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お店の使い方は自由。だけど…
最近、というか例の自粛期間が終わったくらいからお客様の数が少しずつ戻ってきてはまた減少して。。。の繰り返しを毎日たどっています。
日々のそんな繰り返しに今までと特に大きな変化はないですが、ご来店するお客様の属性?というか、客層が変化したことを実感する営業が続いています
どんなことかというと…
「居酒屋に来たのに飲まないし、食べない」人が多くなっている
うちの店に限ってのことかもしれませんが、そんな人がちらほら増えてきています。2軒目需要の場合も、以前なら少しは料理を頼みますが、最近は1軒目でお腹いっぱいなんでお通しだけでいいです…ってパターンも多くなってきて。お店に来て何をしているのかというと、一品、一杯を頼んだら後はずっと話をしている人が多くなってます
居酒屋に来たからと言って必ず飲まなきゃいけないわけではない。
あれこれ料理を頼まなきゃいけないわけでもない。
でも…
居酒屋の大きな目的は「飲んで食べるところ」だと思う
人と人が会って、いろいろなことを話す。
その時にそばにあるのは美味しい料理や気分を楽しくするお酒じゃないのかな?もちろん、飲むのはお酒じゃなくてもいいしお茶でもノンアルでもなんでもいいんです。ただ、お漬物の一皿で2時間話すだけの単なる「場所」ではないんだ。
楽しいひと時をより楽しくさせるのが酒と料理だと思うから。
居酒屋はただの会話するスペースじゃない
単に話だけしたいなら公園のベンチでいいんじゃない?と思ってしまうこともしばしば…(スミマセン)
ここまで書いてても、それでもまぁ個々の事情はいろいろあるもんなぁ…って思うし、どんな利用をするかはお客様の自由だろ?っていう意見もわかる。
でもね…
お店のコンセプトやこだわりを理解して、それを共有できる人に来てもらいたいっていうのは、もはや令和の時代にはお店の贅沢な望みなのか?と自問自答する。。。
お酒や料理で自分が伝えたいこと・やりたいことを伝える、それが個人店の魅力じゃやないのか?お酒もいらない、料理もいらないでは、居酒屋は単なる箱になってしまう。
もちろんお店側も、言わなくてもわかるでしょ的な酒場の暗黙のルールなんてものはもう通用しないってことを自覚して、来てくれる方々に説明する必要が出てきたのかもしれない。
言われてないから分からないってのも納得ですよね…
必要なことはきちんと伝えていく
今までの当たり前はもう時代遅れなんだと
新しい居酒屋の時代が来ているのかもしれないと思いつつも
古き良き時代を想ってしまうのは私が時代についていけてないということのか。。。