『自分にかなった思考法』
自分にかなった思考法を身につけておく。
自分にかなう方法というのは、そもそも「自分らしさ」というやつを伴っています。
思考法だけでなく身につく手法というものは、そもそも「自分らしさ」を伴えるからかなうということ。
そんな思考の方法や法則を探して、人はあれやこれやと情報収集しながら、自分にとって必要な手法を見つけ身につけていく。
運よく「自分らしさ」を伴えた手法であれば、それはおのずと身についてなじみやすくなっていく。
でも、運に恵まれず「自分らしさ」から乖離した手法であれば、それは身につけようとしてもどこかしっくりすることなく、どこか使いづらさを感じながら「使わざるを得ない」という結果に陥る。
子供のころから親に言われて「その通り」に過ごしてきた。
そんな人が「自分を変えたい」と言って、相談に来られたりします。
「自分探し」なんてことをする人もいたりして。
「自分を変える」にしろ「自分を探す」にしろ、まずは「自分」という基準を知ることがとても必要。
「自分」という「基準」なしに「探し物」をしてみても、そもそも探しているものが何かわからなければ、見つかるはずもない。
たとえ見つかったとしても、それは「まやかし」や「間違い」でしかなく、結局、「自分を変えたい」や「自分探し」に舞い戻ることに。
人にはいろいろなタイプがあります。
タイプというのは状況に合わせて「それぞれのタイプ」が、「それぞれ」どんな風に反応するか、ということ。
東洋占術では人をいくつかのタイプに分類します。
でも、そもそも人は、他の人が持ち合わせるすべてのタイプを備えている。
それがどんな時にどんな「タイプ」が反応するかで、その人の個性となっていくわけです。
「もっときちんと過ごしたい」「不安なくすべてを明確にして安心して過ごしたい」という人。
実は「そこまで振り切る」「そこまで行きつく」だけの行動を伴えることで、不安や欲求を解決することができたりする。
不安がないように慎重に過ごすよりも、不安の原因を考えつくして言葉を導き出し、納得して行動が変えられるまで思考し続けるのがその人にかなっている。
また、すべてを完ぺきに過ごしたい、失敗したくないという人。
実は失敗した時のリカバリーの方法を日頃から幅広く思考し実践できるところまでアイディアの準備をすることで、こうした不安を解消し心地よく過ごすことができたりして。
実はこんな人の相談を、つい先日頂きました。
僕は東洋占術の手法で干支九星術というのを使っています。
「暦」を見て、その人の命式を出し、本来のその人らしい「基準」を暫定的に設けておく。
先に示した通り、東洋占術はタイプ分類する。
でも、すべての人はすべてのタイプを持ち合わせている。
そして、その人の個性で「タイプの発揮の仕方」にクセが出る。
というのが前提。
だから「暦」から導き出すのは「占術を用いるための方便」であり「基準・目安」でしかない。
その人そのものを表すものではないわけです。
よく「おうし座だからマイペースだね」とか「さそり座だから腹に一物あるね」なんて言いきっちゃうことがある。
そんな側面はだれにでもある。
だから最初から決めてかかるものじゃない。
でも、ピンチや不安の時。
自分にひとつの「基準」を設けることで、安心するための拠り所を生み出すことができる。
「なるほど、それ、自分らしい」という安心感を得てもらうのは、東洋占術家の腕の見せ所。
その場のピンチや不安を解消するアイディア出しは、自分でも導き出せそうなものなのだけど、意外と一人じゃ難しいみたい。
だから占い師や東洋占術家が必要となる。
あーでもな、こーでもないって、話を重ねていくことで、「自分らしい」「自分にかなった」思考法や思考の法則が見えてくるわけです。
思考の真っ暗い「沼」に考えが落ち込み、自分らしさや自分らしい考え方や物の見方がかなえられなくなった時、地に足のついた占術は頼りになる。
そんなやりがいを持ち合わせながら、僕は日々、東洋占術のお仕事で、人さまの悩み相談を請け負っているわけさ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
追記:自分らしさの見つけ方
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