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【基本情報技術者6問】続・アジャイル問題


>>ITパスポート試験でのアジャイル開発対策Note<< では、以下の構造で整理しながら学習しました。

  • アジャイル開発

    • エクストリームプログラミング(XP)

      • リファクタリング

      • ペアプログラミング

      • テスト駆動開発

      • 継続的インテグレーション

    • スクラム開発

スクラム開発は、ITパスポートではほぼほぼ出題されませんが、基本情報技術者試験では出題されるので、今回補強します。


なお、このNoteは私が専門学校で教えてきた指導経験と970点合格をした実績に基づいていますので、ちょっとでも信用してくれたら嬉しいです。




Iパスでも出ていた用語


アジャイル開発で導入されるペアプログラミングの説明はどれか。
ア:開発工程の初期段階に要求仕様を確認するために、プログラマと利用者がペアになって、試作した画面を見て相談して開発を進める
イ:2人のプログラマがペアになり、メイン/サブプログラムで分担して開発を進める
ウ:2人のプログラマがペアになり、作業と休憩を交互に繰り返しながら開発を進める
エ:2人のプログラマがペアになり、1人がコーディング、もう1人がレビュー しながら、開発を進める

「基本情報技術者試験修了試験 令和4年度7月問50」より改変

正答はエ。


XP(エクストリームプログラミング)のプラクティスとして提唱されているのはどれか。
ア:インスペクション
イ:構造化設計
ウ:ペアプログラミング
エ:ユースケースの活用

「基本情報技術者試験 令和元年秋問50」より改変

正答はウ。


エクストリームプログラミング(XP)におけるリファクタリングの説明はどれか。
ア:外部から見た動作を変えずに、プログラムコードをより良く作り直す
イ:コーチがチームメンバの意識を高める
ウ:プログラミングとテストを繰り返して行う
エ:先にテストデータを作成し、テストをクリアするようにプログラムを作成していく

「基本情報技術者試験修了試験 令和5年度6月問40」より改変

正答はア。

ウは継続的インテグレーション、エはテスト駆動型開発で、>>ITパスポートでのアジャイル開発対策Note<< でも学習しました。

イは援護と云いますが、ほとんど出てないので上記を優先してください。




基本情報技術者だからこそ出題される問題


基本情報技術者試験のアジャイル開発問題では、エクストリームプログラミング(XP)に加えて、スクラムも積極的に出題されます。

メインはXPでOKですが、スクラム関連も問題で出るたびに知っておきましょう。

アジャイル開発手法の一つであるスクラムでは、プロダクトオーナ・スクラムマスタ・開発者でスクラムチームを構成する。スクラムマスタが行うことはどれか。
ア:各スプリントの終わりにプロダクトインクリメントのリリースの可否を判断する
イ:スクラムの理論とプラクティスをメンバ全員が理解するよう支援する
ウ:プロダクトバックログアイテムを明確に表現する
エ:プロダクトバックログの優先順位を決定する

「基本情報技術者試験修了試験 令和5年度7月問39」より改変

正答はイ。

アは開発者、ウとエはプロダクトオーナが行います。

まずは役割だけでも。

  • プロダクトオーナ:開発への投資対効果を最大化する責任を持つ

  • スクラムマスタ:スクラムチームがうまく動けるように場づくりをし、相談役にもなる

  • 開発者:実際に開発を行うメンバ

次に選択肢に表れて用語。特に、スプリント:スクラムチームが作業する短く区切られた期間 だけは知っておいてくださいね。

他の用語は今のところ放置しましょう。全部覚えても1問でるかどうかですから。


アジャイル開発のプラクティスの一つ、ふりかえり(レトロスペクティブ)を実施するタイミングはどれか。
ア:タスクボードに貼ったタスクカードが移動されたとき
イ:各イテレーションの最後
ウ:毎日行う朝会
エ:メンバの気持ちを毎日見えるかするためのニコニコカレンダーに、全メンバが記入し終えたとき

「基本情報技術者試験修了試験 令和5年度6月問30」より改変

正答はア。

ふりかえり(レトロスペクティブ)は、各スプリントの最後に行う反省会のことです。チーム活動・ツールなどの認識や状況を共有し、課題や改善案を出し合います。

エの朝会は、昨日やったこと・今日やることの情報を共有する。

イのタスクボードは、タスク(作業)の進捗状況を図示したボードです。

覚えやすいので知っておきましょう。なお、ウはニコニコカレンダー。


「基本情報技術者試験修了試験 令和4年度12月問50」より改変

正答はア。

  • イ:故障率曲線(バスタブ曲線):初期には開発簾尾などのエラーが多く、改善によって落ち着き、末期は摩耗や老朽化によって故障率が高くなる曲線です。

  • ウ:バグ管理図:バグの数の推定値と実績値を図示したグラフで、テスト工程の進捗状況や開発品質を分析できます。

なお、エはヒストグラムかな、ぐらいでOKです。




まとめ | FEはIPよりもスクラムの導入に積極的


アジャイル開発及びエクストリームプログラミング(XP)は、ITパスポート試験にも基本情報技術者試験でも出ます。さらに基本情報技術者には、スクラムも積極的出題されています。

とはいえ、アジャイル開発は現在進行形で発展しています。出題される用語も次第に増えていきます。2回以上出題されている用語を優先し、1回の出題であれもこれも覚えようとしなくて大丈夫です。

スプリントや朝会など短くて覚えやすい用語から攻めるのも良いですね。


\力試しは修了試験で!4回分の解説です/

p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。

でわでわ(・ω・▼)ノシ

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せんない
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