ドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』は、主演"めるる"の魅力全開のラブコメミステリーです!
"めるる”こと生見愛瑠が、GP帯の連続ドラマ初主演の作品が今クールの『くるり〜誰が私と恋をした?〜』。
ドラマ『恋です! 〜ヤンキー君と白杖ガール〜』で、ユキコと森生の恋を邪魔するちょっとだけ意地悪な役どころのハチ子を演じていた”めるる”の演技力の高さに驚いたことを、今でもハッキリ覚えています。
申し訳ないことに、その頃はまだバラエティ番組御用達のタレントの一人…くらいにしか認識していなかったので「この子、演技もできるんだ」くらいの感想でした。
その後、私の大好きなドラマの一つになった『日曜の夜ぐらいは…』で演じた若葉役、そして『セクシー田中さん』の朱里役でこの子の演技力は本物なんだなーと。そこから、気がつけば彼女のことを応援している自分がいました。
実に勝手なイメージなんですが(笑)、″めるる″は裏表のない何事にも素直な人なんだろうと思います。その真っ直ぐでひたむきな人柄が演技にもそのまま出ているところもあり、いつの間にか彼女から目が離せなくなっている感じでした。
今回のドラマの主人公・緒方まことは、とある事故によって記憶を失くしてしまいます。プレゼント用の指輪を持っていたことから、それを誰に贈るつもりだったのか?指輪がピッタリとはまる彼女の前に現れた3人の男性…。
”元カレ”、”唯一の男友達”、”運命の相手”と名乗るこの3人の男性たちと恋の四角関係を繰り広げると共に、”恋の相手”と”本当の自分”を探していくというラブコメミステリー。
”本当の自分”って私自身もそうですが、自分でもよく分からないところがありますよね?
誰もが二面性どころか、きっとシチュエーションや向き合う相手に応じて無意識に、そこで見せる自分の顔を使い分けているような気がします。いくつものキャラクターを演じ分けて。
まことも、プライベートでも会社でも人に嫌われないように素の自分は見せずに、悪目立ちしないように生きてきた24歳…と思われ?
電話帳を見ても親の手がかりもなく、インスタの写真も人物が写るものは一切なく日常生活のごくささやかなものばかり。LINEの履歴は復活できず…。
家具がほぼない殺風景な自分の部屋や、無難な色の服が並ぶワードローブを見て、個性を見せないように生きていたことがなんとなく想像できてしまいました。
会社の人に話を聞いてみても本当に仲のよさそうな同僚もいないし、どんな人間だったか聞いてもどうも薄いエピソードしかなく…。
誰からも連絡もないことに不安を感じていたまことの元に、”元カレ”と名乗る花屋の公太郎が現れ、まことに二股かけられてフラれたと告げます。
会社での自分と公太郎の言う自分のイメージの落差に驚くまことに「記憶がないってことは、自分らしさ…から自由になれるのかもな。人生リセット。嫌なこと忘れられる。少しうらやましい。今の自分で好きにやってみたらいいんじゃない?」
そう言われて記憶を失くした今自分が着たい華やかな服を着て会社に行き、正直に振る舞うと、男性社員には好評でも女性社員にはウザイと言われ…。
何かと世話を焼いてくる”唯一の男友達”と名乗る会社の同僚・朝日には「記憶が戻るまで、おとなしくしてた方がいいかも」とまで言われてしまい、つい反発してしまうまこと。「愛想笑いして…嫌われないように話合わせてって?」「ムダに嫉妬されないようにって。目立ちすぎると、仕事しづらくなるから」
まことは"本当の自分"と仲良くなれそうになく、深く悩みます。
そして仕事でいろいろ助けてくれた派遣社員の松永さんがクビにされること、今の自分がこのまま働き続けることに疑問を抱き、その勢いで自分が会社を辞めると宣言してしまいます。
「記憶喪失、仕事喪失、貯金喪失…」まことはこれからどうなってしまうんでしょう?!さらにはラストに”運命の相手”という律も現れ…。
という怒涛の初回でした。
”めるる”の演技は相変わらず表情豊か!困った顔と悲しい顔と、満面の笑顔と…。その表情一つでまことの気持ちがこちらにビンビン伝わってきました。
そして、いつも通り自然体の観ていて気持ちいい佇まい。清々しくて凛としていて…。まことの本当の姿はまだ分かりませんが、"めるる"はまことという人物を魅力的に演じ、実に立派に主演を務めていると思います。
今後のストーリー展開はまったく読めず、事故のときにまことを追いかけていたのは誰か?電話をかけようとしていた相手は誰か?それらの謎が少しずつ明かされていくんでしょう。
四角関係の行方と、まことの″自分探しの旅″がどうなっていくのか、楽しみに見守っていきたいと思っています!!
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