(詩)春、雨の月
雨音はざあざあと激しく
それにつられるかのように なき声がする
桜 烏 人 心
あと
月
今頃 何してる
満ちたり欠けたり
大変なお年頃
それがなんともいとおしい
みえていないからこそか
みえていないものだけをおもう
みえているときは みむきもせずに
片割れのサンダルが
晴るを待つ水たまりに
ぷかぷかと浮かんでいた
拾い上げるとそれは寂しさの重さ
情けない顔が映った
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
雨音はざあざあと激しく
それにつられるかのように なき声がする
桜 烏 人 心
あと
月
今頃 何してる
満ちたり欠けたり
大変なお年頃
それがなんともいとおしい
みえていないからこそか
みえていないものだけをおもう
みえているときは みむきもせずに
片割れのサンダルが
晴るを待つ水たまりに
ぷかぷかと浮かんでいた
拾い上げるとそれは寂しさの重さ
情けない顔が映った
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?