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【DB:80, 70, 84】午後特化が合格の鍵(データベーススペシャリストの勉強法)
このNoteには、私がデータベーススペシャリスト(デスペ)で合格した時のテキストと学習履歴をまとめました。
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残念ながら「たった1ヶ月で」「最速で」合格する方法はありません。「絶対に合格したい!」なら、このNoteに書かれた勉強法の実践をしてみてください。
私は4ヶ月前からの対策をお薦めします。
1年に1回しかない試験、7,500円+書籍代、そして勉強時間と休日を潰しての受験。しっかり対策しないなんて「私には」あり得ません。
今まで、Iパス, FE, AP, SC(情報安全確保支援士)では、3か月前開始をお薦めしてきましたが、データベーススペシャリストは違います。
過去問を大事に、実力を堅実に引き上げていかねば、「もう過去問がない」状態になってしまいますからね。
このNoteの対策本と過去問の「学び尽くし法」をまとめたので、是非参考にしてください。
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もしご自分に取り込める部分があったら試して頂けると嬉しいです。
興味が出たら読んでいってください。
それでは始めましょう!
第1部 | 午後対策を8割にすべき
「学習の履歴」は以下の通りです。
長丁場ですが、各科目を始める時期が重要です。
5か月前
勉強法調べ
テキスト購入
4ヶ月前
PMIお試しして分からされる
AMIIを始める
テキストを読み込み
2ヶ月半前
PMI問1始める
1ヶ月半前
PMI問2始める
PMI問3少しする
PMII問2始める
いつもは3か月前から始めますが、デスペは午後が大変。早めに始めました。午後問題を2ヶ月半前にはガチ解きしています。
デスペは年に1回しかないので、過去問が他の試験の1/2しかありません。新しい過去問を3回分解くと、もう4年より古い問題しか残っていません。
よって、問題を大事に繰り返し解きます。
解いた問題数は以下。
AMII:8問を最大3回=18回
PMI:19問を最大4回=45回
PMII:8問を最大5回=16回
数で書くとすごいと思っちゃいますが、これぐらい慎重に実力を引き上げていかないと、過去問が尽きた後に勉強する術がなくります。
では、学習記録の詳細です。
私は大学や専門学校で先生になるつもりだったので、資格を取得の記録を取ってきました。
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専門がITではなかったからこそ、学生さんにノートを見せながら勉強法を教えるのに、やりがいを感じています。
このNoteには、記録を辿りつつ、都度コツを書いていきます。
全部が「合う」わけではないと思いますが、少しでも参考になる点があったら、嬉しいです。
今までの「座学ベース」から変えた方が良い
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デスペはちょっと異色です。
今までのFEは科目A、APは午前、SCはAMII通過のために、座学内容が多かったですよね。
対策本を2~3周してドットコムさんで問題演習。午後は自分で印刷して過去問演習。お金のある方は、午後対策本を購入されたと思います。
デスペは違います。午後問題対策のために4ヶ月前から勉強を始めましょう。
午後問題の出題が決まっているが、難易度高い
PMIとPMIIが本当に特殊。出るテーマが固定なんです
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設計(ER図・スキーマ)とSQLの2本柱。設計はPMI問1・PMII問2、SQLはPMI問3・PMII問1とガッチリ決まってます。
「何を出すか教えても支障なし」と出題側は思っているわけで。試験難易度への自信が伺えます。
テーマが決まっている分、選んでいる場合じゃねーってぐらい高難易度。時間が足らなくなります。PMIもPMIIもフル集中で時間いっぱい、という印象。
「学習時間の8割を午後に費やす」ことが合格に重要です。
これまでの「AMII対策を1ヶ月して~」と守りではいけません。午後への攻めが重要です。
従来の午前対策ではなく、午後に重きを置いた本を。
デスペは午後対策に時間を費やす試験。
AP, SC, NWでお世話になった、「座学・午前対策が8割の本」では全く太刀打ちできません。
午後のER図の設計のノウハウ・幅広いSQLの構築例が書いてある本が必要です。
一方AMIIの対策は簡単です。
おそらく新しい知識は「隔離水準(ISOLATION LEVEL」ぐらい。一度AMII解いてみて下さい。SCやNWほどの「壁」を感じないはずです。
お薦めのテキスト
デスペの対策本を2冊、紹介します。
IT46本:情報処理教科書 データベーススペシャリスト(翔泳社)
重点本:データベーススペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策(iTEC)
どちらもIT資格教材の実績がある出版社さん。私のIT専門学校では翔泳社さんの本を教科書にしていますし、iTECさんの模擬試験も春秋に学生さんに購入してもらっています。
IT46本 | 序章・1章のノウハウがものすごくお薦め!
