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実現させる人
センジュ出版を立ち上げてから、プレゼンテーションを審査する役割をいくつか任されている。
相手に何かを伝える立場にある人は、編集者からすると著者と同じように感じる。
著者の原稿に対してこれまで伝えてきたことの延長にこの審査員としての視点もあると思い引き受けているが、
さすがに数年にわたりさまざまな審査をしていると、プレゼンを通す人の共通点が見えてくる。
それは、「過去」から「未来」への道筋だ。
プレゼンを行うよりも前の過去から行動、活動がすでに始まり、実績を積み、
現在は未来を左右する分岐点にある。
そしてプレゼンが通った場合の未来について、他者にも同じイメージを伝えることができるほどに、細部に至るまで画がしっかりとできいる。
その道筋にはブレがなく、だからこそ支援者や同志がすでに何人も存在している。
要は、プレゼンを通す人は皆、プレゼンが通ろうが通るまいが既に行動していて、今後もずっと行動する人だ。
そういう人達の視座は高くならざるを得ないため、その活動によってもたらされるものは広範囲に、または永続的に繋がりを見せる。
審査する側は、そういう人に賭けたい。
本を書く人も同じ。
「どうしたら自分の本を出せますかね?」
よりも、
「もう本3冊分くらいの原稿を書いているんです」
の人のほうが本を出す入口に近づいている。
誰かから頼まれたわけでもないのに、気づけばすでにやってしまっている。
大きな未来への小さなドアは、そんな行動を起こしたあなたを前に、
向こうから開いてくれる。
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![センジュ出版 代表 吉満明子](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73034334/profile_95ed53bc746954c7ea702d6f9b1de8dd.png?width=600&crop=1:1,smart)