【Iパス7問】メールの通信プロトコルの問題対策
メールは誰しも利用します。よってメールの・通信プロトコル・仕組みや形式・セキュリティなど多くの分野で出題されます。
今回は、通信プロトコルと拡張仕様に絞って、用語問題対策をします。1~2問の正解が期待できます。
なお、このNoteは私が専門学校で教えてきた指導経験と970点合格をした実績に基づいていますので、ちょっとでも信用してくれたら嬉しいです。
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3つのメールプロトコル
メールプロトコルは3つ。
SMTP:メールの送信、サーバー間での転送
POP:メールの受信。利用者が受信後、サーバーからはメールを消す。
IMAP:メールの受信。利用者が受信してもサーバーに残す。利用者が端末を変えてもメールが読める。
正答はエ。
正答はア。問題文の「メールを受信するためのプロトコル」にPOPかIMAPだと判断できます。
イのNTPは、時刻合わせ。Tはタイムです。
ウのSMTPは、メールの送信・転送。
エのWPAは、無線LANの暗号化など、セキュリティを高めるプロトコル。WPA2やWPA3もあります。
2つの拡張仕様 | MIMEとS/MIME
本来メールは文字(テキスト)しか送れないですが、実際は添付ファイルで動画や画像を送っていますよね。拡張仕様が2つあります。
MIME:添付ファイルとして動画や画像なども送れる仕様
S/MIME:メールを暗号化
実は、メールの暗号化にはいろいろなやり方があり、全経路で暗号化されるわけでもなく、双方のメールソフトが対応しているなど条件が揃わないと使えないなども制限がある場合もあります。
とはいえ、今はS/MIMEだけ知っておけば良いです。
正答はエ。
アのDNSは、インターネットの接続先を知るためにURLをIPアドレスに変換するためのプロトコル。www.google.co.jpを、172.217.161.227に変換/逆変換をします。
正答はイ。
少し難しいですが、暗号化に公開鍵暗号方式をつかうため、電子証明書(デジタル証明書)を使います。電子証明書は公開鍵の正当性を保証する仕組みです。
>>公開鍵の対策Note<< から、公開鍵・デジタル署名などの理解をしないと完全に理解はできない難しいテーマです。基本情報技術者試験でも最高難易度です。
ウはSMTP、エはPOPやIMAPを指しています。
正答はア。
電子メール本文の暗号化はS/MIMEでします。電子メール本文の暗号化は送信者、復号は受信者が行うため、「全ての通信区間で盗聴される」リスクがあっても対策になります。
SMTPSにて、メールクライアントとメールサーバ間の通信を暗号化できますが、サーバーと相手サーバ間は暗号化されません。よってインターネット上で盗聴されれば内容が丸見えです。
WPA2は、無線LANの暗号化をします。パソコンとアクセスポイントの機器間のみ暗号化されます。よって、アクセスポイント→メールサーバ→相手メールサーバ→相手PCの経路で暗号化されるわけではないです。
デジタル署名を利用した技術
デジタル署名の機能は2つ。
改ざん検知
送信者の正当性確認(なりすまし防止)
詳しくは、>>デジタル署名の対策Note<< を。
正答はア。送信者の正当性確認を指しています。
正答はエ。改ざん検知を指しています。
ウについては、>>情報セキュリティポリシの対策Note<< にまとめています。
まとめ
今回は、メールの通信プロトコル・拡張仕様を学びました。これで基本的な用語問題は大丈夫です。
次回は、>>メールの宛先・データ形式<< にて学習を進めてくださいね。
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p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。
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