カミーノ3日目で消えたトレッキングポールと2代目の話
サンティアゴ巡礼路にて遠征散歩中のあたくし
遠征散歩3日目にしてまぁまぁ重要なアイテムに分類されるトレッキングポールを無くした。
ある朝の忘れ物
わたし普段そんなに忘れ物とかする方じゃないんだけどなぁ。まさかこんな大きな忘れ物するなんて…
この日はアルベルゲから巡礼路に出る道のりがちょっと複雑で、方向音痴のわたしゃちゃんと進めるかしら問題にすっかり気を取られてて…
気づいたのは1.5㎞くらい進んだとこで、急いで戻ったけど杖立ては空っぽ。
宿にメッセージ送ってみたけど無反応(まぁスペインだしねここ)
盗まれたのか
誰かが届けようとしてくれたけど会えなかったのか
事実はわかんないけど
あまりにも早い段階で共にピレネーを越えたトレッキングポールとさよならすることになってしまった。
忘れ物注意報
トレッキングポール(けっこう聞く)
シャツ(洗濯物干し場に忘れたり)
くつ下(同上)
充電器(差しっぱなし)
歯ブラシ(電動だとダメージ大)
ノート(これもダメージ大)
アルベルゲだと寝てる人いるから
スマホのライトで出発準備したりもするし
寝起きで頭働いてないからとにかく忘れ物が多い。
救世主現る
1週間くらいはトレッキングポールなしで歩いてたんだけど、たまたま会って一緒に歩いてたイタリア人🇮🇹の子に「トレッキングポール使ってないの?」って聞かれて
かくかくしかじかアレがアレしてよーって。
したら「俺のポール使いなよ?」って。
いやいやお気持ちだけでも嬉しいよって言ったら
「俺仕事あるから明後日にはローマ戻らんといけんのよ。ログローニョのホテルのフロントに預けとくからさ」って。
グラーーーッツィェェェ!
その話になる前にいい景色だったから写真撮るよ?って言ったら「Oh!You are so kind」って言ってくれてさ。「Of course!I'm Japanese!」って言ったら近く歩いてたオーストラリア🇦🇺のご婦人が「ホンマやで。日本人はみんなほんと親切!わたしが日本に行った時もな…」なぜか全部大阪言葉で再生された。笑
でもよ、お兄ちゃん、お兄ちゃんの方がずっと親切やで!
キュンです
連絡もらった通りログローニョついた日にホテルのフロントに行くと、メッセージの書かれた紙が巻かれたトレッキングポールがあった。
どちらかというと迫力ある見た目のスキンヘッドの彼がこのニコニコマーク書いてくれたんかと思うとキュンが止まらない。
いまでもしょっちゅう
「カミーノ順調〜?」
「仕事どうよ〜?」
って連絡取り合ってるカミーノ友達
もらったトレッキングポールは
登山の時も下山の時も
暑くてヘロヘロな時も
わたしのことすごい支えてくれてるよ。
再会した時は美味しいもんでもおごらせてな!
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