劇場版『おいハンサム!!』は、ささやかな日常と家族をより愛おしく感じられる名作でした!
ドラマ『おいハンサム!!』。シーズン1&2どちらも楽しんで観ていたこと、そして私の"おいハンサム!!愛"はこの記事を読んでいただければ十分お分かりいただけるかと…。
やっと時間を作ることができて、本日観てきました!!劇場版『おいハンサム!!』。
公式ホームページに書いてあるこの言葉通りの世界観が、まさに『おいハンサム!!』なんです。
劇場版を観終わって、気分爽快!スカッと幸せな気持ちになれました。このところの鬱々していた気持ちが、久しぶりに晴れた感じがしました。
劇中に出てきた美味しそうなご飯は数々あれど、なぜか次女・里香が手作りしていた餃子がやけに心に残り、今晩は餃子にしました(笑)。手作りではなく買ってきちゃいましたが…。
泣いて笑って、伊藤家ばんざーい!改めて大好きだなー。この家族。
吉田鋼太郎演じる伊藤源太郎の、ウザいくらい娘たちが大好きで大切だということが伝わってくるストレートな愛情表現が心に沁みます。
考えてみれば家族の中で自分以外はみんな女だらけという状況だとすれば、普段から肩身の狭い想いをしている"お父さん"は世の中たくさんいらっしゃることと思います。
その点たまには空回りすることもあるけれど、なんだかんだ娘たちは父親である源太郎のことを尊敬してたたえているからこそ、家族の絆がしっかり感じられるんですよね。
もちろん伊藤家のラスボス的な母、MEGUMI演じる千鶴さんの存在あってこそなんですが(笑)。いつもひょうひょうとしてマイペース。
でも夫である源太郎のことをきちんと立てて、三人の娘たちを愛情深く包み込んでいる千鶴さんあってこその伊藤家。
映画の最初の方は、ドラマを観ていない人たちにも登場人物について理解してもらいたかったからなのか、目まぐるしく場面が切り替わっていって落ち着きませんでした。
それが一段落してからは、いつもの『おいハンサム!!』ワールドがテンポよく展開されていって、伊藤家の何気ない日常生活に笑ったりウルッとさせられたり、相変わらず心が忙しく動かされました。
『おいハンサム!!』は日々の小さな出来事やプチ事件を積み重ねているところにドラマがあるので、誰にでも共感できる要素が必ず一つや二つあるところが見事だと思います。
今回の劇場版では「先にお礼を言ってから何かを頼む」という伊藤家のブームがそこここに散りばめられていて、それが一つの大きなフックになっていて面白かったですね。
三姉妹の"恋愛迷子状況"はと言えば…。
木南晴夏演じる長女・由香は知らない男からの間違い電話を待ってしまうくらいロンリー…。何かと言えば元カレ大森が頭をよぎってしまう始末。
佐久間由衣演じる次女・里香は、恋心を抱いた原さんが既婚者だと知って悩み、原さんから逃亡するために京都へ「恋愛疎開」。幼なじみのたかおと再会して、もしや!?
武田玲奈演じる三女・美香は婚約者・ユウジとケンカ中に声をかけてきた軽いノリのイサオに猛烈アプローチされ、まさかのプロポーズ!?
…とまぁ、ダメ男たちに囲まれて、行き着く先がまだまだ見えません(笑)。
今回、千鶴さんが源太郎について「二番目に好きな人と結婚した」というシーンがあり、その真意がずっと気になっていました。最後の方で明かされた千鶴さんの"一番手好きな人の話"…とても素敵でウルッとしちゃいました。コメディなのに、こういうさりげない感動があるんですよね。
源太郎の「ハンサムな言葉」は劇場版でも盛りだくさんでしたが、三女・美香が妊娠させられたと思い込んでイサオに立ち向かっていった時の、
「普通の生活、普通の人生、それを笑うようなやつに娘たちは絶対にやらん!!」
がやっぱりダントツNo.1でした。こんなにもお父さんから愛されている娘たち、早くいい人見つけて幸せな家族を作るんだよ!
「家族みんなで食卓を囲むことのできる、ささやかな日常のささやかな幸せ」
人間の幸せの原点ってやっぱりコレだよな…と改めて感じさせてもらえる劇場版『おいハンサム!!』。ぜひその沼にハマってみてください!
今日は幸せな気持ちで眠りにつけそうです♡