ターンアラウンドとSDGsに親和性はあるのか?〜Vol.2 SDGs編〜
ども!
TOTONOIの石橋です。
前回はターンアラウンドについて、わたし独自の考えでお伝えさせていただきましたがいかがでしたでしょうか?
意味がわからないと感じた方も多くいらっしゃったかもしれませんが、今回もぜひ最後までお付き合いくださいますと幸せです。
さて、Vol.2はSDGs編ということで、最近たくさん耳にすることが増えてきましたが今回も考察していきたいと思います!
SDGsとは?
かなり多くの人がこのことについて語ってらっしゃいますので、私があーだこーだ言うようなことではないのですが、もしかしたらよくわからないって方もいるかもしれないので、軽〜くおさらいしておきたいと思います!
すごく長いですが、正式な意味合いとしては上記で記載された内容ですね。
貧困、飢餓、健康、教育、エネルギー、経済、まちづくり、気候変動、海洋など多岐にわたって17のゴールと169のターゲットが設定されたわけです。
ジェンダーなどもSDGsに関してはとても重要な社会課題として設定されていますね。
17の目標
17の目標について、少し個別にみていきます。
ビジネスにつながるヒントが見えてくるかもしれません。
貧困をなくそう
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ飢餓をゼロに
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進するすべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する質の高い教育をみんなに
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進するジェンダー平等を実現しよう
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る安全な水とトイレを世界中に
すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保するエネルギーをみんなに そしてクリーンに
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する働きがいも経済成長も
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する産業と技術革新の基盤をつくろう
強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る人や国の不平等をなくそう
国内および国家間の格差を是正する住み続けられるまちづくりを
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にするつくる責任 つかう責任
持続可能な消費と生産のパターンを確保する気候変動に具体的な対策を
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する陸の豊かさも守ろう
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る平和と公正をすべての人に
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築するパートナーシップで目標を達成しよう
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
17個すべて達成するのが、2030年までみたいな状況になっているので、割とぶち上げたなと感じますw
ざっと眺めてみると、かなり抽象度が高かったり、意味合いとして被っているところがあったりなどで、少し不完全な印象も見受けられますが、私も部下と一緒に目標設定をする際に少しフワッとしておくように心がけてます。
定性的な目標の場合は評価が難しいため広範に成果が得られることを期待した形で抽象度を上げて目標設定するようにしています。
なので、SDGsにおいても各目標を広範に達成できるようにしているんだろうなと理解しています。
ビジネス視点で考えてみる
17のゴールの中には「ビジネス」と言う観点で描かれているものがほぼないように感じます。
つまり、「社会」を根底に考えられたもの。
私のようなひん曲がった解釈の人間からすると、やはりこういった目標は「絵に描いた餅」になるのではないかと考えてしまいます。
といった具合です。
ですので、私なりに17のゴールをビジネスの視点を持って考えてみたいと思います。
例えば、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「働きがいも経済成長も」と言うところでは大きくは食料と経済的自立(安定的収入)という部分でしょうか。
つまり、「1次産業における安定収入が安定的な生活を実現する」ということを目標にした場合、1次産業に従事されている方々の収入をどうやって上げる仕組みを作るかという課題が設定しやすいかなと思います。
そのためには、技術革新のインフラ基盤の強化も必要だし、パートナーシップの形成も必要になります。
また当然ですが、安全な水も必要になります。
環境という観点からも、再エネの普及やデジタル活用における電気インフラの効率化という部分でビジネス要素が考えられます。
まとめ
一つずつまとめていくと少しSDGsにおける「ビジネス」の可能性が見えてきた気がしてきました。
社会貢献という文脈では収まりきれない奥深さと広範な思考が必要だと感じましたし、ビジネス視点がないと解決できないほど経済の強さを感じました。
次回はシリーズ最後になります、「ターンアラウンドとSDGsの親和性」について考察していきます。
SDGsとビジネスは理解しましたが、ターンアラウンドはどうなんでしょう。
できるだけ読者の皆様にもわかりやすく表現したいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
TOTONOIは、混沌とした状況の中で闘っている中小企業の様々な側面からビジネス面のサポートを行っています。
少しでも興味がある方はぜひご連絡お待ちしております!