私は、ITのプロ46さんの本(IT46本)を購入しました。
当時、勉強法・amazonレビュー・出版社の目次を見て選んだ結果です。
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IT46本は、序章・1~4章の実質5章構成。
2章のスキーマ:正規化の理論。
3章のSQL:より高度なSELECT文と運用SQL文
4章の運用用語:DBシステム運用に必要な理論・技術用語
私がIT46本をお薦めする理由は序章と1章。
序章には試験の傾向・問題文から正解を見つけ出す解法が的確に書かれ、1章には設計のER図の基本型が解説されています。
序章と1章は過去問演習の度に見返すことになります。
最近は、2章がSQL・3~4章がデータベース設計に洗練されコンパクトになりました。序章, 2章の1と2に、午後対策でお世話になります。
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重点対策 | テーマ別に小分けで解きたいならお薦め!
「重点対策」は、私がNWとESでお世話になった本です。
重点本では、午後問題を分割して、テーマ・技術ごとに章立ててまとめてくれてます。
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PMIとPMIIごとに、出題パターンを網羅して個別に解説してくれています。
「午後問題は解くのに時間が掛かる」と思っている方は、小刻みに学習ができるので、お薦めできます。
購入のススメ | 中古本でOK
まずは書籍購入しないことには始まりません。
中古本でも良いですよ。もうIパス,FE, APと合格してきて勉強に慣れたと思いますから。
定価より2,000円安く買えるのは魅力。DBはSCやNWのように最新技術が早々出てきません。古めの本で全く問題ありません。
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重点本は1円で買えるかもしれません。
ネットワークスペシャリストでは1円で購入できました。
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「古い本で良いのかな?」と不安になる方もいらっしゃるでしょうが、重点本については大丈夫です。なぜなら、新しい問題を解かずに残しておけるから。
過去問解説本は新しい版だと、最新過去問が含まれてしまいます。できれば力を着けた後に、確認として解きたいです。
私は3年以上前の版を購入しました。
もし買って後悔しても1円+250円送料ていど。ダメだったら買い直すか、他の本でアプローチすれば良いですからね。
amazonで価格とレビューを見てみて、ご自分に合ったものを選んでくださいね。DBは新しい技術はそうないので、最新でなくて1~2年前の本で良いと思います。新しい問題傾向はある程度触れておきたいですが。
>IT46本のamazon検索結果
>重点本のamazon検索結果
IT46本に書かれているテクニック
ここではIT46本を写真で紹介しながら、デスペ合格に必要な解法テクニックを紹介しますね。
午後問題の解法やノウハウ
序章と1章は、午後問題演習に入る直前に軽く読むぐらいでOKです。
解かないことには読んでも分かりませんし、読むのに時間が掛かって演習に入れない方がダメージですから。
午後問題を解いたら適宜、序章と1章を読み返します。何度も読むことで知識が定着していきますよ。
次から、写真を交えながら、掲載されている解法やノウハウを紹介します。IT46本の有効さが分かるはずです。
解法やノウハウ1 | 言葉→ER図
午後問題では、問題文の文章や表の文章(コンセプト)を基に、ER図やスキーマを設計していきます。
「同じ~にできない」「~ごと」などの言葉に注目して、主キーにするかエンティティを分けるかなどを判断していきます。
IT46本には、「言葉」と「設計すべきER図」の対応が解説されています。
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学習する時は、どの文章がER図のどこに対応しているかを「①」「②」などの番号を使って対応付けると、理解も復習もし易いですよ。
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解法やノウハウ2 | 作文のテンプレ
午後問題では、設計理由や不具合理由を聞かれます。
文字数制限がシビアで無駄な言葉を入れられない上に、なかなかの長文を書きます。例文に沿って作文すると、とてもスマートに解けます。
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解法やノウハウ3 | DBならではのER図
応用情報技術者試験(AP)までは、ER図は個数対応の「-」「→」「←」だけでしたよね。
しかしデスペでは、特殊なつながり方や記号も使います。
例えば自分自身にリレーションをつなげる「自己参照」、リレーションを複数設ける場合もあります。
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ER図では、オブジェクト指向のような親子関係もあります。
例えばデータの状態に応じて、内包記号を3通りも使いこなします。
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解法やノウハウ4 | 業務に基づいたER図
