【10問】3種のDoS攻撃を学校の先生で例えてみた
サーバーへの代表的な攻撃「DoS攻撃」をまとめました。
ITパスポートの選択肢には、多種多様な攻撃がごちゃまぜに出てきます。問題演習でその都度学んでいては再現性がなく右往左往してしまい、学習効率が悪いです。
まずはまとまった攻撃を学習しましょう。
>>DoS攻撃の対策Note<< ←このNote
その後にいよいよ、>>ITパスポートの攻撃問題対策Note<< で問題演習をしてくださいね。
なお、このNoteは私が専門学校で教えてきた指導経験と970点合格をした実績に基づいていますので、ちょっとでも信用してくれたら嬉しいです。
\全てのNoteへのリンク集/
DoS攻撃 | たくさん話しかける
DoS攻撃は、攻撃対象のサーバに大量のパケット(通信)を送り付けて、高負荷にすることでサービス提供を阻害・停止をねらう攻撃です。
例えば、学校の先生に何度も何度もひたすら話しかけたら、先生は対応に忙しくなって、他の学生さんへの対応や仕事ができなくなりますよね。
対策は簡単で、攻撃の送信元からの通信を受け付けないようにすれば良いです。
正答はエ。
正答はイ。
正答はウ。
ア:他人のIDとパスワードを使ったなりすまし。不正アクセス禁止法の取り締まり対象。>>不正アクセス禁止法の対策Note<<
イ:盗聴と云う
ウ:ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)で、パスワードクラックの一種(4種類あります)。>>パスワードクラックの対策Note<<
正答はイ。
ア:SQLインジェクション
ウ:バッファオーバーフロー(BoF)攻撃
エ:クロスサイトスクリプティング(XSS)
以上にクロスサイトリクエストフォージェリ(XSRF, CSRF)を加えた4つがWebアプリへの主な攻撃方法です。>>Webアプリへの攻撃の対策Note<<
DDoS攻撃 | 大勢で分担して話しかける
DoS攻撃では攻撃の送信元が分かるため、通信を受け付けなければ対策できました。
しかし、DDoS攻撃では、複数のコンピュータからパケットを送り付けます。総じて大量のパケットを受け付けることになります。1つ1つの送信元からのパケットは多くないため攻撃と気づけないため、対策できません。
よくある手口としては、複数のコンピュータにボットを感染させ、ボットに指示して一斉攻撃を開始します。
先生で例えると、クラス全員で12:00に先生に質問しようと決めて実行すると、先生は一人一人に対応してパンクしちゃいますね。
正答はイ。
ア:ゼロデイ攻撃
ウ:標的型攻撃
エ:迷惑メールの送信手口の一つ。中継が可能にしている設定をオープンリレーと云います
正答はア。
ウの辞書攻撃はパスワードを破る攻撃手法の一種です。
ブルートフォース攻撃
リバースブルートフォース攻撃
パスワードリスト攻撃
辞書攻撃
以上4つはアカウントへのクラック攻撃の代表格です。
4個グループの用語最重要です。ア~エの選択肢に1個ずつ配置されることが極めて多いです。>>パスワードクラックの対策Note<<
さらにソーシャルエンジニアリングは、技術を使わない泥臭いスパイ行為で、ごみ箱あさり・のぞき見などです。攻撃の中で一番多く出題されるので、>>ソーシャルエンジニアリング対策Note<< をどうぞ。
正答はイ。
ア:アドウェアの被害。スパイウェアの一種
ウ:ランサムウェアの被害
エ:フィッシングの被害
特にフリーソフトには、広告を表示させたり、アクセスする検索エンジンを変更したり、スパイウェアのプログラムが仕込まれたりするので注意です。
DRDoS攻撃 | 嘘の問い合わせの返答を集中させる
DDoS攻撃では、複数のコンピュータを確保、またはボットを感染させるなどの準備が必要でした。
DRDoS攻撃は、送信元を攻撃対象のIPアドレスに詐称して、複数のサーバに問い合わせを行い、サーバからの返答を攻撃対象に集中させます。
学校の先生方に「xx君が探してましたよ」と言いふらせば、学校中の先生がxx君に「どうしたの?」と襲い掛かりに行くのを想像しましょう。
正答はウ。DRDoS攻撃の一種で、DNSリフレクション攻撃と云います。
イは、DNSキャッシュポイズニング。
DNSサーバは、ドメイン名に対応するIPアドレス(を知っていて、利用者から「www.google.co.jpにアクセスしたいんだけど」と問われたら「172.217.161.227だよ」と答えます。
DNSキャッシュポイズニングによって、攻撃者サーバのIPアドレスを登録されると、利用者が攻撃者サーバにアクセスしに行ってしまいます。
例えると、電話帳の電話番号を書き換えて、氏名から検索してきた利用者を間違った電話番号に発信させます。
正答はイ。
正答はイ。
ウはDNSリフレクション攻撃であり、DRDoS攻撃の一種。
まとめ | DoS攻撃はあくまで基礎
問題の出典元をみたら分かる通り、古い問題が多いですね。また、私がDoS攻撃を問うように変えてもいます。
DoS攻撃・パスワードクラック・Web入力系の攻撃は、3種類・4・5の合計12種類もありますが、まとまっては出題されずごちゃまぜです。
とはいえ、2~3個の選択肢に出てくるので、知っていれば消去法で正解に近づくのも事実。
1問1問の付け焼刃ではなく、段階的な学習が効果的です。
>>DoS攻撃の対策Note<< ←このNote
次はいよいよ、>>ITパスポートの攻撃問題対策Note<< で問題演習です。
\全てのNoteへのリンク集/
p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。
でわでわ(・ω・▼)ノシ