
なんだかんだ俳優・福士蒼汰のことが好きなのかもしれません(笑)
なんとなくここまで観続けてきてしまっている感じのドラマ『アイのない恋人たち』。遊川氏作品にしては珍しく全体的にはおとなしめの展開のような気がするんですが、ここから大きく動いていく何かに期待してみています。
「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」。恋愛をする上ではどれが欠けてもバランスを保つのが難しそうな要素を抱えた登場人物たちが、どんな風に人として成長し変化していくのかが楽しみです。
主演の福士蒼汰。今回の売れない脚本家・久米真和役。無精ひげに愛想のない雰囲気、案外似合っているような気がします。心から人を愛することからも、愛されることからも逃げているため「愛がない男」と呼ばれています。
でも表向きのそっけない感じとは裏腹に、絵里加への何気ない優しさとか、振り回されながらも愛を突き放せない感じとか、実は愛情深い一面がある男だと感じています。
私が福士蒼汰を最初に意識したのは『きょうは会社休みます』で綾瀬はるかの相手役をやっていたときですかねー。なんとこのドラマがもう10年前ですか…。30歳の”こじらせ女子”(なんとなく懐かしい言葉の響きですね(笑))青石花笑が9歳年下の福士蒼汰演じる田之倉悠斗と恋に落ちるというストーリーでした。

福士蒼汰の演技力は当時はまだまだという感じがしていたんですが、あの独特の声のせいもあるかと思いますが、年齢よりも大人びていて目や表情に非常に色気のある俳優だと感じていました。
綾瀬はるかの幼さと福士蒼汰の大人っぽさが相まって、二人のシーンはキュンキュンさせてもらっていました(笑)。もしかしたら、この頃すでに気になる俳優ではあったのかもしれません…と自己分析してみたりして。
そこから着実に一つひとつキャリアを重ねてきたなーという印象です。『4分間のマリーゴールド』『DIVER-特殊潜入班-』『アバランチ』『弁護士ソドム』これらのドラマは全部観てきています。
アクションもできるし、アウトローな感じも優しい雰囲気も、どちらも年齢が上がるにつれて役にピタッとハマってきているなーと感じます。
先日たまたま『徹子の部屋』に出演していたのを観たんですが、家族仲がとてもよくて、多忙な今でも日曜日には家族そろって夕食を食べるそうです。これは驚くと共に微笑ましいエピソードでした。どこか育ちがいい雰囲気は漂っていたんですが…。
英語が得意なことも有名な話ですが、帰国子女とかではなく独学ですべて学んだというのは真面目な努力家なんですねー。「英単語を1日100語勉強する」というのは、よっぽどの覚悟がないとなかなかできることではないと思います。
セリフが全編英語の海外ドラマにも昨年出演したそうですが、英語を武器にして海外進出も含めて今後も頑張っていってほしい俳優さんの一人です。
結局のところ、私はなんだかんだ俳優・福士蒼汰のことが好きなのかもしれません(笑)。