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Drip pack coffeeは美味しくない?
こんにちは。人生色彩です。
もしあなたが無類のコーヒー好きだったら、Drip pack coffeeは邪道だと思いますか?
最近、スーパーをはじめ、コーヒーショップやチョコレート専門店などでも気軽に美味しいDrip pack coffeeを購入できる場所が増えています。私も中毒者?とも言えるほど1日中コーヒーを飲んでいる1人ですが、色々なブランドや味を試したく、ほぼパケ買いにも近い形でDrip pack coffeeを楽しんでいます。
しかし残念なことに、周りでは、1人で簡単に入れられるコーヒーのDrip packがいかに美味しくないかを唱える友達がとても多いことに気づくことに。。。
そこで、今回自分なりにDrip pack coffeeの不評の所以と、どうしたら納得して飲んでもらえるかを検証しました。美味しく楽しくDrip packを飲んでみたい!と思うあなた、固定観念を覆したいあなたはぜひお楽しみください!
ドリップパックおいしくない噂と実態調査
まずは身近で、どれくらいの人が実際Drip pack反対派か調査をしてみました。(といっても本当に僅かな人数です!)
調査人数:15人
男女比:男性5人、女性10人
年齢:20代〜50代
職業:サラリーマン、自営業、主婦
圧倒的に美味しくない:7
そもそも選ばない:5
あれば飲む:2
美味しい:1
「圧倒的に美味しくない」と「そもそも選ばない」は、ほぼ同じ意見との理解なので、そうなるとやはり、不味い:美味しい=4:1という評価となりました。泣
ドリップパックなぜおいしく感じないか?
マイナス評価をした知人に理由を聞いたところ、
「妙に少ない」「注ぎ口が小さすぎる」「手間がかかる」「味が薄すぎる」とのこと。確かに擁護派の私でも、納得するところもありというのが正直な意見でしょうか。。。
妙に少ない
実際、ほとんどのDrip packは、内容量8g。多くて12gです。説明を見ても、「140〜150mlのお湯を注ぐ」とされており、これは本当に小さいオシャレなミニカップサイズといったところ。1日のスタートの1杯は絶対コーヒーから!と楽しんでいるあなたには、少々控えめなサイズですよね。
朝は、せめて350mlくらいのカップで飲みたくありませんか?
味が薄すぎる
結局、140〜150mlという容量が少なく、せっかくだからと大きめのカップで淹れてしまうことが原因ではないでしょうか?私も、何度同じ失敗を繰り返したことでしょう?
高級マシンを使う以上に、意外と手間がかかるDrip packのコーヒー時間。それゆえに味を期待してしまうのですが、イメージ的にはエスプレッソやマキアートを飲むくらいの少なめの量で、ようやく期待に近い味に。
注ぎ口が小さい
推奨カップサイズが小さいこともあるのでしょうか?確かに注ぎ口が小さい!一度に注げるお湯は大さじ2、3杯程度?!
ゆっくり何度かに分けて注ぐよう指示もありますが、これではゆっくりの域を超えてフラストレーションです。しかも、専用の細い注ぎ口のついたポットでないと確実にお湯がこぼれます。
手間がかかる
「注ぎ口が小さい」ゆえに、手間と時間がかかるのは上記の通り。
だったら、普通に粉を購入しペーパー使って淹れたり、インスタントでいいじゃない?と思うのも納得です。
この点、メーカーの皆様、ぜひ改善お願いいたします!
さすがに、ここまでデメリットを感じてしまうと、敢えて買ってみようという気が萎えるのも納得です。
結局長所は何なのか?
でも、ここで引き下がりません!
実際、世の中にはコーヒー豆や粉に引けを取らない量のDrip packが溢れており、その種類は年々増加傾向にあるようにも思います。
それこそが、Drip packの良さに多くの人が気づいている証拠ですね。
以下は、私の考える主な長所4つ。もちろんまだまだありますよ!
・種類が豊富で、さまざまな場所で気軽に購入できる
・1杯飲み切りなので、失敗しても次に新しい味を楽しめる
・高価なコーヒーマシンに投資したりメンテナンスする手間が省ける
・色々なブランド、焙煎、ブレンドを場所や時間に応じて選択できる
短所は長所に変えてみよう
「短所は長所」と言いますね。
ここで、先ほどの不満のいくつかを解決すべく、美味しい飲み方の実験をしてみました。
実験1) 2パック使ってみる
量が少ない!という不満を解消するために、2パックを使って1杯分を作ってみました。
実際の1杯が2杯分の量になるのか?という点では、「またそれとは違う味だった」というのが正直なところ。
メリット:
量が少ない、味が薄くなってしまう、という問題を一番手っ取り早く解決できます。
デメリット:
1杯の価格が倍に。一袋100円前後で購入できますが、この方法だけではDrip packの良さを堪能しきれない?
