見出し画像

残り汁や油の処理、臭い対策に「おがくず」

商品開発のきっかけは「めんどくさい…」

石けん百貨note担当の自宅は長らく家庭用浄化槽を使っていました。よって台所排水の汚れにはかなり気を遣う習慣が付いています。おかずの残り汁や廃油などは流し台に捨てず、ぼろ布や新聞紙に吸い取らせていました。

でも、これ、結構面倒なんです。ぼろ布は切る手間がいるし、新聞紙は小さくちぎったり、よく揉んだりしないと吸収力が今ひとつ。

パッと振りかけサッと吸収。お値段お手頃エコ素材。そんなアイテム欲しいな、でもそんな都合の良いものあるかなと、ずっと考えていました。

そんなとき、おがくずが駅や飲食店での吐瀉物処理に役立っているとの情報が。そんなハードなお仕事ができるなら家庭での残り汁処理など余裕では、と思いました。

思った以上に役立つ!

早速「赤松の経木」でお世話になっている秋葉木工所さんに相談。サンプルとして分けていただいたのですが、これが大正解。

20210829おがくず_2

汚れた鍋釜やお皿、魚焼きグリルのトレイに残った水に振り入れると、「これまでの苦労は何だったんだろう」というくらい速やかに吸いとってくれます。

更に、ゴミ箱などの消臭にも思った以上に効果を発揮。試した職員からは「もう手放せない」「うちで商品化できなかったら余所で買う!」という声が上がった位です。

詳細な使い方についてはマガジンも作りましたので宜しければご購入下さいね。

保管の仕方

当店では今のところポリ袋販売です。沢山入手した時は丈夫な容器に移し替える方が安心ですね。袋のままだと破れた時に面倒なので。

カビ防止のために乾燥剤を入れると更に安心。そこからお好みの小分け容器に入れて下さい。

庭に捨てたらどうなった?

色々使い方を模索していた頃のお話です。

おがくずコンポストという物があるそうで、じゃあ室内用ミニコンポストができないかと思いました。2リットルくらい入るケースにおがくずを入れ、野菜の切りくずや焼き魚の骨などを投入し続けて数日間。

結果、ゴミは割と順調に分解されたのですが小バエが沢山寄ってきてしまいました。仕方なく断念し、そのおがくずは庭の隅に捨てました。

その後しばらく経ってふと見ると、庭のカバープランツがおがくずに向かってものすごい勢いで伸びています。明らかに「こっちに美味しい物がある」と分かっている感じ。

無事おがくずエリアを覆いつくしたカバープランツはそのほかのエリアのものより格段に良い色つやをしていました。

おがくずの可能性って実はとても大きいのかも…と感じさせる出来事でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?