【ネスペ2問】伝送手順・誤り検出で「芋づる勉強」(ネットワークスペシャリスト)
このNoteでは、伝送手順や誤り検出の基礎理論部分を集めました。
具体的では、HDLC手順とハミング符号です。R06~H21まで探しましたがたった2問だけでした。対策はすぐに終わります。
とはいえ、テキストを読み返すとあれやこれやと芋づるで目に入ります。HDLC手順を復習したら必ずベーシック手順、ハミング符号ではCRC(生成多項式)やパリティ・ハフマン符号化にランレングス符号と(FEが懐かしいですね)。
このNoteは、私が理学学生だったときの合格体験、大学・IT専門学校でのIT資格授業の経験を基に作っています。
それでは始めましょう!
\私の3ヶ月の学習記録/
伝送手順:HDLC手順・ベーシック手順
正答はイ。
フラグシーケンスは、HDLCフレームの開始と終了を示す特別なビット列。2進数は0と1だけなので、どこからデータが始まってどこで終わりなのか分かりません。そこで01111110のような決まったパターンのビット列を目印にします。
HDCLフレームの構造は6つの領域から成ります。過去問を見て、2つだけに絞りますね。
フラグシーケンス:フレームの開始と終了につける特別なビット列。→選択肢イ
FCS(フレームチェックシーケンス):誤り検出をするためのデータor書かれる領域。誤り制御はCRC(生成多項式)を用いる。→選択肢エ
他の4領域や各詳細(番号、モードなど)は、テキストに線を引いて学んでください。でも忘れてはいけないのは、紹介した2つとします。
テキストには、仕様が詳しく書かれていますが、出題実績はありませんでした。フレーム構造(アドレス部・制御部)・シーケンス番号・種別フィールド・情報部(PDU SDU PCI)・FCS・通信クラス(不平衡・平衡)・モード(NRM ARM ABM・切断)・コマンドなど。どうしても詳しく知りたい方は過去問道場さんとテキストで。
HDLC手順のポイントを書いておきます。テキストを読むときの注目点にしてください。
HDLC手順の定義は、データリンク層。
「ベーシック手順」のオーバーヘッド(データ伝送以外の伝送や処理時間)が大きいため、より高速な手順として開発されたのがHDL手順。
キャラクタ同期からフラグ同期に変更して任意の長さのビット列の伝送ができる。
HDLCフレーム構造は、データリンク層プロトコルPPPを作るときに参考にされた。>PPPの解説Note
テキストの色んなところに書かれているので、索引検索してくださいね。面倒ですが勉強です。私のテキストでは3カ所に載っていました。
誤り制御と符号化 | 芋づる式勉強
正答はア。ハミング符号は誤り制御(検出や訂正)に使われるので、アかウで迷えばOK。
さっきの問題の補足を受けて、「ウのHDLCフレームのビット誤りはCRCを使っていたな」と知っていたらラッキー程度。
テキストの読み返しでは、ハミング符号だけでなく、CRCも読みましょう。すると必ず、パリティも目に入るはず。読みましょう。全てFEレベルですよ。
賢い方は「そーいやRAIDでもハミングコードってあったよな」と思い当って、テキストで確認すると思います。えらい!
なお、イはMH方式、エはハフマン符号とのこと(過去問道場さん)。
ハフマン符号は、「高頻度に出現するデータに短いコード、低い頻度に長いコードを割り当てる方式だ」とテキストで確認してください。FEレベルですから。MHは、私は切ります
さらにテキストを読めば、ランレングス符号やパリティも目の入るはず。これらもFEレベル。
こうやって芋づるで勉強は進んでいき、脳みそに小さな電流が何度も走って、知識が定着していくと実感してくれたら嬉しいです。
まとめ
お疲れ様でした。
以下についての知識体系はできたでしょうか。
伝送手順(データリンク層)
ベーシック手順
HDLC手順
誤り制御(検出と訂正)
パリティ
CRC(生成多項式)
ハミング符号
データ圧縮
ランレングス符号化
ハフマン符号化
マメな性格な方は、学習ノートに箇条書きでまとめ書きしてますよね。そういう勉強の姿勢、私は大好きです! 少なくとも午前2は必ず通過しますよ。
今回は午前2対策で、そんな自覚みたいなのが少しでも芽生えたらなぁ、と思ってまとめてみました。
次は、>回線の解説Note(準備中)でお会いしましょう。
でわでわ。
\私の3ヶ月の学習記録/
※更新メモ:SYN/ACKを追加してもOK(TCP/UDP公開後に検討する)