実験2) 粉をより微粒にしてみる
1杯の味はもっと濃い方がいい!を解消するために、グラインダーで粒子をより細かくしてみました。こうなると、いよいよ化学実験でもしているような感覚です。
先ほど、2パックを利用する方法を紹介しましたが、1杯だけで味変できるかを検証します。
一般的に、粉は細かいほど味が濃縮されます。最適な粒の大きさは好みによりますが、違いをより鮮明に感じるために、購入時の半分ほどの粒子にしてみました。
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正気な感想、作り手本来の味ではないような気がします。必要以上に独特な苦味と雑味を感じるようになりました。
もう少し大きめに、ほんの少しのグラインドで十分だったかもしれません。
メリット:
・粒の大きさを自由に変更できる。何回か実験するうちに、好みの味を発見できるかも
・自分でコーヒーを調整する面白さがある
デメリット:
明らかにDrip packの手軽さというメリットから脱線
実験3) コーヒー専用ケトルを使ってみる
Drip packの注ぎ口は、誰が使っても小さい!と言えるのではないでしょうか?
ゆっくりお湯を注ぐために必要なサイズなのかもしれませんが、それにしても、ほんの少しポットを傾けるだけでお湯が溢れます。
その小さなパックに、一般のポットやケトルを使って少量のお湯を的中させるのはなかなか難しいものです!
運良く注げても、ドボっとお湯が出てしまったり、均一にゆっくり注がないと、雑味を感じるコーヒーに。
そんなストレスを解消してくれるのが、ドリップコーヒー派には必須とも言える、注ぎ口が長く細く伸びたケトル。
ゆっくり均一にお湯を注げるため、コーヒーのえぐみなどが出にくく、比較的簡単にバランスのとれたコーヒーを淹れることができます。
私のオススメは温度設定付き電気ケトル。コーヒーに最適な90℃をストレスなく沸かせます。ケトルによっては、注ぎ口の長さで、ちょうど良い温度になって注がれる逸品も有るので、まずは好みのモデルを使ってみましょう。
簡単に続けることが大事です!
メリット:
・高いコーヒーマシンを買わずに、より美味しいコーヒーを淹れられる
・小さすぎるパックのお湯の注ぎ難さを解消
・汎用性も高く、メンテンスも楽
デメリット:
ケトルを購入する必要がある(持っていない場合)
実験4) 市販のコーヒーペーパーを代用してみる
「注ぎ口が小さい」がゆえに「手間がかかる」といった問題を、なるべくシンプルに考えた結果、市販のコーヒーペーパーに移してみました!
移し替える手間はかかるものの、これはかなりシンプルな方法です。
思ったスピードで安定してお湯を注げると、それだけでストレスフリー。精神論になってしまいますが、ストレスがあるとそれが味にも影響しそうなので、そんな点でも味には期待ができますね。
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もちろん、グラインダーで挽き直した粉を、ペーパーに移してお湯を注ぐのもいいですよ。
メリット:
・ストレスフリーでお湯を注げる
・Drip packのように粉の袋がカップに入った状態ではなく、カップの上から注げるので、溢れたり、雑味がでたりしない
・通常の粉を入れる要領で注げるので、Drip packのメリットである色々な種類を違和感なくたくさん試すことができる
・4つの実験のうち、一番手軽
デメリット:
・パックがない場合、買う必要がある
・少しだけ手間がかかる
まとめ
さて、ここまで色々と実験をしながら、新しいDrip packの飲み方を検証してみました。
言うまでもなく、Drip pack の最大の魅力は、袋を開けてお湯を注ぐだけでインスタントのように簡単に飲めること、そして大袋や缶の豆や粉と違い1杯づつ試せるため、あらゆるブランドや品種を気軽に楽しめること。
だけど、その手軽さに加え、味や入れにくさを工夫し、可能性をもっと追求したい!というあなた。間違いなくコーヒー愛に溢れた素敵な方に違いありません!!!
そんなあなたは、Drip packならではの手間や、その時間を是非楽しんでみましょう。色々想像力を働かせて、楽しんでいることを楽しむ。それが一番美味しくコーヒーをいただける方法、そんな気がします。
今日も素敵なコーヒーライフを送りましょう!