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「死ぬ気で」が思ってたのと違う用法だった一冊
サンティアゴ巡礼の本を検索しまくっているわたしにアルゴリズムがオススメしてきた一冊。
『だから死ぬ気で旅に出た』
※アイキャッチ画像は紀伊國屋書店検索ページより
気になってすぐKindle課金した。
新幹線に乗ってすぐ読み始め
ここ数年における最速記録
1時間半で一気読みした。
久しぶりに「あ、これ止まらないやつ」な
読書スイッチが入った一冊だった。
「死ぬ気で」の使い方
タイトルを見た時のわたしは
「死ぬ気で勉強する」とか
「死ぬ気でトレーニングする」とか
命を落とすとかではなく
“必死に頑張る”というニュアンスの「死ぬ気で」だと思ったんだけど、そうじゃなかった。
ゆかりさんの話
ペルーのドミトリーで一緒になったゆかりさんのエピソード。
思い切って会社を辞めて日本を飛び出して
ずっときてみたかったマチュピチュに。
ほんの2ページと2コマだけの登場だけど
ゆかりさんの描写はとっても印象に残ってる。
ベネズエラ軍とのバトル
アジア人差別+ルールも法律もクソもないなめくさった対応して賄賂を強要するベネズエラ軍とのバトルが大好きだし、この状況でバトれる冷静さと知識と語学力と度胸がすげぇのよと思った。
二択
人と人とはわかりあえないのが大前提。
居心地が悪ければ、
別の居場所を見つけるか、
今いる居場所をよりよくするかの
二択しかない
そう。「置かれた場所で咲きなさい」教育が色濃いJAPANでは“別の居場所を見つける”ハードルがけっこうたかかったりするんだよなぁって。
この一冊、こんな人にオススメしたい
旅が好きな人
一人旅に憧れる人
家族なんだから信仰に苦しんでる人
一旦大きめに環境変えたい人
今メンタルがヘルシーじゃない人
エッセイが好きな人
エピソード一つ一つが強烈すぎて感覚バグりつつも楽しく読める一冊なのでオススメ。