APのデータベース問題を解いてきたなら、「受注表→受注明細表」のように「明細がきたら1対多でしょ」と定番も分かってきましたよね。
しかしデスペでは、ビジネスを読み取ってしっかり考えます。
IT46本では、売上・出荷・配送・在庫・生産でのER図の定番を解説しつつ、「1対多」や「1対1」にすべきかまで細かく解説されています。
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デスペでは、ビジネスで使う実表から設計に落とし込むことも。IT46本の解説部分では、表のどの部分が、ER図のどこに対応しているかを捉えましょう。
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正規化やキーの理論
APまでは正直曖昧にしてきた正規化・関数従属性。デスペでは、理論からしっかり詰めていきます。
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非正規から第3正規形までは勿論、第4~5やボイスコッド、また敢えて第2で留める場合についての理解が必要です。
SELECTを深く・SELECT以外のSQL文
APではSELECT文メイン。他はCURSORやWINDOWがちょっと出る程度でした。
デスペでは、副問合せ・相関副問合せの違い、例えばINとEXITSの違いなど、より深く理解します。
データの抽出文だけではなくデータベースを作ったり管理したりするSQL文も出るんです。
CREATE TABLEやGRANT(権利付与)などをテーブル設計に従ってSQL文を構築します。
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「CREATE文なんて、どうせテーブルを作るだけのSQLでしょ」と思っていましたが、色んな設定が必要なんです。
運用・技術用語(午前対策)
DBシステムとして運用に必要な理論・技術用語を学びます。
AMIIでメインに出てきて、午後問題では少し話題になる程度。午前対策だと思ってください。
デスペで新たに覚えるのは、「隔離水準(ISOLATION LEVEL)」や「商」程度。小物が多い印象です。
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疲れたら4章。何なら、最初に4章を読んでも良いぐらい。4章を読んだらAMII演習を始めてOK。AMIIの対策はすぐに終わりますよ。
IT46本の必要性は分かったと思います。最後にamazonへのリンクを貼っておきますので、良かったらご活用ください。
>IT46本のamazon検索結果
>重点本のamazon検索結果
Note購入のご案内
ここまで読んで頂きありがとうございます。
IT46本の必要性と読み方は分かって頂けたと思います。
ここからは、私の合格までの学習履歴とポイントをお伝えします。
申し訳ないですが、有料とさせて下さい。
私のガチの4ヶ月間を図解と写真でお伝えします。データベース設計に全ツッパして走り抜ける道を書きました。
ここまでの内容を「信頼」して頂けた方、データベース設計に賭けて「本気」で合格したい方だけに読んで頂きたいです。
データベーススペシャリストは国語の問題であり、読み取った使用をスキーマとER図に、矛盾なく具現化する能力が合格/不合格を分かちます。
不合格になったら、7,500円+書籍+時間が無駄になる「だけ」と考えていませんか?
「初見の過去問」がなくなって、模擬試験ができなくなりますよ。
不合格になったら、「一年後」に受験し直しますか?
せっかく習得したDB設計能力のキープは難しいですよ。
DBはデータベース設計の一点突破。150分全力集中できるまで鍛え上げないと合格できません。
私は、DBは一度不合格になりましたが、SC, NW, ESは全て一発合格です。勿論IP(970点)、FE(80点)、AP(70点)も全て一発合格。もちろん独学です。
ここからは、本気の方だけ、お付き合い頂ければ嬉しいです。
私の学習履歴を日付までしっかり書きあげました。
NWのPMIの時、後ろの男性がつぶやきました。「ミスった…」と。
合格したと思いますか?
受験番号は私の次です。
ちなみに半年後のDBでも同じ教室にいらっしゃいました。その後は見ていません。なぜなら私は合格したので知らないんです。
SCの昼休み。AMIIの答え合わせをゲラッゲラしている学生さんたちがいました。私は部屋を出て階段で見直しをしました。
私はIT専門学校の先生ですが、学生さんは良いですよね。社会に出たことないから、自分の人生がどう変わるか気づけないんです。
高校までに「留年」なんて実際ないから、分からないんですよ。
「人生が遅れる」ってことが実際に起こるなんて・・・
DBは、自分の人生を変える
「一年にたった一回の分岐点」ですよね?
不合格になったら
「社会人の留年」って分かってます
だから「本気」なんです。
あなたの人生です。
データベーススペシャリスト
合格しますか?
それとも
「社会人の留年」しますか
あなたの人生の分岐点はここです。
第2部 | 対策の履歴
ここからは、学習記録を基に、各フェーズでやってきた試験対策をまとめました。
ここから先は
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