乳がんをみつけたとき
忘れもしない
あれは初めてしこりを触ったとき
フラジャーに黄色い液体がついていたとき
乳房を絞るように押すと黄色い液体が出てきたとき
全てはこの闘病生活の始まりだったんだ、、、
大学を辞めてから行くあてもなく
時給が高いからといって夜から朝方にかけてのバイトをしていた。
私はもともと朝型で、朝は得意だった。
朝型の私が深夜にバイト。
それは身体にとても負担がかかる。
更に十分に睡眠がとれていないからか、
食事も偏った生活をしていた。
野菜は食べないのに、肉や炭水化物甘い物は食べたくなってよく食べる。
また、朝眠いからといって、漫画喫茶に泊まっては、ブラジャーを着けたまま寝る生活。
そんな生活が5か月続いた頃、
ブラジャーの内側に黄色いカピカピしたものが付くようになっていた。
最初はなんか汚れが付いちゃったのかなぐらいに思っていたが、
毎日毎日付くようになり、
変だなと思い乳房を見たが変化はない。
試しに触ってみたら、
「ん?何か硬いものがあるぞ?」
この硬さは見覚えがある、、、
昔、イオンスーパーで乳がんの啓発運動をしていて、
乳がんの触診モデルというものを触れる機会があった。
それは、乳がんのしこりの形や硬さを触って体験できるものだった。
その時に触診モデルを触って思った感想が、
「硬っっっっっっ!?」
だった。石ころみたいに硬く、
その硬さに目を見広げて驚いたものである。
その硬さは衝撃で、何年経っても覚えていたのである。
だから、乳房を触った時にこれは乳がんかもしれないと思えたのだ。
早速病院へ予約して早急に向かった。
つづく、、、
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