伝えたい事、伝わること

伝えたいことがある。本当にそう思います。

一番、大切にしたい事、伝えたい。これを教えてあげたい。

本当に、それは?大丈夫?と考えることがあります。

僕は、20歳から塾の講師をさせてもらっていました。実は、作業療法士よりも教育現場の方が長いのです。支援学校の教員もやってましたし、実習教育、新人、スタッフ教育と20年以上ずっとしている気がします。

学生に教師をしていたと言ったら、「あ~そんな感じですね」とよく言われます。いい意味で、学生は緊張感なくのびのび実習してくれることが多いです。いつも長期の臨床実習は「考える事大変だったけど、楽しかった!」と笑顔で言ってもらえます。スタッフへの最終の挨拶の時に、これを言われたときはびっくりしましたが(笑)。

教育実習の時や教育学原論、評価法などいろいろと教師になるためには学びます。ちなみに、中学校理科、高校理科です。高校理科は、地学、物理、化学、生物の単位を取ったのですべて、教えることができます。うちの大学特徴があったので、学芸員も持っています(笑) 作業療法士で働けなくなったら、教師の非常勤、水族館、動物園で働けます(笑)

それは、さておき、僕はそのときに教えてもらってすごくためになったことがあります。「学校の成績は生徒のためではなく、自分の目標点60点をしたらそれにいかに学生たちが到達できたか」「60点に満たない学生が多数だったらそれは、教師の教え方が悪い」「テストは、教師がどのように伝わったか知る手立てである」と。

さまざまな、考え方があるので、一概に言えません。あくまでも、僕が学んだ授業のことです。

しかし、僕の方針にもなっています。どうしても、教えても60点に満たない人もいます。考え抜いて、力を引き出して、どうするか。ティーチとコーチを駆使しますが、無理な時はあります。それは、自分の教え方、いろいろな要素がまだまだなんだと。

もう一つあります。僕は、理系の大学だったのですが、数学の教授がずっと黒板に式を書き続けて、こちらを向きません。そして、書いて消してを繰り返す。その人は、本当にすばらしい数学の先生ではあります。

しかし、伝わらない。他の人がいいました。「自分で自慰行為をしているようなもんだよね。」楽しいだけが授業じゃない、学ぶことでないと思っています。

でも、伝わらないと意味がないんじゃないかと思いました。

こんなこと言ってますが塾の講師をしているときや実習教育など思い上がることがあるんですよね~失敗をいっぱいして、今があります。それは、また続きを書きます。

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