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祝・デビュー50周年!のTHE ALFEE(じ・あるふぃー)

先日たまたま見つけて録画した番組。タイトルは『THE ALFEE Memories~50周年とその先へ~』。

日本で息の長いバンドといえば、まずはサザンオールスターズが筆頭に挙げられると思います。老若男女問わずファン層が幅広いし、ヒット曲も膨大な数ありますからね。誰もが認める“国民的バンド“です。

でもTHE ALFEEも負けてないんですよ(笑)。今年の8月で“デビュー50周年“!間もなく全員70歳、古希を迎えるそうです。いやはや、皆さんまだまだ若い!エネルギッシュ!

メンバー・チェンジもなく、活動休止もなく、ずっと走り続けてきたTHE ALFEE。3人のハモリが売りで、3人ともリードボーカルを取れるのが他のバンドにはない唯一無二の魅力ですよね。

「なぜTHE ALFEEは50年続けることができたのか?」

を解明しようというのが番組のコンセプトでした。昔懐かしい『ザ・ベストテン』の映像も盛りだくさんで楽しめました♪

現在も、日本最多のライヴ本数を更新し続けているそうです。2024年11月3日現在、2929本。シングル73作品中、58作品が連続オリコントップ10入りという、男性アーティストの歴代1位タイの記録も持っています。日本初、単独アーティストによる10万人コンサートも成功させました。

この3人、明治学院大学で出逢ってデビュー。この番組中でもキャンパスを訪ねる場面もありましたが、よっぽど気が合ったというか、運命的な何かがあったんでしょうね。

でもデビュー当初はロックではなくフォーク路線で、9年間はヒット曲にも恵まれずに不遇な時代を過ごしていました。

16枚目のシングル『メリーアン』でやっと脚光を浴びたTHE ALFEE。ロック路線に変更して大ヒット。これはある意味賭けだったところもあったかと思います。

一発屋で終わるか、長く続くバンドになれるか?の瀬戸際で(笑)、次のシングル『星空のディスタンス』は重要な意味を持っていたわけですね。これも見事に売れて、THE ALFEEとしての確固たる立ち位置を獲得したわけです。

私もバンド人生長かったので、バンドの難しさは重々承知しています。たとえばレコード会社の人に評価されても「リスナーの耳のレベルに合わせた(レベルの低い)曲を作れ!」と理不尽なことを要求されたり、思えばいろんなことがありました。これについては、いつかしっかり書こうと思います。

ここから、番組中のいろんな方々とご本人たちの《考察》を書き連ねてみます。なかなか興味深いですよ。

THE ALFEEのことながら、自分たちの生き様にも役立つような内容も盛り込まれた《考察》だと感じました。

【THE ALFEEが50年続けられた理由の考察】

(南こうせつ考察)だいたい(グループの)ヒビが割れるのは“金(かね)“ですね(笑)。3人ともリードボーカルを取れるのがTHE ALFEEの魅力ではあるけれど、「俺が俺が」が出てくると溝や壁ができてたいてい解散。でもTHE ALFEEは売れる前と後で変わらない。天狗にならない。

《本人考察》「俺が俺が」は3人ともない。売れるまでに時間がかかったので、天狗になりようがなかった。

(脳科学者・中野信子考察)普通は立場が固定している方が楽。曲ごとにリードボーカルが変わるのは、脳に負担がかかるはず。それを“能天気“に生きていられるのは脳科学的に新しい。

《本人考察》「まぁいいか」が基本的な考え方。リードボーカルを固定した方が楽なのにそれをしなかったのが良かったのかも!?

(元ガロ・大真澄野考察)最初会ったときと、同じ人たち。芸能界の中ではそんな人たちはほとんどいない。おごりたかぶったりしない。普通にナチュラルに、人と接することができる。最高ですよ!あの3人は。

《本人考察》大野さんにアドバイされた通り、1日1曲作ろうとした努力があったからではない(高見沢さん談)。『ザ・ベストテン』で起きたようなさまざまなハプニングがあったから、絆を深められたのかもしれない!?

(研ナオコ考察)まだ売れない頃、自分のコンサートのバックバンドをやってもらったことがあった(これは知らなくてビックリでした!)。その当時と変わってない。ものすごい純粋だし、アルフィーはずっとそのまんま。3人が3人ともメンバーに興味がない。プライベートにお互い入っていかない。だから長いこともつ。3人とも音楽性は違うけど、一緒にやると″化学反応″が起きる。

(脳科学者・中野信子考察)この人とずっと一緒にいたいなというときに、相手を“放し飼い“状態にできるかどうか?が長続きの秘訣では?

我慢をすることは脳にコストがかかること。アルフィーの3人の脳は、皆さんすごく楽天家で“明るいバカ“(笑)。苦しさも楽しみの種に変える三者三様の装置を持っていて、50年活動されてるのでは!?

(脳科学者・中野信子分析)成功者にある行動パターンは、自分にとって新しい未知のことを受け入れるのに躊躇がないという特徴がある。アルフィーのコンサートの最後に必ずボーナスのようなチャレンジするステージがあるけれど、そういうのを積極的にやる姿勢がある。

《本人考察》チャレンジする精神が50年続けられた要因の一つ!?

(コンサート・スタッフ考察)世界で一番幸せな3人。大学の仲間がそのままプロになって、奇跡だと思う。体が丈夫だったこと。誰も大きな病気や事故もやらず、悪いこともやらなくて、3人が真面目だったから。

これらのどの《考察》も、きっと正しいと思います。

確かに売れればそれまでの世界とガラッと変わるし、変わらずにいることの方が難しいと思います。でも3人ともデビューした当時と変わらない、少年のように純粋な心を持ち続けて音楽に打ち込んでいます。これは自分も見習いたいし、本当に素敵なことだと感じます。

【3人が導き出した結論は!?】
桜井・坂崎・高見沢。この3人だったから50年続けてこられた!出逢うべくして出逢った!

当たり前のような結論ですが(笑)、3人が出逢わなければTHE ALFEEは誕生していませんからね。

リードボーカルの変わる自分たちをカレーの“味変“のようだと高見沢さんが言うと、坂﨑幸ちゃんの「すごいね。話が小ちゃくって面白いね」と(笑)。まるで漫才のようなこの掛け合いも魅力の一つです。

今年の8月25日、50周年の記念セレモニーで高見沢さんが言った言葉。

「いい時も悪いときも、3人でいたことが僕らの誇りです。これからどのくらいの時間があるのか分かりませんけれども、続けられるだけここ(ステージ)に立っていようと思います。まだまだアルフィーの旅は終わりません!50年経ちましたが、歳はとりましたが、まだまだ僕らは元気です!」

今年の10月からまたツアーが始まっているそうです。ライヴ本数の記録はまだまだ伸びていきますね。

THE ALFEE、次なる60周年に向けてすでに走り出しました。私も口癖の「疲れた」なんて情けないこと言ってられません!3人のパワーに負けないよう、私もまだまだ走り続けたいと思います!THE ALFEE、ずっと応援しています!

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