作楽(Rococo)#19 宝相華文/しぼ織
1,デザイン/宝相華文
宝相華文は、架空の唐草の一種。正倉院にも納められている、この時代最高といってもよい、デザイン。パルメット柄を基本に、インドから唐を経て、天平時代に日本に入ったもの。
仏教装飾にも使われていると蓮華系の一種とも言われ、帯や着物の世界でも、様々なアレンジがなされている文様です。
このRococoとあるのは、18世紀ヨーロッパ(特にフランス ルイ14世の時代)で流行した『ロココ様式』から。繊細で優美で、特にS字形に特徴を持つデザイン、それと日本の古典文