【Iパス11問】必ず1問出る「不正アクセス禁止法」 たった2つのKWで「姑息な出題」へ対策する
このNoteには「不正アクセス禁止法」の問題を集めました。
不正アクセス禁止法の問題は必ず1問でます。
※令和5~平成28年度までの12回で、出なかったのは1回だけ
「2つのキーワード」「2つの解法」でばっちり正解できるので、「確実に1問正解したい」方はぜひ読んでください。
なお、このNoteは私が専門学校で教えてきた指導経験と970点合格した実績に基づいていますので、是非参考にしてくださいね。
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絶対に知っておく「2つのキーワード」
不正アクセス禁止法は、2つだけ覚えてください。
なりすまし禁止
ほう助の禁止
なりすましは、「他人」のIDとパスワードで「認証」してログインすることです。システムにログイン「しただけで違法」、破壊工作や閲覧を「しなくても違法」です。
「ほう助」は、なりすましを助けるような行為です。例えば、IDとパスワードを掲示板に晒して、なりすましを助長する行為が代表例。
正答はアです。認証情報とは利用者IDとパスワードを意味します。
正答はア。第三者がなりすましをできるような手伝いは、「ほう助」に該当します。
正答はイ。他の法律でも罰することもできます。少し亜種ですが「ネットワーク経由での不正アクセス」が注目点。
余裕があれば「プロバイダ責任制限法」も勉強しておきましょう。他の通信傍受法とマイナンバー法は忘れて大丈夫。
不正アクセス禁止法は、覚えるポイントはたった2つだけなので正直簡単。よって次に話す「姑息な出題」をしてきます。
出題は組み合わせ解答がメイン
あまりに簡単なので、正答率を下げる小細工をして出題されます。
いわゆる「全て挙げたものはどれか」系問題。
正答はイ。ウはIDとパスワードを使ってないため規制されません。なおウイルス作成は、他の法律で罰せられます。
また気づいたかもですが、「本人に無断で」と必ず入っています。出題されたことはないですが、本人が了承してたら違法にならない場合もってこと。
キーワードが2つなので、正解も2つだとやりやすいですよね。
しかし、正答が2つではない場合も出題されます。
「aは絶対正解だと分かってるのに、全部の選択肢に入ってるー」って残念ですよね。
正答はア。bはショルダーハッキング、bとcは別の法律や規則で罰せられます。
大事なのは、「他人の認証情報を使ってログイン」「ほう助」に忠実に解くこと。「あと1つぐらい入るんじゃなかろうか」と勘で答えて不正解になりましたね。
ちなみに令和5~平成28春の12回分を見ましたが。適切なのは1つか2つで。3つや0(当てはまるのはない)はありませんでした。そこまで意地悪ではないですね。
次は、正解精度を上げる「2つの解法」を解説します。
厳密に「正解を探す」
「不正解を探し」あぶり出す(消去法)
解法1:厳密に正解を探す
「当てはまるかも」「違法じゃないのかな」と迷わせる選択肢でかく乱してきます。「何となく要ると思って」と勘で選ぶのは止めましょう。
正答はエ。「他人」の「認証情報(IDとパスワード)」で厳密な正答を探しましょう。
aとbは「自分の」認証情報であり「他人」ではありません。cは、認証情報ではないです。システムにログインしてませんよね。
もちろん、法律では規制されないとはいえ、セキュリティ的に宜しくないので、社内規定などで対策します。
他人の認証情報で不正アクセス・そのほう助け、の2点に該当するのdなので、正答はエ。
なお、aはフィッシングサイト、cはスキャベンジングと云います。もちろん別の法律で規制されますよ。
解法2:消去法も入れる。
また同じ問題です。
「正解を探す」だけでなく、「不正解も探す」ようにしてみてください。
もし「aが正答なのは分かるけど」でも、cは「他人の認証情報」に関連してないと消去法でアとウに絞り、aがあるアが正答と分かります。
不正答を探して選択肢を絞ると、一部正答か分からなくても正解できる時もあります。
正答はア。全ての選択肢にaがあるため、b~dも検証する必要があります。
また、コツとして、「誤って」の場合は違法ではない可能性も高いです。(裁判で過失になるかもですが、過去問では違法になった例がありません)
最近は少し広げている傾向
「なりすまし禁止」「ほう助禁止」では簡単なので、少し幅を広げています。収集・保管についても出題されています。
他人のIDとパスワードをメモする行為
偽サイトにて入力させ収集する行為
自分で不正をする・他人をほう助する目的でも規制対象になるってことですね。
認証情報に関係してるのはbのみ、よって正答はイ。
なお、aはウイルス作成罪・cは個人情報保護法で対応できます。
正答はイ。aはキーワード通り、bは「なりすまし」につながる行為です。
とはいえ、追加要素なので「正直間違ても仕方がない」でも良いです。
法律や用語でたくさん覚えることがあります。1つの法律や用語で覚える数は重要なもの・よく問題にでるものに限りましょう。
不正アクセス禁止法の「変則問題」に対策するよりは、「重要ポイント」だけにして、他の法律を覚えた方が点数は上がりますからね。
まとめ | 法律は優先度・深度を考えた勉強を
ITパスポート・基本情報技術者試験には、たくさんの法律が出題されます。
勉強する時は、出題頻度から学習重要度、出題傾向から学習深度を見積もれると良いですね。
過去問でよく出題される法律を優先する
なるべく少ない基本事項だけをおさえる
余裕あれば派生問題にも対策する
というようにすれば、
結局「勉強した法律」が出なかった・・・
問題で問われることが毎回違って得点できない
なんてことを防げますよ。
次は >>情報セキュリティポリシ<< がお薦めです。
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p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。
でわでわ(・ω・▼)ノシ