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【ネスペ3問】SNMP はFEから出ている(ネットワークスペシャリスト)

このNoteでは、ネットワーク機器をモニタするSNMPの問題を、ネスペR06~H21から集めました。

SNMPは、FEから出ていますが、ネスペでは更に詳しい仕組みまで学びます。

このNoteの獲得目標を以下にまとめます。

  • SNMPはネットワーク機器を管理する仕組み

    • 監視対象の機器に「エージェント」

    • SNMPサーバに「マネージャ」

    • 「MIB」データベースを使う

  • 基本的にマネージャから発信する

    • trap(イベント通知)だけはエージェントから発信する

  • ネットワーク絡みの仕組み

    • SNMP:機器の監視メイン

    • IPFIX:通信の監視メイン

知らない用語があったら、読んで行ってください。知っていても、たった3問なのでさくっと読み飛ばすのがお薦め。一度は演習した方が良いですからね。

なお、私の全てのNoteは、学生時代の独学合格体験、大学・IT専門学校での授業経験を基に作成しています。受験者としても教える側としても実績ある内容なので、少しでも信用して頂けたら嬉しいです。

それでは始めましょう!



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講座 | SNMPはFEから出ている

SNMPはFEのテキストから載っています。

FEでは、「ネットワーク機器を管理」するために「情報を集約」している、と覚えましたね。

APになると、機器に「エージェント」、SNMPサーバに「マネージャ」が配置され、「MIB」ってデータベースを使う、がポイントでした。

ネスペでは、もう少し詳しく学びますが、必ずTrapだけは絶対絶対ぜーーーたいに覚えてといて下さい。

Trap:エージェントからマネージャに送るPDU。
午後問題で困ったら、分からなくてもTrapと書いてください。それぐらい頻出かつ強力な用語です。

SNMPでは、原則マネージャが要求してエージェントが答えます。しかし、Trapだけ例外。エージェントからマネージャに話し掛けます。

ネスペは、パケットの構造、コードやメッセージ、プロトコルのバージョンの違いなど「一覧系」が大好物。午後問題でも用語がちらっと問われることがあるので、疎かにできません。

ネスペでは、5種類のPDURMONRMON2も、テキスト2~3周目ではがっつり覚えます。




問題演習 | NWレベルの入口

ネットワークスペシャリスト令和04年春午前2問14
情報セキュリティスペシャリスト平成31年春午前2問20
情報セキュリティスペシャリスト平成24年春午前2問19

正答はイ。2択まで詰めましょう。ウ(SMTP)とア(MIB)は消してください。


SNMP絡みはウ以外。

  • ア:MIB:各機器(エージェント)が接続するデータベース

  • イ:RMON:トラフィック情報をSNMPマネージャに報告するプロトコル

  • エ:Trap:通信機器のトラブルや急激な変化があった時(イベント)、エージェントからSNMPマネージャへ送る通知。

  • PDU:SNMPの通信パケットのフォーマット(書式)。

なお、ウのSMTPは、メール送信・転送するプロトコル。Iパス・FEレベル。>【Iパス】メールプロトコルのNote




問題演習 | 午後対策も兼ねて

H22ネットワークスペシャリスト平成22年秋午前2問17

正答はエ。「trap」が一番大事。エージェントからマネージャに「通知」をするときのメッセージ。

他は、午前問題にまた出たら、午後問題で見かけたら、本腰を入れて覚えようかなぁ、と考えます。

  • Get-Request:マネージャがエージェントから情報を得る

  • Get-Next-Request:データ長が長いor未明なとき、必要に応じて引き続き要求をする

  • Get-Response:上記2つの返答を、エージェントが行う

  • Set-Request:マネージャからエージェントに設定を送る

以上4つ+trapが、テキストに載っているPDUメッセージ。trapが最優先、他の4つは午後問題でワンチャン問われそう。私ならReqeust, Response、Set-の優先順に覚えていきます。



SNMPが問われてはいませんが、もう1問。

ネットワークスペシャリスト 平成29年秋午前2問13

正答はエ(SDN, OpenFlow)。

さて、ア~ウのうち、SNMPはどれでしょうか。

  • ア:SDN及びOpenFlow。ネットワーク機器の制御をソフトウェアから行う技術。>SDNのNote

  • イ:SNMP。「ネットワークの性能管理」「MIB」で判断します。

  • ウ:IPFIX。ネットワークの通信量(トラフィック)の情報を取集するプロトコル。

  • エ:STP(スパニングツリープロトコル)。「ループを検知」で判断します。>STPのNote

SNMPとIPFIXの違いについて。

  • SNMP:ネットワーク「機器の監視」メイン。インタフェース層のみで動く。

  • IPFIX:ネットワーク「通信の監視」メイン。3層で動く(データリンク, ネットワーク, トランスポート層)。




まとめ


お疲れ様でした!

  • SNMPはネットワーク機器を管理する仕組み

    • 監視対象の機器に「エージェント」

    • SNMPサーバに「マネージャ」

    • 「MIB」データベースを使う

  • 基本的にマネージャから発信する

    • trap(イベント通知)だけはエージェントから発信する

  • ネットワーク絡みの仕組み

    • SNMP:機器の監視メイン

    • IPFIX:通信の監視メイン

trapは午後の用語問題で出てきます。

次は>VRRPのNote でお会いしましょう。でわでわ。



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せんない
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