なぜ肌に摩擦はよくないのか?乾燥から守ってくれている0.02ミリの薄い膜について
老若男女問わず、最近はスキンケアへの意識の高い人が増加しているように感じます。特にこれからは乾燥が気になる時期になります。スキンケアへの意識をより一層高めていきたいところですね!
そこで今回は、肌の大敵である「摩擦」について書いてみたいと思います。スキンケアへの意識が高い人は、「肌に摩擦はよくない」ということは知っていると思います。
一般的には洗顔で強くこするのはNGですし、タオルでゴシゴシ拭くのもNGとされています。
では「なぜ肌に摩擦はよくないのか?」今日はそのあたりをまとめてみました。
ぜひ最後までおつきあいいただけたら幸いです。
では早速いってみましょう!
肌の1番外側は0.02ミリの厚さしかない
肌の1番外側には角層という薄い膜があります。その薄い膜がわれわれの肌をバリアしてくれているのですが、その厚さがどのくらいかご存知でしょうか?
ナント0.02ミリ!!ちなみに0.02ミリというと、食品用ラップ程度とのこと!これ、かなり薄いですよね…。
でもこの薄い膜が非常に大切な役割を担ってくれています。その役割とは、バリア機能と保湿機能です。
バリア機能とは、
・肌(皮膚)表面から、ほこりや菌などの外部刺激が体内に入るのを防ぐ
・体の水分が、体外に過剰に蒸散するのを防ぐ
保湿機能とは、
・角質の内部の保湿成分が失われるのを防ぎ、みずみずしさを保つ
この0.02ミリの薄い膜は、外部からの刺激だけでなく、肌のうるおいを保つためにも非常に大切な役割を果たしてくれていることがわかります。
そんな大切な機能をもつ薄い膜が傷つくと、バリア機能も保湿機能もダメージを受けてしまうわけです。そのため、摩擦は肌の大敵となるということです。
実は摩擦が肌トラブルの根源かも
肌の大切な役割を担ってくれている薄い膜の角層が傷つくと、刺激によって炎症が起こり、赤みや吹き出ものが発生しやすくなります。またシミ、シワ、たるみの原因になるともいわれています。肌にとっては、わるいことだらけですよね。
だからこそ、0.02ミリの膜を傷つけないように扱うことが大切になってきます。とはいっても、われわれは無意識に肌をこすりがちです。j実はこの摩擦が肌トラブルの根源だったりします。
僕も仕事中など、特に忙しいときは無意識に顔を触ってしまっていることがよくあります。本当はこのような摩擦も避けた方がよいのでしょうね。意識高くいきたいところです。
負のスパイラルに入らないように注意しよう
肌は、刺激を受けたり乾燥したりすると、肌内部を守ろうとターンオーバー(肌の生まれ変わり)のスピードを速めようとします。すると、保湿機能の弱い未熟な肌がつくられてしまいます。
未熟な肌は、ダメージに弱いので、刺激やダメージを受けると硬くなってしまいます。すると肌が分厚くなり、潤いを与えても入らず乾燥がさらに進むといわれます。
これは肌にとっては、完全な負のスパイラルです。
かかとのひび割れなどをイメージしやすいとわかりやすいかもしれません。肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)が正常に働かなくなり、皮膚表面が硬くなって乾燥している状態です。
このような負のスパイラルに陥らないためにも、0.02ミリの薄い膜を丁寧に扱ってくことが大切といえますよね!
まとめ
■なぜ肌に摩擦はよくないのか?
→肌の1番外側は0.02ミリの厚さしかないから
→でもその薄い膜がバリア機能と保湿機能を担っている!
→薄い膜が傷つくと、肌トラブルの原因に
→0.02ミリの薄い膜を丁寧に扱っていきましょう!
特にこれからの季節は乾燥しやすいですから、この薄い膜には目一杯活躍してもらいたいところです。ぜひ摩擦をなるべくおさえるように意識的にケアすることをおすすめします。
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参考
花王株式会社ホームページ「スキンケアナビ」
https://www.kao.com/jp/skincare/
※注意※
当記事は、専門家ではなく愛好家としての私見になります。実際に肌トラブルなどでお困りの方は専門家へ相談することをおすすめします。
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日本洗顔協会認定の『センガニスタ』とは何ぞや?
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