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「劇場版 きのう何食べた?」は、間違いなく私の人生で最高の映画の中の一つです!

「劇場版 きのう何食べた?」は、公開当時映画館に足を運んで観に行きました。先日CSで放送されたのを録画しておいたので、じっくりと観直してみました。

観終わって、またすぐに観たくなるほどやっぱり素敵な映画でした。映画館でもそうだったけれど、今回も笑って泣いて、心がほっこり温かくなりました。

思えば男性同士の恋愛ドラマを無理なく自然と受け入れられるのは、確かに時代性もあるのかもしれませんね。

でも、原作の素晴らしさもさることながら、何より主演の西島くんと内野くんの演技力によるところが大きいのだと改めて感じました。

何気ない自然なやり取りも恐らくは計算され尽くしたあ・うんの呼吸があってこそで、役者同士の静かな魂のぶつかり合いが伝わってきました。

2人がお互いを想い合っているその気持ちがひたすら純粋で、隠せないダダ漏れの(笑)愛情表現が抱き締めたくなるほどに愛おしく、こんなにも誰かを愛せることは人として本当に幸せなことなのだと感じさせてもらえます。

名ゼリフや印象的なシーンは数々あれど、やっぱりシロさんのお母さんが「これからは、あなたはあなたの家族のことを一番大事にしてね」と言った、その言葉は心にジーンと沁みました。

息子とケンジの関係を認めてはいるけれど、丸ごと全部受け止めるにはまだ心が追いついていない母としての葛藤。

でも、自分たち亡き後のシロさんを思えば、家族として生きていってくれるであろうケンジの存在はありがたくもあるのだと思います。

ラストのお花見のシーン。シロさんのお母さんから教わったレシピで作った肉団子の入ったお弁当を食べながら、ハラハラと散る桜の花を2人並んで眺めている。

何気ない日常の感動を分かち合える人がいつも隣にいるという幸せを噛み締めるシロさんとケンジ。

2人のさりげなく触れ合った指と指のラスト・シーンは、これから先も家族として2人で生きていくんだという未来予想図までをもきちんと描いてくれていたような気がします。

ドラマでも映画でも、その後のシロさんとケンジに再び逢える日が来ることを願いつつ、レシピ集片手に2人の食べた料理を再現してみたりしながら、その世界観にどっぷり浸る日々はしばらく続きそうです(笑)。

追伸:
これからも何度も観たいという欲求を結局押さえられず、劇場版のBlu-rayを購入してしまった私です(笑)。こういう映画に出逢えたことに感謝ですね!

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