展示会場で「どうやって収納しているんですか」という質問が多かったのでお答えしますー隙間狙い(´・ω・)
展示会では、222点の戦時下資料(本、書類、瓶、玩具、人形、記念品、旗、などなど)に加えてパネル展示やら、どこに収納しているのか、よく尋ねられました。結論から行けば「隙間狙い」です!
まあ、自宅を建てる時、とにかく本は好きで多かったし、並べておきたかったので、可能な壁面にはできる限り作り付けの本棚を作りました。これが一番威力を発揮していて、本、紙類は直射日光の当たらないこれら壁面の本棚に収納します。
本来は中性紙の袋に入れるべきところですが、とりあえず酸化をふせぐため安価な事務用ビニール袋で収容。密閉すると逆に湿気が来てカビの元になるので、少しの空気の流通は確保します。こちらの絵本、寄贈いただいて喜んで本棚に並べたら、(それまで段ボールに押し入れという環境)乾燥してきてすぐバラバラになりそうになり、あわてて袋に入れました。
こうしたものの湿気を防ぐには、適度な空気の流動が必要ということで、直射日光の当たらない場所でこんな感じでだいたい保管してきて、劣化は顕著なものはみられません。
さて、立体物の収納ですが、これは押し入れに頑張ってもらっています。
押し入れ保管は、扉のある場所もない場所もありますが、どちらでも直射日光が当たらないようにすれば良いと割り切っています。
そして、こちらの何の変哲もない箪笥。(脇にはパネルが押し込んであります)開けますと…
そして、空間を見つけては立てたり横にしたり。
まあ、こんな感じで。服の類は、クローゼットに紛れ込ませています。大きなパネルもクローゼットの服の後ろに潜ませるなどして何とかかんとか。
約6000点といっても、紙類が主なので助かっています。大型のポスターとか双六とか、一度パネルに入れると、それで丸めたりしないし酸化もしない収納となるので、そのままにして新しくパネルを買うことも多いです。
とにかく、直射日光を避ける、空気の流動のある場所、という条件を満たせば、なんとかなるので、隙間をうまく活用するほか、読まなくなった戦争関連でない本などは、だいぶ処分してしまいました。うちから戦時資料と資料本を全部だすと、すっきりしてしまいますねー。
あとは、これをどうやって次世代につなぐか。散逸していたものを集積したところに意味があるので、まとめて伝えたいものです。それでこそ、生涯かけてきてこれからもかけていく意味があると思うのです。
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