんとなくカラーが違うなと思っていて、それを知らないままこのグループに在籍してるのってもったいないと思ったんですよね。
─ 実際にグループ会社の方々と一緒にプロジェクトに取り組んでみて、いかがですか?
松井さん:
意見の切り口や、仕事の進行の仕方など、普段業務で関わってる方々とはまた違うやり方を知れて勉強になりますね。
特に刺激になったのが、視点です。「グループとして外部からこう見られている」「投資家の方々からこう言われている」というのは、事業会社の中でクライアント向き合いをしている業務だとなかなか気づけないことだったりします。
でも、そういったグループの全体感を理解していたほうが、クライアントに提供できるソリューションの幅も広がると思うし、何より、知ることでもっと会社のことを好きになれるし、好きになったほうがより仕事にも身が入るし、メリットが多いんです。
─ ありがとうございます!それでは次に、なぜメールバトンの企画担当に立候補してくれたのか、教えてください。
谷中さん:
昨年僕たちが入社した時、ちょうどメールバトンがまわっていて、ものすごく読み込んでいたんです。一言でいうとファンだったので立候補した、という感じでしょうか。
─ 特に記憶に残っているメールバトンってありますか?
谷中さん:
社歴の長い先輩社員のバトンです。これまでの仕事を振り返る文章の中に「インターネット導入」というフレーズがあって、そのインパクトの強さで印象に残ってます。
─ あのバトンはグループの中でも印象に残っている方が多いと思います。「インターネット導入」は、グループ6期目の経営計画書にあったフレーズのようです。
谷中さん:
インターネットに初めて触れたときの衝撃って、人それぞれあると思うんですけど、グループにインターネットが導入された時の期待感や混乱が、なんだかありありと伝わってきたんですよね。
あとその先輩はメールバトンの中で、このようなエピソードを綴っていました。
わーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
しまったーーーーーーーーーーーーーーーー!
何寝ぼけてたんだろう、私!
これ、私の仕事だーーーーーーーーーーーー!
(中略)
ただ、作業として全部を処理していただけで、
それが何にどう影響して、自分が何をすべきなのか、全くつながってなかった。
(中略)
その当時は、現在の行動規範はありませんでしたが、
この時に初めて「経営者の目線」に立つ準備ができたと思います。
まともに考えることができずにいた状態から、
自分に与えられた状況を理解し、受け入れ、正面からぶつかっていけるように、
気持ち的にはとてもスッキリと切り替えできた瞬間でした。
僕も仕事をいている中で「わーーーーーーーーーーーーー!」となったことがあって、これを読んだ時に、「あぁ、こういうことか」って、バトンに書かれていた内容を追体験した気持ちになりました。
松井さん:
そのバトン、僕も覚えてます!
僕もメールバトンのストーリーが大好きで、以前グループ内で配られたメールバトンを読み物にした冊子、かなり読み込みました。
メールバトンのような読み物って、会社のカラーがよくわかるんですよね。あと冊子とかでの取り上げられ方を見て、こういう考え方が重要視されてるんだな、というのも理解できる。
─ みなさんに読んでいただけて嬉しいです!では松井さんも谷中さんのような思いからメールバトン担当に立候補してくださったのでしょうか。
それもありますが、僕が立候補した理由は他にもあって。僕は入社時の面談で、マネージャーの方たちや、グループで活躍している方たちの考え方に触れる機会をたくさん持つといいよ、とアドバイスをもらっていたんです。メールバトンってそれにピッタリだと思って、だったらもう企画側に入っちゃえ、と。
▲社内配布したメールバトン冊子「storie(s)」
─ なるほど。澤井さんもメールバトンの企画担当にチャレンジした理由を教えてください。
澤井さん:
私のチャレンジ理由は「メールバトンの企画ってすごく貴重な機会だからやりたい!」だったんですけど。
先日、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の著者、山口周さんがセプテーニグループ向けの講演で
「うまくいく経営とそうでない経営の差は意思決定。意思決定は経営者だけがするものだと思われることがあるが、そうではない。日々社員も意思決定をしている。そしてその意思決定の積み重ねが結果となり、企業のカラーになっていく。」
とおっしゃっていて。ものすごく「それだ感」を覚えたんですよ。自分が感じていた「貴重さ」を言語化してもらったというか。
メールバトンって、セプテーニグループを象徴するイベントの一つだと思うんです。そんな大切なイベントの裏側に参加できる仕組みがあって、そこに参加して自分の意見やエッセンスが反映されて、少しだとしてもそれが会社のカラーになっていく。それってすごくないですか?
