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「愛用すれども愛着せず」とは
『機嫌のデザイン』
というタイトルの新書。
ご機嫌に生きることを模索中のあたくしに刺さるタイトルと、黄色が好きなアタクシの目を引く黄色い本。
「愛着」はいいことなのでは?
ー「愛着」とは一見、よいことのように思われますが。
たしかに愛でることはよいことかもしれません。しかしそこには「愛着=執着」という図式があって相手に見返りを求めたり、依存へとつながったりしますよね。
「これでないとダメ」と執着するのは、あまり健やかとは思えません。
人やものもずっとあるわけでもないし、時には壊れもします。そんな「覚悟」を前提で付き合わなきゃと思っていますので。
ーなるほど。何事も永続するものではないという前提に立つと、愛着はむしろ危険ですね。
愛着にくるまれた期待
愛着のあるコート
愛着のあるペン
愛着のある電車
愛着のあるラーメン
愛着のある毛布
愛着のある居酒屋
愛着のある街
愛着の内側に包んだ期待をチラッと見てみると…
いつもわたしの期待通りに機能してくれて
期待通りの肌触りで
期待通りの味で
期待通りの正確な運行をしてくれて
期待通りの居心地の良さは変わらずに
期待通りの景色がそこにはあって…
こうやって書き出してみると
3年5年10年後も期待通りな可能性って
そんな高くないのか。
加えてわたしの好みや感覚も変わるだろうしね。
ふむふむとなった話題
上述の愛用と愛着の話のほかに
・おでかけの時にはポケットに◯◯と◯◯を
・してもらう側でなくて「仕掛ける側」の意識
・損をしないと得に至らない話
も、ふむふむとなった。
こんな人にオススメ
日々に少し息苦しさを感じる人
物や思い出を大切にできる人
人のペースにあわせるのにうんざりしてる人
転職なり引越しなり環境を変えようと思ってる人
ご機嫌に暮らしたい人
にオススメしたいなーと
個人的に思った一冊でした。