【FE修了試験R05年06月】60問の解説リンクと必ず正解すべき問題
現在の科目Aの過去問は、修了試験(以前の午前免除試験)に切り替わり勉強法は少しぼんやりしています。
「基本情報技術者ドットコム(過去問道場)」さんは、令和4年以降は修了試験4回分から厳選した問題のみになり、全ての問題の解説はされていません。
IPA公式の「修了試験」で演習している勉強熱心な方は、「令和5年の6月の解説がない!」とモヤモヤしちゃいますね。
実は、修了試験の問題は本試験からの流用なので、解説は探せば見つかるんです。しかし基本情報技術者からは54%、37%は応用情報からと幅広く、イチイチ解説を探すのはすごく手間。2~3時間はかかります。
このNoteに以下5点をまとめました。
修了試験60問の解説サイトへのリンク
解説サイトとは別の視点での解説を追加
私の無料Noteへのリンク
科目Aを落とすのは、ITパスポートの勉強が足りていない可能性すらあります。
特ににギリギリで合格された方、1ヶ月以内で最速付け焼刃合格された方は苦労しているでしょう。私の専門学校の学生さんと全く同じ症状です。
各問題にマーキングもしました。
★【IP】:ITパスポートからやり直し!
★:基本情報技術者の学習が不充分
☆:科目Bや今後のために解けるようになるべき
以上の問題が解ければ、余裕を持って科目A合格。科目Bに集中できます。
私の試験対策授業のノウハウを詰め込みました。「しっかり学習をしたい方」だけのお役に立ちたいです。
申し訳ないですが、このNoteは有料です。1か月以上の時間をかけ、私も「仕事」として作成していますのでご理解頂けると幸甚です。
目次までは公開しますと10問まで無料公開します。
それでは始めましょう。
修了試験R05年度06月
問01★
解説サイト:基本情報技術者平成20年秋期 午前問4
コンピュータならではの誤差をまとめます。
ひとまず、桁落ち・情報落ちは必須として、残り2つはお好みで覚えてください。
桁落ち:絶対値がほぼ等しい数の差を、計算したときに発生
情報落ち :絶対値の非常に大きな数と小さな数の和・差を、計算したときに発生
打ち切り誤差:無限に続く数などの計算を途中で止めたときに発生
丸め誤差:表現できる範囲に収めるために、切捨て・切上げ・四捨五入をしたときに発生
桁あふれ誤差:コンピュータで表現できる範囲を、超えたときに発生(オーバーフロー、アンダーフロー)
問02
解説サイト:引用元なし
正答はエ。
標準偏差は、データのバラツキを数値で表したもの。これだけで解きますね。
ア:同じ数が足されただけなので、ばらつきはそのまま
イ:アと同じ
ウ:データの大小が2倍に増えたので標準偏差は増えるはずなので、誤り
標準偏差は、平均と違って馴染みもないし、計算も難しいで理解まで時間がかかります。余裕があったら解いて、普段は捨て問(勘)でOKです。
グラフの読み取り:基本情報技術者令和元年秋期 午前問5
標準偏差の計算:ITパスポート令和5年 問77
正規分布の理解:応用情報技術者平成30年秋期 午前問3
問03★
解説サイト:基本情報技術者平成21年秋期 午前問3
逆ポーランド表記法の変換で大事なのは、「どこまで変換したかを見失わない 」です。私は変換後は必ず「()」で囲むようにしています。
掛け算が足し算より優先だから()が要らない場合もあります。しかし、全部に()を付けましょう。()外しは最後、選択肢に合わせるためにすれば良いですから。
問04
解説サイト:基本情報技術者平成23年秋期 午前問3
解法を覚える必要はなく、問題文を読んでその場で解く問題です。
隣接行列は最近出るようになりましたが、どうしても難しければ捨てても良いです。とはいえ、勉強では一回は特集して演習すれば、すっと解ける瞬間がくるかもしれません。結局必要な知識ですからね。
問05
解説サイト:応用情報技術者平成30年秋期 午前問6
解法を覚える必要はなく、問題文を読んでその場で解く問題です。絵を描いて、深さ・葉や枝や節点の個数の関係を導いていきましょう。
問06
解説サイト:基本情報技術者平成21年春期 午前問7
探索法をまとめておきます。
線形探索法:先頭から順番に探していく
二分探索法:あらかじめ昇順か降順に並んだデータを、半分に分けながら探索範囲を絞って探していく
ハッシュ探索法:ハッシュ関数によって、データの格納アドレスを決めておき、探すときに一発で探し出せる
このようなハッシュ関数の使い方は、データベースでも使われます。またハッシュ関数は、暗号やディジタル署名でも出題されます。
次は計算回数の目安。
