サンティアゴ巡礼を懐かしみつつ本にしていたら…
1年前の今頃、わたしはピレネー山脈を越えていた。
泥の話
まぁまぁ早い段階で降り出した雨はやがて雹となり
足場の悪い場所はどろっどろのCharcoで
足首までスポッと泥にハマって動けなくなってちょっと泣いた。
そういえばPuente la Reinaの街でこの
CharcoとBarroの違いを教えてくれたおっちゃん元気かな。
決して快適ではない道のりで
泥にハマったり
雨でびしょ濡れになったり
スペインの太陽に焼かれて溶けそうになり
びっくりするくらい日焼けしたり
重たいザック背負って山を越え
ケアはしてても足のマメに悩まされ
シャワーが出なかったり
シャワーは出るけど水だったり
コンビニどころか自販機もない荒野を進んだり
ふとした瞬間に
なんでわたしこんな苦行にみを置くことにしたんだっけな?
って。
もうええわ!or CAMINO AGAIN
そんな道のりなので
1回行ったらもういいわ!
って人もたくさんいるだろうし
すっかりカミーノ中毒になっちゃって
Life is CAMINOの人にもたくさん会ったし
わたしも歩き始めてすぐ
NEXT CAMINOのこと考えるくらいには
虜になったし
日本に帰国してから
東京でカミーノフレンズに会った時も
みんなでNEXT CAMINOの話してた。
サンティアゴ巡礼BEFORE AFTER
ハイヒールコツコツしてた時は
ストレスMAXで不眠が続いてたこともあり
他人と同じ空間で寝るなんて絶対絶対選択肢に入らなかった。
そんなわたしがカーテンもないドミトリーで
睡眠を確保できるようになるなんて…
そんな感じのBEFORE巡礼のわたしはNGだったけど
背に腹は変えられねぇ!
とやってみたら仕方ねぇOK
の項目がだいぶ増えた。
1番大きいのは
生活するにあたっての最小限
が大幅に見直されたこと。
だって背負える大きさと重さには限りがあるから。
ドライヤー重すぎ→自然乾燥でよろし
フワッフワのバスタオルは嵩張る→日本手ぬぐいでよろし
化粧水は重たい→ハンドクリームでよろし
保湿クリームも重たい→ハンドクリームでよろし
ヘアワックスは嵩張る→ハンドクリームでよろし
もちろん人によって譲れないラインはぜーんぜん違うと思うけども。
本を作るプロジェクトPart2
そんな思い出いっぱいのサンティアゴ巡礼のこと
フォトエッセイにしてみた。
とってもとっても楽しかった。
ほんで今アップデート版作成中。
ありがたいことにカミーノフレンズがコラムを描いてくれた!
素敵なコラム含めどういう構成にするか練るのも
どの写真挿入するか考えるのも楽しい。
と、本と向き合っていると
巡礼BEFORE AFTERにたくさん気づけて
なんだか嬉しくなる。