─ なるほど、そうだったんですね。メールバトンのオンライン企画会議、ものすごく白熱したのをよく覚えています。みなさんそれぞれに、メールバトンへの熱い思いがあるからこそ、だったんですね。では具体的にどのように企画を詰めていったのか振り返りましょうか。
澤井さん:
まずは、前回の振り返りから始めました。7th code プロジェクトの4期がスタートする時に、事務局から3期に実施した取り組みと、それぞれに対する社内アンケート結果を共有してもらったんですけど。
「企業理念・行動規範に対する理解や共感が深まったか」という質問に対して、メールバトンは約半数のアンケート回答者が「とても深まった」「深まった」と回答していて、他の取り組みの結果をはるかに上回ってたんですよね。
で、「それってなんでだと思う?」っていうのを、当時まだ新卒1年目だった谷中さんと松井さんにひたすら質問していました(笑)
谷中さん:
そうでしたね。あまりにも盛り上がって充実した会議だったから、二晩くらい寝る前に思い出しましたよ(笑)
澤井さん:
それでふたりの口から出たのが、「身近な人が語ることで自分ごと化される」「ミッションという遠く感じがちな存在も、実際のエピソードに乗ると距離が縮まる」という二点でした。
─ そうでしたね。今年のメールバトンは、あらかじめ事務局側で「お題はミッションに絞る」「複数本まわす」という前提だけ決めていました。その上で、どうチーム分けをすれば、より多くの社員にバトンを通じてミッションが浸透するか。お三方にはそのあたりを重点的に議論をしていただきました。
松井さん:
いろんなアイディアが出ましたねー。会社対抗バトンとか、東西対抗バトンとか、グループ会社それぞれの中で回してもらったらどうか、とか。
─ 昨年のアンケートの中に「年次が上の走者ばかりだと読む気にならない」「若手管理職のエピソードが聞きたい」といった声もあって、それも会議でみなさんに共有しました。
澤井さん:
そう!「若手のみんなって、もっと偉い人の話を聞きたいのかな?」って思ってたんだけど、どうもそうではないらしい、というのが二人の意見からもわかりました。
松井さん:
もちろん年次が上の先輩の話、さっきのインターネット導入じゃないけど、そういう話もすごく面白いし、僕はもっと聞きたいと思いますけど、でもエピソードの内容によっては、今と状況が異なりすぎていてリアルさが薄れるという部分もあると思います。
いつもお世話になってる先輩が「Aさんって、めっちゃすごいんだよ」と日頃から言っていたとして、そのAさんの具体的なエピソードとか聞けたほうが、より共感しやすいというか。
─ 最終的に、入社6年目までの若手メンバーを走者とする紅組under6th、部長以上を走者とする白組ベテラン、この2本でバトンをまわすことになりました。
谷中さん:
2ラインにして、僕はすごくよかったと思いました!2層になったので走者自体の数が増えたということもありますけど、メールバトンに返信してくれる人も多く、全体的に関わってくれた人が増えたと思うんです。
─ 規模がそれほど大きくない会社の若手社員がバトンをつないだ時に、その会社に在籍する複数のメンバーが返信してくれてましたよね。グループ全体に対して全員返信するのって心理的ハードルはそれなりにあると思いますが、それ以上の何かがみなさんの背中を押してくれた、ということなんでしょうね。
松井さん:
そうでしょうね。ちなみに今回のメールバトン終了後のアンケート回答の中に、「メール以外の、もっと多くの人が参加しやすいツールを使ってバトンをまわせないか」という意見がありました。
メールバトンって、発信してくれる人がいちばん理念のシャワーを浴びていると思うんです。この機会にあらためて自分のことを見つめ直したり、会社の好きなところを再発見する機会にもなったのかもしれないなと。
そうであるなら、もっとライトに発信できる仕掛けや仕組みを検討したほうが、より効果的なんじゃないかなって思ったんですよね。あれ?これもう来年の話してます?(笑)
─ よろしければ来期もぜひプロジェクトに立候補くださいね(笑)
谷中さん:
たしかに来期のメールバトンでは、もっといろんなチャレンジをしたいですね。継続参加するからこその意味や価値もあると思うので。
松井さん:
こういう人にこういうことを書いてほしい、というリクエストがあってもいいかもしれませんね。
谷中さん:
それもアリかもしれない。でも、縛りがあったからこそ、これだけの熱量が生まれたってことでもあると思うんですよね。
─ 話が尽きなそうなので、続きは来期のメールバトン企画で話しましょうか!
澤井さん:
ふと思ったんですけど。私、7th code プロジェクトに参加してなかったら、普段仕事で接点のない松井くんや谷中くんと一緒に、何かに取り組むことってなかったと思うんです。
会社や仕事内容が違っても、「理念」っていう共通のものでつながれるのって、すごいことだと思うんですよ!
谷中さん:
そうですよね。僕、先日gen-tenの予選に出場したんですけど。それにあたって、経験者である澤井さんにいろいろ相談にのっていただいたんです。このプロジェクトでのつながりがなかったら、お声がけできなかったと思うので、本当にこのご縁って貴重だと思います。
─ 普段の業務では関わらない人たちが、それぞれのエッセンスを持ち寄り、かけあわせて新たな価値に昇華させていく。まさに横断プロジェクトの醍醐味ですね。みなさん、ありがとうございました。
▲7th code プロジェクトの「7」ポーズ!
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*編集後記*
今年のメールバトンは、図らずしてテレワーク期間に実施されました。
はじめてのグループ一斉テレワーク。
すれ違いざまに生まれるちょっとした雑談など、オフィスにいたら当たり前だったことがなくなって。ちょっとさみしいな。みんなどうしてるのかな。そう感じることもしばしば。
そんなときにメールバトンが届くと、離れた場所でがんばっている仲間の姿が目に浮かび、運営側としても元気をお裾分けしてもらった気分になりました。パッションあふれる内容に感情移入して胸が熱くなることも。
今年はメールバトンのスピンオフ企画として、初の試みとなる人気走者による社内ラジオもスタートしました。
さまざまなチャレンジを通じ、7th code プロジェクトメンバーと共に、これからもメールバトンを進化させていきたいと思います。
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