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【ネスペ5問】多元接続・変調(ネットワークスペシャリスト)

このNoteには、R06~H21の全問題から多元接続・変調についてまとめました。最重要なのは、CSMAとOFDMです。

  • CSMA:2問目に紹介(R03, H24, 21)

  • OFDM:1問目(R05, H30, 28, 24, 22)、2問目(R03

他にもたくさん用語(英語)が出てきますが、キリがありません。ただ「Aは振幅」と単語レベルで覚える価値はあります。

そのあたりの力の抜き方・入れ方も書いておいたので、是非参考にしてくださいね。

なお、全てのNoteは、私の学生時代の独学合格体験・大学とIT専門学校での授業経験を基に作っています。信頼して頂けたら嬉しいです。

それでは始めましょう!


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CSMA/CD, CA | 伝送制御

ネットワークスペシャリスト 平成22年秋午前2問05
ネットワークスペシャリスト 平成17年秋午前2問05
ネットワークスペシャリスト 平成19年秋午前2問05

正答はイ。

この問題はH22年以降出てないので、ネスペでは出ないかもですが、ネットワークの基本です。IパスやFEレベル。知らないわけにはいきません。次に紹介するロングセラー問題もあります。

複数の端末で同時に回線・電波を使うときの工夫の話。

  • CSMA/CD:衝突(C)を検知(D)したら、ランダムな時間待って再送する。有線LANで採用。

  • CSMA/CA:衝突(C)を回避(A)するために、通信を始める前に様子を見る。無線LANで採用。

CDMAとFDMAも一応書いておきますが、覚えなく良いかなぁと思います。どうしても知りたい方は過去問道場さんへ。

  • CDMA:符号分割多元接続

  • FDMA:周波数分割多元接続

  • TDMA:時分割多元接続

むしろ最後に追加したTDM(TDMA)が重要。次節でも出てきます。


CSMAで長らく出ている問題いきましょう。

ネットワークスペシャリスト 令和03年春午前2問05
ネットワークスペシャリスト 平成24年秋午前2問06
ネットワークスペシャリスト 平成21年秋午前2問03

正答はア。

消去法で正答するのが良いかなと思います。

  • イ:トークンパッシングの説明。「トークン」に反応します。

  • ウ:「直ちに再送」はしません。CSMA/CDでは、衝突を検知したら、ランダムな時間待って再送します。

  • エ:伝送路が使用中なら衝突する可能性大。送信せずに待ちます。

H21, 24, R03と、3, 9年振りにでていて、R05(2年)には出ていないので、R06(3年)~そろそろ出るかも。



ネットワークスペシャリスト 平成21年秋午前2問02

正答はイ。H21以降ないので出ないでしょう。

少なくも「CSMA/CDでは、衝突を検知したら、ランダムな時間待って再送だったから、中継はしない」と、イとエに絞ってください。あとはブロードキャストを中継しない理由もないし困るので、とイへ。




OFDMとTDM | 多重接続・変調方式

ネットワークスペシャリスト 令和05年春午前2問02
ネットワークスペシャリスト 平成30年秋午前2問01
ネットワークスペシャリスト 平成28年秋午前2問02
ネットワークスペシャリスト 平成24年秋午前2問02
ネットワークスペシャリスト 平成22年秋午前2問03

正答はウ。2~5年間隔で5回も出ています。R07から出始める可能性が出てきます。

TDMは、IP/FEレベルなので知っていてください。他は今後も出題するかで覚えるか私は判断します。どうしても詳しく知りたい方は過去問道場さんで。

区別して欲しいのは「変調」と「多重化」。

  • 変調:搬送波にデータを載せる方式

  • 多重化:複数端末・複数信号で1つの回線を共有する方式

データを電流や電波で送るには変調を必ずします。多重化できれば、回線を効率的に使えます。例えば、ラジオはAM変調・FM変調してますが、多重化はしていません。

  • ア:CCK(相補型符号変調):変調方式なので、多重化ではないです。

  • イ:CDM(符号分割多重化):通信ごとに特定の演算をして、受信側で演算して各通信を取り出す多重化方式。

  • エ:TDM(時分割多重化):複数の通信を細かい時間(タイムスロット)で切り替えながら、あたかも同時で通信してるようにする技術。

TDMに加えて、WDMも知っていて損ないです。WDM(波長分割多重)は、光ファイバ内に異なる波長の光を使って同時伝送する技術。


少し余談をします。テキストを読んでいて物理学に詳しい方は「FDM(周波数分割多重)とWDM(波長分割多重)は同じではないか」と思われるかもですね。私もそうでした。

FDMとWDMはやっていることは同じです。呼び方が違うのは、電波・電流はFDM、光はWDMです。理由は周波数と波長の数値・単位にあります。

電波や電流は周波数で50Hzや5GHzで表しますが、光になるとめちゃくちゃ周波数が高くなって表現しにくくなります。光は波長表現の方が分かり易いのです。



ネットワークスペシャリスト 令和03年春午前2問03

正答はエ。

OFDM(直交周波数分割多元接続)は、複数の周波数で同時に送信して高速化を図ります。車道の車線を増やすようなものです。


他の用語は、覚えなくて良いです。午前問題の正答になるのは、OFDMですし、午後問題に出そうなのもOFDMですから。

とはいえ少しだけ解説。

ラジオでAM・FMと聞いたことあるでしょうか。ラジオの音声は搬送波という電波に乗せて送っています。搬送波にデータを乗せる方法が変調です。

  • ASK:振幅変調。Aが振幅(amplitude)

  • BPSK:位相変調。Pが位相(phase)

  • FSK:周波数変調。Fが周波数(Frequency)

よって以上3つは、そもそも多重化方式ではなく、変調方式です。

変調の日本語名前、A, P, Fの英語だけは一般常識として知っておいて欲しいです。

>無線LANの解説Note(準備中*)




まとめ


お疲れ様でした!

外せないポイントだけ書き出しておきますね。

  • CSMA:伝送制御方式

    • CSMA/CD衝突(C)を検知(D)したら、ランダムな時間待って再送する。有線LANで採用。

    • CSMA/CA:衝突(C)を回避(A)するために、通信を始める前に様子を見る。無線LANで採用。

  • 多重化:複数端末・複数信号で1つの回線を共有する方式

    • OFDM(直交周波数分割多元接続)は、複数の周波数で同時に送信して高速化

  • 変調:搬送波にデータを載せる方式

    • Aが振幅(amplitude)

    • Pが位相(phase)

    • Fが周波数(Frequency)

次は >VLANのNote(準備中*)でお会いしましょう。でわでわ。


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せんない
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