【FE科目B対策】基本情報技術者H25春セキュリティの解説
基本情報技術者試験の科目Bは、大きく変わって、セキュリティとアルゴリズムだけになりました。
問題は小問形式になり正直易しくなりましたが、問題は、科目Bの過去問は非公開なこと。
まずは無料公開されている昔の午後問題(現:科目B)で無料で対策を始める方が多いでしょう。
私が勤めているIT専門学校でも、資格対策授業に大きな変化はありません。まずは、午後問題を解いて力を付けます。
どうせ応用情報技術者では午後問題に直面しますから、無駄になりませんからね。
このNoteでは、授業での解説をベースに書きました。書籍の解説とは違って、一緒に読んで解いていきますし、解くためのコツや学ぶべき追加知識も書いています。
「短い解説では良く分からなかった」「正解だけでなく、どう解いていくかが知りたい」方には、特に学習効果が期待できます。
ぜひ少しでも参考にして頂ければ、嬉しいです。
解説 | 珍しく物理セキュリティ
情報安全確保支援士(セキュスペ)ならともなく、他の資格ではセキュリティ問題は多く出せません。
ITのセキュリティは、やはりネットワーク経由が主体になります。
逆に今回のように物理的なセキュリティ問題は貴重な経験なので、しっかり学びましょう。
読み:18ページ | チラっとでも「隙」「不正」を考える
1パラグラフ。J社に開発室・執務室があり、入室はICカードとパスワード、退室はICカードでする、ていどですね。
「隙があるのでは?」「不正ができるのでは?」のツッコミ所があると良いなぁ、と読んでいきます。
チラっと重箱をつつく程度ですが、私が思ったのは。
1人か扉を開けて、連れがすぐに入れるのでは?
扉が閉められると自動施錠だけど、閉めないとどうなる?警報なる/ならない?大きな物品が盗めますから。
などを一瞬ですが考えました。このような裏読みが、後々効いてくることがあります(実際、この問題では効きました)。
【J社の入退室管理システムのセキュリティ要件】を読みます。
さっそく下線①になったので解きに入ります。ただし、次の箇条書きまで読みます。直後にヒントがある場合もありますので。今回はなさそうですね。
解き:設問1 | ずっと流行っている言葉「耐タンパ性」
正答はウ。外部から分析されにくくしている性質です。
耐タンパ性は出題され始めてから、ずっと流行っています。ITパスポートから既に出題しています。>>Iotや耐タンパ性のNote<<
読み:18ページ(3)| 次の箇条書きまで読む
読みに戻るとすぐに下線②が待ってました。
一応、次の箇条書き(4)も読んでおきます。嬉しいことにログについて書いてありました。ヒントになるかも。
解き:設問2 | 対応付けて考える
下線②のあった(3)の次(4)にて「社員/協力社員、日時、出入口が特定できる」とのことでした。
ア:出入口と社員/協力社員は分かりますが、日時なし×。
イ:日時、社員/協力社員は分かりますが、出入口なし×。
ウ:全て分かります。「ICカードIDと利用者IDの片方じゃだめなのかな?」とちょっとだけ気になりますが。
エ:日時・出入口はわかりますが、社員/協力社員なし×。
よって、イが正答。
さて、イについて。ICカードIDと利用者IDが記録されているのは、おそらくICカードにはICカードIDしか記録されておらず、データベースから利用者IDをひっぱってきていると考えられます。
また、ICカードは貸与なので、使用者が時期によって違います。よって、ログにはICカード・当時使っていた利用者を記録していると思われます。
読み:18ページ(5)~ |
読んでいてチラっと思うのは、
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