捨てる勇気を持って集中する
集中するための自信。
「これだ」という大切なもの、そこに経営資源を集中する。
これは商売で成功しようと思うなら非常に重要なことです。
「最高の商売とは1つの完成された商品だけで大量に売れるような商売をすること」です。
典型的な成功例の一つがアップルです。
彼らのiPod,ipadなど自慢の製品を全部並べても小さなテーブルの上に収まります。
「フォーブス」の記事ではジョブズがナイキのCEOのマーク・パーカーさんからアドバイスを求められてこう言ったそうです。
「ナイキにら誰もが欲しがるような世界最高の商品がいくつかある。しかし、つまらないものもたくさんある。それを捨てて、最高の商品に集中することだ」と。
パーカーさんは静かに笑ったそうですが、ジョブズさんは真剣そのものでした。
自信のある、最高基準のものを作ることに集中し、それ以外の中途半端にやるようなことはやめる。
誰でもできるようで、できない。
だから、実行する経営者にはチャンスがあると柳生さんは言います。
「これをやらなかったらどうなるか?」と自問自答をして、致命的なことになる、競争相手に圧倒的に負ける、飛躍するチャンスを失うかもしれないのであれば、それは絶対にやるべきことです。
反対にやらなかったとしても全体から見れば小さなことであればそれに時間を割かない方が良いでしょう。
これは、個人でも言えることだと思います。
自分にとって最も大切なことから順番にやっていくこと。
それを知ることは重要なことです。
また、僕はスティーブ・ジョブズの映画をかれこれ100回は観たり聞いたりしていると思います。
中でも「集中すること」に関して、ジョブズが取締役としてアップルに戻り、他の取締役をほぼ全員切った最後のシーンで「重要でないもの全てを捨てて本当に重要なことだけに集中する」ということを言っているのが印象的です。
1日1日、その日やることは本当にやるべきことなのか?
自問自答し続けたいと思います。
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