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レビー小体型認知症と診断された母と私の今#2
ご覧いただきありがとうございます。振り返り記事と並行して今の状況や気持ちも忘れないうちに書いていこうと思います。合わせてご覧いただけたら嬉しいです。前回に続き、母の変化を記録していきたいと思います。
デイサービスを利用してくれるようになった
母は今まで数か所見学に行きましたが、デイサービスを嫌がりなかなか利用してくれませんでした。2023年3月半ばからデイサービスを利用してくれるようになりましたので、詳細を記録しておきます。
デイサービスへ行って欲しい理由
デイサービスへ行くのは、ずいぶん前からケアマネージャーさんや看護師さんから進められていました。しかし本人が行く気にならず、断固拒否。なかなかデイサービスに繋げられませんでした。頑張って1日体験に行っても「1回行ったのだからもういいでしょ?」と言うのです。
・介護が本格的になってきて父の負担が増えた
・自宅で一人でお風呂に入れなくなったので、入浴のため
・父が作る料理、私がたまに持っていく料理では栄養が心配
・続けていた長年体操教室をやめたので少しでも体を動かすため
デイサービスを嫌がっていた理由
母がデイサービスを嫌がる理由はなんとなく想像がついていました。説得は続けていましたが、母の気持ちをくんで、無理強いはしませんでした。
・少し潔癖なところがあり、温泉やプールが好きではない
・体のしんどさがあり、自分のペースで過ごせないことへの不安
・まだそんな年齢ではないという意識
デイサービスを利用するようになったきっかけ
これまで頑なにデイサービスへ行くのを拒否していた母がなぜ行く気になってくれたのかを説明します。
パニックになった
前回の記事で書いたように、母がパニックになって電話をしてくるのが増えていました。決定打になったのが、父が仕事へ行っていた日の出来事です。父が仕事へ行く日は、何回か実家を覗いて欲しいと頼まれます。また、母から電話がかかってきたら対応できるようにしていました。その日は、小学生の娘が実家で過ごしてくれていたので、安心していたのですが、母から電話がかかってきました。
「息ができなくて、もう死ぬのかもしれない」という内容でした。すぐに実家へ向かうと、顔を真っ赤にしている母がいました。この時点で息は苦しそうではなかったのですが、ずっと助けてくれと叫んでいたとのこと。(実際声が全然出ないので叫んではいないと思いますが)
小学生の娘はトイレ中。少し待っていればよかったのですが、家に1人にされたと思った母はどんどん不安になりパニックになったのだと思います。おそらく数分の出来事ですが、母には長く感じたのでしょう。
私は救急車を呼ばないといけないのか、いつものように大げさに騒いでいるだけなのか判断ができず、24時間対応していただいている看護師さんに連絡をとりました。
看護師さんに状況を説明し、来ていただくことになりました。看護師さんが来るまでに何かあればすぐ救急車を呼んでくださいと言われていましたが、私が来たので安心したのか、母は落ち着きを取り戻していました。
その後血圧や、心拍などいろいろ見て頂きましたが、特に異常はなく、パニックを起こしていたのだろうという結果に。
この出来事をきっかけに、父がいない日はデイサービスに行きましょう。となりました。
このようにパニックになるぐらいなら、誰かの目があるデイサービスで安心して過ごす方がいいですよ。と看護師さんやケアマネ―ジャーさんに話をしてもらい、家族からも説得をしてやっと本人もデイサービスを利用する気になったようです。
よくわからなくなっているのかも
デイサービスの利用を嫌がっていた母が、今回のパニックになった出来事をきっかけに不定期ですがデイサービスを利用するようになりました。しかし、もしかしたら以前より認知症が進み、嫌という感情が薄れているだけなのかもしれないとも思います。よくわからなくなっているからこそ行けるようになったのかも。そんなことも頭をよぎりました。
デイサービスがいい刺激になっている
家にいると表情がほとんどなくなっていた母ですが、デイサービス体験の日のレポートを見ると、笑顔で隣の方を話をしている写真がありました。外で誰かに合ったり、微々たるものでも体を動かしたりすればいい刺激になっているのだなと思いました。久しぶりに笑顔の母を見れてよかったなと、父の為にも母の為にも良かったなと思いました。曜日を決めて行くのではなく、月に数回不定期に行くのですが、やっぱり家にこもりっぱなしより外に出た方がいいですね。
ご覧いただきありがとうございます。マイペースにですが、振り返りと現在を書いています。どなたかの参考になれば幸いです。