読みやすい文章はどうやって作るのか
読みやすい文章を組むには非常に基本的なことだが、伝えたい「内容」を知り、伝える「相手」を知ることだとそうです。
それから、その人が最も読みやすい書体、サイズ、行長(1行の長さ)、行間を決めていくことが何よりも大切です。
専門的な内容であっても、その内容を優しく伝えるために様々な工夫をすることができます。
例えば、ボリュームのある本文には平体(縦を縮めて横長に変形させた文字)にして、行間を広くとり、均等に詰めることで文章の流れが強調され読みやすくなります。
注記も学術書のように小さくまとめるのではなく、周りのスペースを広くとることで誌面全体にゆとりをあたえると読みやすくなります。
この他にも数多くの細かい基本的なルールが存在することを僕は知りませんでした。
知らずにポートフォリオや資料作りをしていたのですから、デザインを生業にしているとは言えないです。
正直なところ読む本の順番を間違えている感覚はありますが、とりあえずはさらっと2日ほどで読んで、また本を作る機会などがあればじっくりと再読しようと思います。
写真のクオリティを補うデザインテクニック
デザインをする上で素材となる写真や図版は必ずしも万全の状態で入稿されるとは限らないのが現実だそうです。
そんな時にプロのデザイナーが使うテクニックに「地色を使う」というものがあるそうです。
広報誌や雑誌の箸休めのような記事をコラムとして扱う時によく使われます。
コラム(囲み記事)の背面に色を敷くと他の要素と差異化することができます。
また、写真のクオリティが良くなかったり、カラーページにモノクロ画像しかない、白地ものが多くインパクトに欠ける時に、背景に地色を使うことで写真が強調されクオリティをカバーできます。
また、大原則として地色を決める際に上の文字が見にくくなっては台無しなので注意が必要です。
文章の組み方では行間や行長、スペースの取り方、詰め方などかなり細々としたルールがありましたが、こうした「地色を背景に使う」など誰でもすぐに出来ることだと初心者である僕には実践しやすいですね。