あなたの「GRIT(やりぬく力)」は、いくつ??
授業の中で取り上げられたTED Talksの中で「GRIT」という言葉が出てきました。授業中は辞書が使えないので、その日の夜、復習を兼ねてGRITを検索してみました。
どうやら「GRIT」は略語らしい。調べれば調べるほど興味が湧き、がっちり時間を取ってまとめました。教員時代に知ってれば教え子の中学生たちとシェアしただろうな~と思えたとてもおもしろい内容です。
そのTED Talkの登壇者である心理学者のダックワース氏によると、GRITこそが社会的に成功を収めるもっとも重要な要素であり、生まれ持った才能やIQ,学歴は社会的に成功することに関係がない、とのこと。
ちなみにこちらがそのTED Talkです。
【GRIT】とは?
Guts:困難なことに立ち向かう根性
Resilience:失敗してもめげずに続ける復活力
Initiative:自分で目標を見据える自発性
Tenacity:最後までやり遂げる粘り強さ
そこで「GRIT」は『やりぬく力』と訳されるようです。
生まれもった才能などとは関係のない,情熱、忍耐力、持久力、セルフ・コントロール、リスク・テイキング等がそれにあたります。
「GRIT」を高めるには?
よく先生たちは教室で口にします。「失敗を恐れずに挑戦しよう」。それはつまり、GRITの獲得につながるわけですね。
「失敗を恐れずに挑戦しよう」と言葉にするのは簡単です。失敗を恐れないことや自分の道の世界に一歩足を踏み出すことは、子どもだけでなく大人でも難しいことです。
それではどうすれば社会的成功のカギとなるGRITが手に入るのでしょう。
ダックワース氏はトークの中で言います。「正直、わたしにも分かりません」。
それでもGRITを高めるヒントとなる方法として彼女は「growth mindset(成長思考)」を挙げています。それは「自分の成長は経験や努力によって向上させられるという考え方」のことをいいます。
≪growth mindset≫
このものの見方をする人は、どんなことにも失敗を恐れずに挑戦し、学び続ける傾向にあります。それは、主体性・創造性にも優れ、他人の評価に左右されることなく、自己成長をし続ける人ともいえます。
growth mindsetの対極にある考え方をfixed mindsetというそうですが、2パターンの人のものの見方・捉え方をまとめた分かりやすい表があったので紹介させていただきます。
さて、あなたはどちらのタイプでしょうか。まず自分の立ち位置を知ることがGRIDを伸ばすためのスタートラインとなるはずです。
【あなたのGRITは?】
上記サイトで10の質問に答えると、あなたのGRITスコアが表示されます。ぜひ取り組んで、自分のGRITポジションを確かめ、ゴールに向かって進むための材料としてみてください。