【ネスペ2問】GARP(ネットワークスペシャリスト)
このNoteでは、ネスペR06~H21の全ての問題から、ARP, RAPR, GARPに絡む問題を集めて解説しています。
ARPやRAPRは、FEレベルでした。>【FE】プロトコル7+3のNote
NWでも出ますよ。>【NW】既知のプロトコルNote
ネスペでは、ARP, RARPに知識を追加。
IPv6では、ICMPv6が担うためARP・RAPRは不要
GARPにて、VLAN(GVRP)やマルチキャスト(GMRP)の設定
これらは午前対策で終わりなので、さくっと終えてOKです。
ただし、「冗長構成機器の主系切替時に、GARPでMACテーブルの書き換えをブロードキャストする」のは、午後問題でも出ました。>ネスペ令和元年午後1問1の解説Note(準備中*)
なお、私の全てのNoteは、学生時代の独学合格体験、大学・IT専門学校での授業経験を基に作成しています。受ける側・教える側で実績あるやり方なので、少しでも信用して頂けたら嬉しいです。
それでは始めましょう!
\私の3ヶ月の学習記録/
講座 | ARPのポイント2つ→4つ
APRはFEから出題され、APまで以下のポイントだけで通用してきましたね。>【FE】プロトコル7+3のNote
ARP:IPアドレス→MACアドレス
RARP:MACアドレス→IPアドレス
ネスペでは知識を追加します。
IPv6では、ARP, RARPは不要。ICMPv6が担うから >ICMPのNote
GARPは、スイッチに設定情報を送るプロトコル(GVRPでVLAN設定, GMRPでマルチキャスト設定に使われる)
>VLANのNote
>マルチキャストのNote
この2点までは必ず覚えて下さい。
以下にGARPの用途を書きますが、様子を見ながら覚えるかは判断してください。テキストには載っていますが、出題実績がありませんから。
GARPを利用して、VLANやマルチキャストの情報を多くのスイッチに伝播させます。
VLANの設定を、全てのスイッチに手動で行うのは現実的はありません。そこでGARPを基にしたGVRPで設定します。
また、マルチキャスト情報の伝播にはGMRPを使います。マルチキャストではIGMPも使いましたね。>マルチキャストのNote
問題演習 | IPレベル
正答はア。
ア:ARP:IPアドレス→MACアドレスの旨から判断
イ:DNS:IPアドレス⇔ドメイン名/ホスト名(いわゆるURLやFQDN)
ウ:RARP:MACアドレス→IPアドレスの旨から判断
エ:DNS:イで「⇔」としたのは相互変換できるからでした
IパスとFEで学ぶプロトコルはまとめてあります。
>【Iパス】プロトコル9のNote
>【FE】プロトコル7+3のNote
>【NW】既知のプロトコルNote
DNSについては、セキスペでもネスペでも、深く理解する必要があります。DNSサーバの2つの役割(権威・キャッシュ)、DNSレコードの具体的な書き方は必ず覚えてください。午後問題で出ますよ。>DNSの特集Note
問題演習 | ネスペならでは
GARPは、ブリッジに設定を伝播させるプロトコル。VLANやマルチキャストの設定をするときに活用されます。
正答はア。難しい問題でした。失点してOKですし、今後出たら覚えるぐらいで。もう少し中間的な問題が欲しいですね。
イ:ARP:相手のIPアドレス→MACアドレスの旨から
エ:RARP:相手MACアドレス→IPアドレスの旨から
ウは、RARP:自MACアドレス→IPアドレスですが、IPアドレスを忘れた場合に使います。MACアドレスはNICに刻印されているので忘れませんが、IPアドレスは記録してないと電源切ると忘れますから。そういう機器もあります。
でも用途や動きは解説しますね。
自分のMACアドレスは知っているので、設問文の自IP→MACの問い合わせは、一見無意味です。しかし活用法が幾つもあります。
ARPはブロードキャストされます。「このIPアドレス使ってる方、MACアドレス答えてくださーい」みたいな。この特性を利用します。過去問道場さんで2つ解説されてたので、私なりにかみ砕いて紹介しますね。
1つめ。DHCPで使えます。もし「MACアドレスxxxでーす」と返答があれば、自分のIPアドレスを他端末も使っていることが分かります。答えがなくて当たり前なんですよね。
2つめ。今回テーマにしているGARP。ブロードキャストを受け取った機器が、IPアドレスとMACアドレスの紐づけをし直すことを利用して、主系待機系の切り替えやVLAN設定をします。>ネスペ令和元年秋午後1問1の解説Note(*準備中)
さらに、GARPを利用して、VLAN設定するのがGVRP、マルチキャスト設定をするGMRPに使われます。
まとめ
お疲れ様でした!
ポイントは以下の通りでした。
ARPとRARP >【FE】プロトコル9のNote
ARP:IPアドレス→MACアドレス
RARP:MACアドレス→IPアドレス
IPv6では、ARP, RARPは不要、ICMPv6で >ICMPのNote
GARPは、スイッチに設定情報を送るプロトコル
VLAN設定 >VLANのNote
マルチキャスト設定 >マルチキャストのNote
主系待機系の切り替え>令和元年秋午後1問1の解説Note(準備中*)
必要に応じて関連Noteも読み進めてくれたら嬉しいです。でわでわ。
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