探索法:最大探索回数, 平均探索回数, 計算量のオーダー(桁)
線形探索法:N, (N+1)/2, O(N)
二分探索法:log2(N), log2(N)+1, O(log2(N))
ハッシュ探索法:1, 1, O(1)
「線形がNのなんたら、二分探索はLogが入るなぁ」程度でも効果あります。なお、NoteでLog表現が難しいので、テキストを参照してくださいね。
ついでに、ソートも知っておきたいですね。バブルソート、選択ソート、挿入ソート、シェルソート、クイックソート、ヒープソートなど多いですが、3つは頑張りましょう。
問07
解説サイト:基本情報技術者平成22年春期 午前問8
4用語なので重要。さらに漢字とカタカナも両方知っておく必要があります。
再使用可能(リユーザブル)
再入可能(リエントラント)
再配置可能(リロケータブル)
再帰的(リカーシブ)
英語を少し知っておくと良いです。動詞と名詞をカタカナ英語で書いておきますね。
使う:ユーズ、ユース(使用)
入る:エンター、エントランス(入口)
配置:ロケート、ロケーション(場所など)
「~アブル」は「~できる」という意味。
「再帰」とは「自分自身」を呼び出すこと。再帰関数の計算問題も出題されていますね。f(n+1) = f(n) + 2みたいな。
問08
解説サイト:基本情報技術者令和元年秋期 午前問12
算数が苦手な方の第一関門。しかし最もよく出る問題です。IT就職を考えている方はSPIや教養の範囲なので、諦めず挑戦し続けましょう。
問題は「何個の命令を実行できるか?」「実行時間は?」など聞かれますし、クロックは「クロック周波数」「クロック周期」の2通りで与えられます。
公式を暗記してケースバイケースで解くよりも、「単位はどうかな?」「指数計算の基礎はできてるかな?」と基礎学力を高めるような意識が必要です。
単位について。クロック周波数「Hz, ヘルツ」を「クロック/秒」、クロック周期を「秒/クロック」、命令を「回」と考えると解きやすくなります。>>数式は単位を見て立てる<<
指数の計算も慣れないかもですが、>>指数対策Note<< にて、たった1つの法則から全ての公式を導けます。基数変換やIPアドレスでも使うので、足し算引き算と同じように慣れましょう。
補助単位も3桁で名前が変わるので、日頃の万, 億の4桁とずれて気持ち悪いですね。まずは「100万(メガ), 10億(ギガ), 1兆(テラ)と、0が1つずつ減るなぁ」ぐらいでOKですよ。
問09
解説サイト:基本情報技術者平成19年秋期 午前問22
コンピュータの記憶装置周りをまとめますね。
レジスタ:CPU内の高速な記憶装置、計算や命令処理に直結
キャッシュメモリ:CPUと主記憶の速度差を埋めるための小容量メモリ(SRAM)
主記憶(メインメモリ):DRAM。揮発性の記憶領域。いわば机の上
ディスクキャッシュ:主記憶と補助記憶の速度差を埋めるためもメモリ
補助記憶:HDDやSSD。不揮発性の記憶領域。机の引き出し
仮想メモリ:補助記憶の一部を主記憶のようにアクセスする仕組み
問10★【IP】
解説サイト:応用情報技術者平成23年春期 午前問13
RAIDはたくさんあるのですが、基礎2つと実用1つに絞ります。
RAID0(ストライピング):分散保存
RAID1(ミラーリング):複製保存
RAID5:パリティビットで復元可
英語として、ストライプ(縞)、ミラー(鏡)を知っておくとイメージもつきやすいですね。
用語問題が多いですが、ITパスポート 令和5年度問63 のように、計算問題が出ることもあります。
無料分はここまでです。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
2つの方法をご用意しました。
このNote(R05-07月)を単品で200円
マガジン(R05-07月、06月)を200円 ←お得
マガジンには12月, 01月も追加予定ですので、マガジンの方がお得です。
07月のみ200円 マガジン100円(7月)100円お得
06月のみ200円 マガジン200円(6, 7月)200円お得 ←いまここ
12月のみ200円 マガジン300円(6, 7, 12月)300円お得
01月のみ200円 マガジン400円(6, 7, 12, 1月)400円お得
最終的には、単品よりもマガジンが400円お得になります。
4つを単品購入800円
4つセットマガジン400円
ご自分に必要でしたら、宜しくご購入頂ければ嬉しいです。
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