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『ダメをみがく』→真面目でちゃんとしてて自分の首絞めまくってグハってしてる人に読んでほしい1冊

大袈裟ではなく人生を変えた一冊
仕事との向き合い方
人との距離感について
考え直すキッカケになった一冊。
膝を打ちまくった一冊。

ほほぅ!

わたしはnoteの記事でも頻繁に
工夫という単語を使うのだけど
努力を工夫に置き換えてみる
という手法を覚えたのもこの本がキッカケ。


この本の特徴


対談形式且つ話題ごとの話が短めなので
読みやすくて好き。

深澤)それに女の書き手による対談っておおむねほめ合って終わるじゃないですか。(中略)わたしは津村さんのファンだし、すごく尊敬してるけれど、対談したかった理由は「尊敬してるから」というより、「この人のダメさをもっとみなさんに知ってほしい」っていう(笑)
津村)ダメさを(笑)
私のダメさもみなさんに知っていただきたいし。だって「ダメ」な話ってありがたいじゃないですか。

p14

例えば相性の悪い人の話でも
「こういう風にして話しかけてみましょう!」
とかではぜーんぜんなくて

深澤)向き合ったり頑張ったりしても、解決するどころか悪化させることがありますからね。
津村)理由を探す時間が無駄ですからね。
深澤)そう!そうなんですよ!(中略)合わない人と相性が合う日は来ない!

p36

紹介したい例えばのエピソード仕事編、人間編、オンナオンチ編などなど
あと20個くらいあるけどそれはまた後日。

鎖がゆるんで引き出しが増えた話


出張の帰りにこの本と出会って即買いして
新幹線でこの本読んで
自分の首絞めまくってた鎖が緩んだ
みたいな感覚があって。


自分の時間削って急ぎの案件対応して
自分の心削ってクソみたいな理不尽クレームに耐え
「お前正気か?」をグッと飲み込んで
拳をギュッと握ってパワハラ上司への殺意を飼い慣らし
肝臓の健康削って酒を飲み
睡眠時間削って仕事して勉強して

ちゃんと
まじめに
きっちり
段取り
アフターフォロー

20代のわたし

を心がけて生きていて
(今となっては心から謎。笑)
でもわたし本当は

ざっくり
アバウト
感覚でいいじゃん
昼寝大好き
めんどくさ

ホントのわたし

本当のわたしはよくも悪くもダメ人間なのに
こうあるべきのハードル設定をアホほど高くして
つま先立ちでジャンプし続けるみたく
2mくらいのハイヒール履いて歩くみたく
無理して無理して生きていて

ホントのわたし(ダメなわたし)との
乖離が淀川の川幅レベル
そんな暮らしをしてた頃だったもので。


とくにこんな人にオススメ


毎日がしんどくて崩れ落ちそうな人
ちゃんとしてる人
努力家な人
真面目な人
しがらみにウンザリしてる人
就活中の人
転職を考えてる人
家族との関係がしっくりこない人
意識高い系に胸焼けする人

※“女子の呪い”って書いてあるから男性はスルーしがちかもだけど、男性にもオススメ。


わたしは目からウロコ100枚くらい落ちたし
このポイズンな世の中を生き抜く引き出し
けっこう増えた1冊です。
オススメです。

#読書の秋2022

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