新宿の南口、人々が行き交う雑然とした交差点を曲がり、歩いてわずか3分、ひっそりと佇む白い石畳の小道を入ると、まるで空中にポッカリ浮いているような真っ白なホワイトコンクリートの柔らかな曲線に覆われた建築物が現れる。 まるでSF映画でにでも出てきそうな外観のその物体は離れたところから見ると寺だとはまず気づかないだろう、入り口に設けられた蓮の花が浮かぶ池が現れるまでは。 建物の足元がキュッと窄まっていて上に向かって広がるその独特なフォルムは建築家竹山聖さんによるもので白蓮花がフ
はじめまして 大学卒業後、銀行で10年弱勤務し一旦退職、2人の子供を育て、下の子供が小学校に進学時に復職。その後損保の自動車保険の見積もり、銀行業務などを経験してきました。職業柄、ファイナンシャルプランナー2級を取得し、宅地建物取引士の勉強をして合格。 美味しいものを食べること、お酒を飲むこと、旅や散歩をするのが大好き。 店に入った瞬間五感の全てが覚醒するような極上のフレンチからホッと心を癒してくれる大衆居酒屋まで。 好きなお酒の味や香りの違いがどこから生まれてくるのかを
「やあ、お久しぶり」と人の良さが滲み出るその柔らかい笑顔は以前と全く変わらない。品の良い佇まいの中にも人懐っこくおおらかで優しい人柄が溢れ出ている。 彼の名は羽多野さんという。 羽多野さんに出会ったのは4年ほど前、起業を目指す老若男女が集まり、政治家や地方自治体の長も輩出するある塾の講座の小さい一室だ。羽多野さんは当時からある事業を立ち上げようと模索し、過去の社会事業家のケースを学び、同期の受講生と侃侃諤諤意見を交わし合い、プランの熟考を重ね事業立ち上げのために邁進してい