「ここは何としても売りたい瞬間」ってありますよね。《販売力向上講座note》
*こちらは無料記事です
こんにちは。接客販売トレーニング&コンサルティング事務所 kocori(ここり)代表の坂本りゅういちです。今回の記事はこんな内容です ↓
■顔に出る執着
販売職をやっていれば、この日・この時間・このタイミングでどうしても売り上げが欲しいという時は必ずあります。
これは販売に限らず営業職などでも同様で、会社や店舗の数字を作るために必要な売り上げというのは必ずあるものです。
月末で、あと数万円の売り上げがあれば予算に届く。
今日この接客で何も売れなければ、売り上げゼロになってしまう。
そんな喉から手が出るほど売り上げが欲しい時には、誰もが必死になって接客をしたり営業をします。
ですが、そういう時に限ってなかなか売れないものなんです。
そんな経験はありませんか?
普段なら何気なく簡単に作れるような数字がこんな時に限ってなかなか作れない。
いつも通りお客様を接客しているのに、なぜかお客様が離れて行ってしまう。
そんな時は一度自分の顔を鏡に映して見てみましょう。
ほぼ間違いなく、顔に必死さが出ているはずです。
そういった必死な時は、自分でそんなつもりがなくても形相が変わっています。
お客様にはそれが伝わってしまうんです。
これは頭でわかっていても、いざその時が来ると身体が反応してしまいます。
顔が変わり、行動にも焦りが生まれ、お客様の要望すらまともに聞けなくなっています。
また、科学的な根拠はありませんが、必死になればなるほど買ってくれるお客様は来店されません。なぜかはわかりませんが、往々にしてそういうものです。
だからこそ、さっきも言ったように一度自分の状態を確認することが大事です。
どんな顔になっているのか、行動に無理がないか、一旦冷静になることで落ち着きが生まれます。
精神状態が落ち着けば、いつも通り接客をすれば売れる確率はいつも通りに戻ります。
ちょっとメンタル的というかスピリチュアル的な話にはなってしまいましたが、要はお客様を接客する時に自分に余裕がないと売れませんよということです。
売り上げに執着することは悪いことではありません。
セールスにまつわる仕事をしていれば、どうしてもここに対しては意識を向けざるを得ませんよね。
それが仕事ですし、そうでなくては売り上げを作れる販売員にはなれません。
ですが、その執着は時として悪い効果を生んでしまいかねません。
焦りが出るような時ほど、落ち着いてお客様をお伺いしてあげてください。
今回のトレーニングです
・必死になって売り上げを作らなければいけない時にはどんな時があるか、思いつく限り書き出してみましょう。
・そんな時にどうやって落ち着きを取り戻すか、自分なりの方法を考えてみましょう。