諦めきれず
諦めきれず、もう一度花屋のバイトをしていました。
今回も短期雇用で週4フルタイム、朝6時起きの日々を送っていました。
つい先日最終日を迎えましたが、店舗から私をイメージしたフラワーボックスと寄せ書きが渡され、思わず泣きそうになりました。
前回も母の日の増員により短期でバイトをしていましたが、今回はまた違う花屋で主に水揚げと水換え作業がメインの業務をしていました。
前回バイトの時点で、花屋は思ったより体力勝負であることと手作業が多いこと。
でもその先にある、花を買いに来る人のために頑張れるということに気がつくことができました。
今回は開店前の店舗の水換えと花のメンテナンスから始まり、花の入荷日にはひたすら水揚げをしていました。
前回の花屋とは全く違う作業の仕方で、これもまた面白いなと感じていました。
私がいたところは本店ということもあり、閑散期にも関わらずお客さんの入りが多く、慌ただしい印象がありました。
そんな中でもスタッフの皆さんは常に笑顔で、短期の私に対してもコミュニケーションを取っていただきました。
とくにマネージャーは、ひとつひとつの作業を終えたあとに報告しに行ったら、必ず笑顔で「ありがとう」と言ってくれました。
ゴミの袋を変えただけでも、、
そして褒めてくれます。
私もそんな人でありたい。
どんなに忙しくてもそのそぶりを見せず、優しくしてくれて仕事はテキパキこなし、落ち着いた対応でスタッフの方々をまとめていました。
最終日に少し話をしました。
「春さんはどこでもやってけるよ。自分の好きなことをしていったらいいと思うな。大丈夫、これからめっちゃ楽しみじゃん!!なにか困ったらこっち戻ってきていいからね!笑」
と言っていただき、私この人に出会えて良かったと心から思いました。
前職では「ほんと仕事できないよね」と言われてた身からすると、本当に嬉しかったです。
寄せ書きにも皆さんからの暖かい言葉がたくさんあって、、短期であったことがとても悔やまれます。
でも今の私には花屋の正社員になる勇気がなく、いつまでもバイトでいる訳にはいかず、、という気持ちがこの2ヶ月間ずっとありました。
そこで今の私には時間が必要だと感じ、契約満了で業務を終えました。
まだ話し足りなかった人がたくさんいたけど、こんなにも暖かい方々に恵まれるとは思ってもいませんでした。
花のメンテナンスも難しかったけど、楽しかった。
花の搬入も真夏の中、トラックから店までダッシュで運んだこと。
花瓶を割って怪我したこと。
バラの棘が思ったより鋭かったこと。
真夏でもハンドクリームは欠かせないこと。
全部が全部愛おしくて大事にしたい思い出です。
帰りには先輩2人がお疲れ様会を開いてくれました。
2人とも次の日早番なのに遅くまで付き合ってもらい、、すごく楽しかった、、
「本当に寂しい」と言われ、短期だった私にとってはそう思ってくれるだけできて嬉しい気持ちです。
ただ、ブーケとかフラワーボックスの制作ができないまま現場を離れることが今すごく心残りです。
やってみたいこと、人のためにブーケをつくること。花を好きになったきっかけになった祖母にブーケを作りたいことかも。
また違う店舗で花屋をしてるかもしれません。
そう気づかせてくれたのは、現場の方々です。
ここで働けてよかった。
この2ヶ月は私にとって貴重な時間でした。
きっと一生忘れない、私のターニングポイントとなった気がします。
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