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【Iパス6問】データベースの基本用語2(モデル・操作)

>>前回のNote<< では、データベースの用語5つやACID特性などを学びました。

今回のNoteでは、データベースのモデルや操作などの用語の問題演習をします。次のデータベースの理論や演算への足掛かりになるので、さくっと理解しておきましょう。

ITパスポートのデータベース問題対策は以下で構成しています。Part4までは用語問題なので、頑張りましょう。


なお、このNoteは私が専門学校で教えてきた指導経験と970点合格をした実績に基づいていますので、ちょっとでも信用してくれたら嬉しいです。

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データベースのモデル

データを行と列から成る表形式で表すデータベースのモデルはどれか。
ア:オブジェクトモデル
イ:階層モデル
ウ:関係モデル
エ:ネットワークモデル

「ITパスポート試験 令和4年度問83」より改変

正答はウ。関係データベースやリレーショナルデータベースとも云います。

ア・イ・エもデータベースのモデルですが、問われることも使うこともないので無視してOK。IT資格でも仕事でも、表形式のデータベースしか使わないので。

まずは、>>データベースの基本用語対策Note<< から勉強を始めましょう。


レコード(行)の関連付けについて、関係データベースとして適切なのはどれか。
ア:複数の表のレコードは、各表の先頭から数えて同じ行数目で関連付けられる
イ:複数の表のレコードは、対応するフィールド(列)を介して関連付けらえる
ウ:レコードとレコードは、親子関係を表すポインタ(アドレスを示す番号)で関連付けらえる
エ:レコードとレコードは、ハッシュ関数で関連付けられる

「ITパスポート試験 平成30年秋度問100」より改変

正答はイ。関係データベース(リレーショナルデータベース)は、表を使ったデータベースで、一般的に使われています。

外部キーによって、別の表の主キーを指します。

  • 学生表(学籍番号, 氏名, クラス, 出席番号, ステータスコード

  • ステータスコード表(ステータスコード, 状態 )

  • ※状態は、在学・卒業・休学・退学など

上記の場合は、学生表のステータスコードを外部キー、ステータスコード表のステータスコードが主キーを云います。

他は違うデータベースモデルなので覚えなくてOKです。


データベースの基本操作

基本的な操作は3つ。

  • 選択:行を抽出する

  • 射影:列を抽出する

  • 結合:複数の表から一つの表を作る

選択と射影がどっちか分からなくなるので、「選行主婦」と覚えると良いです。 


関係データベースにおける結合操作はどれか。
ア:表から、指定した条件を満たすレコード(行)を抽出した表を作る
イ:表から、指定した条件を満たすフィールド(列) を抽出した表を作る
ウ:二つの表から、同じ値をもつレコードを抽出した一つの表を作る
エ:二つの表から、フィールドの値によって関連付けして一つの表を作る

「ITパスポート試験 令和年度問」より改変
  • ア:レコードとは行のことなので、選択

  • イ:フィールドとは列のことなので、射影

  • エ:結合

  • ウは知らなくて良いです。出ません。


関係データベースの操作として適切なのはどれか。
a:指定したフィールド(列)を抽出する
b:指定したレコード(行) を抽出する
c:複数の表を一つの表 にする

「ITパスポート試験 平成30年度春問65」より改変

正答はウ。


「ITパスポート試験 令和4年度問98」より

正答はイ。


データベース管理システム(DBMS)の機能

>>前回のNote<< で学んだ用語の復習です。

  • トランザクション:データベースの処理の一連の処理

  • コミット:データベース更新を確定させること

  • 排他制御:データベースにアクセスしているときに、他のトランザクションにアクセスさせない(ロック)

  • ロールバック更新前ログを用いて、トランザクション開始前に戻す

  • ロールフォワード更新後ログを用いて、トランザクション実行後の状態に進める


a~dのうちDBMSに備わるものを全て挙げたのはどれか。
a:アクセス権管理
b:障害回復
c:同時実行制御
d:ファイアウォール

ア:a, b, c イ:a, d ウ:b, c エ:c, d

「ITパスポート試験 令和3年度問75」より改変

正答はア。

  • a:表の作成や削除、データの閲覧・更新などの権限を管理できます。

  • b:バックアップ、ロールフォワードなどの機能があります。

  • c:複数のアクセスが同時発生した時に、排他制御をするなどします。

  • d:ファイアウォールのような、IPアドレスでのアクセス制御機能などはありません。


以下のa~cのうち、DBMSによって得られる効果を全て挙げたのはどれか。
a:複数のプログラムが同じデータに同時アクセスしても、一貫性が保たれる
b:DBMSが各トランザクションの優先順位を決めるので、リアルタイム処理の応答速度が最適化される
c:DBMSが仮想記憶のページを管理するので、アクセス効率が良くなり、データ量にかかわらずデータへのアクセス時間が一定になる
ア:a イ:a, c ウ:b エ:b, c

「ITパスポート試験 令和2年度問64」より改変

正答はア。

  • a:ACID特性のIです。

  • b:トランザクションプログラムの処理はOSが管理します。

  • c:仮想記憶は、コンピュータの補助記憶装置を主記憶のように使う領域です。OSが管理します。

ACID特性は、>>前回のNote<< にて対策しています。


まとめ

今回もさくっと用語対策でしたが、操作に関するものでした。

データベースは、セキュリティとネットワークと併せて「IT御三家」。理論を理解すれば機械的に確実に解けるようになります。

ぜひ得点源にして、どんどん資格をゲットしていきましょう!

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p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。

でわでわ(・ω・▼)ノシ





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