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【FE科目B対策】基本情報技術者H26秋セキュリティの解説
※以下は、>>【FE科目B対策】基本情報技術者R01秋セキュリティの解説<< と同じ文章です。リピータの読者さんは目次まで飛ばして大丈夫です
基本情報技術者試験の科目Bは、大きく変わって、セキュリティとアルゴリズムだけになりました。
問題は小問形式になり正直易しくなりましたが、問題は、科目Bの過去問は非公開なこと。
まずは無料公開されている昔の午後問題(現:科目B)で無料で対策を始める方が多いでしょう。
私が勤めているIT専門学校でも、資格対策授業に大きな変化はありません。まずは、午後問題を解いて力を付けます。
どうせ応用情報技術者では午後問題に直面しますから、無駄になりませんからね。
このNoteでは、授業での解説をベースに書きました。書籍の解説とは違って、一緒に読んで解いていきますし、解くためのコツや学ぶべき追加知識も書いています。
「短い解説では良く分からなかった」「正解だけでなく、どう解いていくかが知りたい」方には、特に学習効果が期待できます。
ぜひ少しでも参考にして頂ければ、嬉しいです。
過去問は自分で持っておいてくださいね。
>>公式の問題pdfへのリンク<<
>>公式の解答pdfへのリンク<<
解説 | 基本的な知識で充分な問題
今回の問題は、ルータの設定に「うっ」とカロリー感じちゃいますが、他は基礎的な問題です。
IPアドレスやインターフェースIDに嫌気が差しつつも、丁寧に考えていけば問題ありません。他は簡単ですから時間かけましょう。
学ぶポイントは2点でした。
ネットワークの基本形と比較してチェック
日頃からPCやITサービスを観察しておこう
読み:5ページ | ネットワークの基本形に基づいてチェック
最初の文章からは、「いつものWebサーバに、メールを連携させるのか」ぐらいを押さえます。
図1を見ます。
FW(ファイアウォール)がない!?
DMZに、WebサーバとメールサーバがあるOK。
社内LANに、会員管理サーバ(DBサーバかな)、業務用PCがあるOK。
メールマガジン送信サーバが社内LAN。今回は、内部メールサーバ(メールマガジン送信サーバ)と外部メールサーバ(DMZのメールサーバ)の役割だろうか?
メールサーバを内部と外部で設けるのはオーソドックです。受信メールを内部メールサーバに保存すれば、漏洩のリスクが減りますからね。外部メールサーバは、インターネットと内部メールサーバの仲介役に徹します。
IPアドレスは覚えなくてOK。覚えきれませんし、解くときに見れば良いですから。
図1下の文章を読み進めます。
(1):利用者とWebサーバ間はHTTPS暗号通信。
(2):最近の会員登録で良くあるパターンですね。
(3):同上。
(4):Webサーバから会員管理サーバにアクセス。
(5):Webサーバがメール送信機能を持っている?
若干(5)だけ気になりますね。「DMZのメールサーバに送ってもらうのかな」と考えたので。
メールマガジン発行も読みます。
(1):メールマガジン送信サーバには、Webサーバの機能もあるんですね。HTTPアクセスは平文ですが、社内LANなのでまぁOK。
(2):メールはDMZのメールサーバに送ってもらうのでOK。やはりDMZのメールサーバは外部メールサーバの役割でした。
最後の名前解決などは、DNSのことですね。
補強 | ネットワークの基本形
基本的なネットワーク構成を知っておきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1706228572747-Hr4QZMX3We.png?width=1200)
さらに、DNSサーバやプロキシサーバを追加し、メールサーバを外部用と内部用に配置するのも知っておきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1706228572802-TjcjKLp1ND.png?width=1200)
解き:設問1 | 日頃からITに触れておこう
選択肢を見ていきましょう。
ア:Webページで入力されたメアドが間違っていたら、自分にはメールが着ません。他人には迷惑がかかってしまいますが、正しいメールアドレスで申し込まないと、登録手順が進みませんね。○。
イ:通信の暗号化はHTTPSで行っていて、2段階手順とは関係ないです。明確ではないですが、メールは暗号通信ではなさそうですし(おそらくSMTP)。×。
ウ:Webサーバが会員管理サーバにアクセスするので実現されています。×。
エ:登録用URLのWebページでは、何を入力しても通るでしょう。たとえ間違えた情報でも、偽の情報でも。×。
アが正解です。特段迷うポイントはなかったかと。
二段階認証やリスクベース認証、MVMO(格安SIM)など、日頃からPCやITサービスに触れているときに、少しでも仕組みを考えると理解が捗ります。
私がネットワークスペシャリストを受験したときは「SIMカードか!」と閃いたことがあります。docomoが高くて、格安SIMを調べたのが良い経験でした。
※もちろん、答えられなくても合格点が取れる状態に仕上げています。あくまで、理解が捗る/高得点で確実に合格する効果。「おまけ」としましょう。
解き:設問2 | フィルタリングルールは1つずつ確認する
図2の穴埋めを見て、ちょっとゲッソリしますね。
さて、読みましょう。
まず、ルータにFW機能があるとのこと。最初に「FWない!?」と思っていたので良かったです。
ルータの通信誘導の設定の話。「送信元, 送信先, 送信先ポート番号」で許可。許可された発信があったら、一定時間返信も許可する「ダイナミックパケットフィルタリング」ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1706168611417-j1AzBuUWDT.png?width=1200)
ただしFWのフィルタリングルールでは、IPアドレス。今回はルータなので、IPアドレスだけでなく、インタフェースの番号(ルータの口、if0やif1など)でも指定できるとのこと。
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