虐待サバイバー、心療内科(薬物依存)経由→認知の歪みMAXから後遺症を自分で治すプログラムを開発するまで。
こんにちは。虐待サバイバーのめいです。
職業はパーソナルトレーナー、職歴は20年ほどになります。
私は長期間重度の虐待を受けて育ち(図1)、虐待の後遺症(図2)を自分で治しました(図3)。
虐待の後遺症を治そう!!!と思った時と、
よし、自分で治そう!!!と決めた時期の間には
① 心療内科(で出して戴くお薬)にどっぷり依存した時期があって、
② 紆余曲折を経て
③ 「自分で治そう」と思いつく
という時間差がありまして、
先々noteにセルフヘルププログラムのお話を書いていくにあたりどうしても避けて通れなかったので、
そこまでの経緯を震えながら書いてみたいと思います!!!
1.虐待被害者が心療内科の通院と服薬とカウンセリングをがんばってみて、気づいたこと。
自分が虐待被害者である事実を受け入れたのち、まずは治療のセオリー通り心療内科の通院・服薬・カウンセリングをがんばりました。
結果どうだったか、というと。
服薬のおかげでアタマをぼーっとさせて、つらさをマイルドに出来ました。
私の肌感覚では、薬ナシの時の“つらさ”を十段階評価の「9.5」としたら、服薬開始後の“つらさ”度合いは「8.2」くらいに下がったと思います。
薬ナシの時は息をしてるだけでしんどいレベルでしたので、ちょっとでも症状が緩和されたら大助かりでした。
(ゆえにこの段階では、お薬ナシでは生きていけないなーーというキモチが芽生えたとしても、不思議はないだろうなぁと思います。
そのあたりの安全管理のためにも心療内科にお世話になっているわけですしね。
コントロールの責任を全部抱え込まず、プロに頼って大丈夫😊⭕)
心に少し余裕が出来たことで、
「私が望んでいるのは『つらさをマイルドにすることではなくて、つらさの原因を解消してちゃんと治ること。根本的解決』なんだなぁ」と気付くことが出来ました。
そして根本的解決したい旨を心療内科のカウンセリングで伝えたところ、「目標を持つことは良い事です(ニコッ)」というお返事でした。
2.治りたいのに「治療法がない」なんて😭😭!!
当時は
『虐待体験=脳の萎縮や肥大が起きる。脳のダメージは治らない=脳のダメージによる虐待の後遺症は治らない』という学説が主流でしたので、
画像検査や脳波測定で脳にダメージがあると確認済みの私が根本的解決したいと希望しても、
「残念ながら現状、手段はありません」という答になるのは仕方ないことだったと思います😌⭕
同時に患者本人(私)が理解は出来ても納得がいかなかったのも、仕方ないと思います☺️⭕
3.治療は認知のゆがみMAXからスタート!
当時の私は認知のゆがみレベルMAX、考え方が極端だったり、超他責的だったり、つじつまのあわない理論をかたくなに主張したり!!!
今思い出すと震えるほど…虐待の後遺症がバッチリあったんだな~と思います。
虐待の後遺症の治療に関しても、治療初期は「自分の問題を誰かがなんとかしてくれる『べき』」と考えていたように思います。
自分の抱えている困難さを解決するには、何か専門的な訓練を積んだセラピストや、特殊な機械によるアプローチが必要なんでしょ、と決めつけていて、
体育大学に在籍して毎日ゴリゴリ健康を維持増進させるための勉強をしていたのに、自分の健康問題を自分で解決していけるとか、自分にその能力があるとかは、まったく考えていませんでした。
むしろ、
“せっかく”治ると決めたのに、(我ながら認知のゆがみがプンプン香るフレーズ!🤣🤣)
治療が思い通りにならないことに腹を立てたり、(認知のゆがみが略)
病院関係者を脳内ではげしーく責めたりしてました。(認知のry…)
(※「いや、その態度は良くないと思うよー😅」と当時の私に申し送りたい!!)
しばらくはそんな調子で、求めている治療法やセラピーのコンテンツやサービスがこの世に存在しない事にとってもハイカロリーな怒りを燃やしていました。
心療内科の通院は続けていましたが、『コレジャナイ!コレジャナイ!!』って心の中で叫び続けていました。
(※病院関係者の皆さま、その節は態度が悪くて申し訳ございませんでしたー😭🙏!)
4.ないのなら、作っていこうホトトギス🐦
そんな時期がけっこう長く続いて、ある日突然、本当に突然、怒りを燃やし続けることが出来なくなって、スコンと身体から力みが抜けました。
そしてひらめいたのです。
「なければ、つくれば良いじゃない。今ある治療法だって誰かがつくったんだし」と……!!!
さっそく、今、足りているものと、不足しているものをリストアップしました📋✍️
例えば、虐待の後遺症の治療に診断・投薬といった医療の面からのアプローチは絶対に必要。→ココは充実している⭕
不足しているもの、あったらいいのになと思うものは、
①治療効果を最大化するための考え方
②虐待サバイバー専用の、栄養・運動・休息といった生活改善のアプローチ🍴🍳
③ふつうの生活がわからないから、ふつうの生活を学べるカリキュラム
④脳の萎縮や肥大が治るという証拠。わかりやすい資料。
⑤社会適応するためのスキルを身に着けるトレーニング💼
などなど。
分析してみると、私が求めている&いま世界に存在しないセラピーやプログラムは、医療の範囲ではない内容がほとんどだということにも気が付きました。
むしろ体育大学で扱う、健康の維持増進の領域だったことに震えました。
もしかしたら、もしかすると。
"虐待被害者の私"が体育大学で学ばせて頂いている意味が、あるのかもしれない。
………怖れ多いけど、出来るところまでやってみよう😢
こういう資料が欲しい、どうしたらこのスキルを身に着けられるだろう?と必要に迫られた順にひとつずつ情報を集め、
自分で後遺症を治す『セルフヘルプ』プログラムを作って、実践して、治っていきました。
5.虐待の後遺症が「当たり前に治るもの」になるように🌟
私が虐待の後遺症の治療を始めた当時は、脳の萎縮や肥大は治らないとされていました。けれど今は脳の可塑性(変化する能力)により、一度萎縮や肥大が起きてしまっても適切な治療で改善できることがわかっています。
こんな風に、科学の発展によって、素材や機械の改良によって、あるいは新しいアイデアによって、今まで不可能だと言われてきたことが可能になることがあります。
セルフヘルププログラムの個人セッションを通して
何十年も虐待の後遺症で苦しんできたという方が「え??そんなやり方で???」というような意外な手法で治るケースもたくさん見てきました。
治りたい、治したい。
回復したい、回復して欲しい。
しあわせになりたい、しあわせに暮らしてほしい。
そういう回復をあきらめない私たちのもがきの積み重ねが実って
これからは
虐待の後遺症が「当たり前に治るもの」になることを願っています🙏🌟
📚✍️