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なぜ音楽を仕事にできたのか?と、あの時の失敗を振り返る。

望月ヒカリです。作曲家と鍵盤奏者の二刀流音楽家です。プライベートでは3児の母でもあります。

まずはお知らせです。9月1日から25日まで、第18期生の募集をします。ご興味のある方は奮ってご応募ください!

さてさて。来年2025年は、プロとしてデビュー(フリーランスとして開業)をしてから丸20年になります。21歳〜22歳の頃です。ということは、わたしは来年、、、ええと、割愛しますね。

せっかくなので、何か記念にやってみようかな、、、ともぼんやり考えつつ、でも末っ子が小学1年生になる年だから、どうなるかなぁ…の思いもありつつ。現時点では半々って感じです。

ちなみに、一番最初に音楽でお金をもらった仕事自体は、2002年、19歳の学生時代の頃です。でも、そこをキャリアの起点とは考えていません。卒業してからの3年弱は、アルバイトをしながら音楽の仕事もして、、、という感じだったので、自分の中では、またちょっと違う扱いにしています。

今は時代も違うので、当時とはまた違う手段でプロになれたり、お金を稼げたりすると思いますが、振り返ってみたときに「あの判断がよかったんだな」と思ったことがあったので、今回はそれについて書いていきます。今回の記事は定期購読マガジン読者用に書いているので、単価を高めにしています。

・運が良かった

元も子もないのかもしれませんが、本人が物心つく前から、ヤマハ音楽教室の幼児科の習い事をしていたのは、今思うと、かなりラッキーでした。子供をヤマハに通わせるのは、母の夢だったそうで、きょうだい皆、4歳から通っていました。でも、みんなそれぞれのタイミングで辞めています。

耳の発達は、小さい頃からいかに色々な周波数の音を聞くか?だったり、音感の教育を受けるかが大きな差になるようで。わたしは絶対音感があるんだけれども、それのおかげで耳コピは速いし、カフェとかファミレスとかにいても、イヤホンと対象の音源と五線紙があれば、譜おこしができます。歌や楽器のピッチがわかったり、チューナーなしでもチューニングができたり、音のきっかけがなくてもアカペラで歌える、などが特技として挙げられます。

でも、だからと言って、それらが作曲や演奏が上手くなることに繋がるか?と言ったら、必ずしもそうではないと思います。現に、自分の歌唱力でいっても、音は取れるけれども、歌が上手いわけではないしね(下手ではない、くらいかな)。

でも、演奏業では自分のパートを耳コピして譜面にしたりもするし、作曲業でも、何か参考にする曲があった際に、それを真似してDAWに打ち込んだり、楽器や音色の判別もできます。先に書いた特技のおかげで、それらが速くできるし、そのおかげで他の作業時間を増やせる、というのはありますね。

音楽をやっていると「あれをやっておいた方がいい」とか「理論なんて知らなくても曲は作れる」などなど様々な議題は上がってくるけれども、個人的にそれらは、基本的には食べ物の好き嫌いや宗教とおんなじだと思っています。理解ができるものには共感や納得はできるけれど、そうでないと嫌悪感や劣等感を抱いたり、粗探しをしたくなるような。そんな感じ。

だからそんな温度感で聞いていたりするんだけど、ただ、「音楽をやる上で何か、これがあるといいと思うものはなんですか?」と聞かれれれば「耳と感(勘)のよさ」と答えますかね。それと、もうひとついいなら、


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