東京出身者が大阪に5年住んでみて
年が明けましたね。
皆さんにとって新たな一年が素敵になりますように!
さて、東京出身の私が5年前ゆかりもない大阪にやってきて、感じたことをこのnoteでいくつか記事を書かせて頂きました。
はじめの頃はオドロキの連続で記事を書いていましたが、気づいたら大阪での生活にも慣れむしろ快適に感じることも。
そんなこんなで大阪で5年を過ごし、この度東京に戻ることとなりました。
今回は総括として、東京出身者が大阪に5年住んでみた率直な感想について書き綴りたいと思います。
1.住んでみて
以前、関西に転勤などでやってきた方がどこに住めば良い?という記事を書かせてもらいました。
私は転居する際に、色んなエリアを見てきたのですが結果的にご縁があった「江坂」という、東京からの単身赴任者が多く住むエリアに住むことになりました。
この江坂というエリア、初めて大阪に住む方にとっては本当に便利なエリアだと思います。
良かった点をあげてみると・・・
1️⃣アクセスがとても便利!
江坂は御堂筋線という大阪の大動脈が通っています。
御堂筋線で江坂からダイレクトで行けるのは「新大阪・梅田・淀屋橋・心斎橋・なんば・天王寺」と大阪で有名なエリアにほぼダイレクトで行くことが出来るのは本当に便利!
また伊丹空港も千里中央でモノレールに1回乗り換えるだけで最速36分でアクセス可能です。
2️⃣買い物・飲食がとても便利!
江坂駅の周辺にはスーパーマーケットや居酒屋、定食屋など数多くありひとり暮らしにはとても便利でした。
例えばスーパーマーケットだったら江坂駅周辺だけで7店舗もあり、24時間やっているスーパーマーケットもあります。
また、駅前に東急ハンズがあったりユニクロがあったり、カルディがあったり、100円ショップもたくさんあったりと、とても便利でした。
飲食店もとても豊富で、居酒屋、定食屋からオシャレなカフェまで!
私のお気に入りのお店を少しご紹介させてください。
*ひょうたん寿司
👉ランチがとってもお得!
*朝日食堂
👉おふくろの味が食べれる定食屋
*たこ春
👉駅からちょっと外れるけどふわトロが最高なたこ焼き屋
*ななまる食堂
👉600円ランチのコスパ最高!夜のせんべろもオススメ!
*cafe.eden
👉インスタ映えするオシャレな店内!コンセント豊富で仕事にも!
他にもご紹介したいお店がたくさんあるのですが、ここには書ききれないくらい色んなお店があり、食で困ることはありません。
3️⃣公園があって暮らしやすい
江坂に住んでみて思ったのが、関東で住んでいたときとそこまで遜色ない雰囲気ということです。
江坂を東西南北で分割すると、エリアによってはごちゃごちゃしているので、江坂の全てがとは言いにくいですが、リニューアルされてきれいになった江坂公園がある北西エリアや糸田川の遊歩道がある南西エリアなど、駅の西側は閑静な住宅でオススメです。
2.働いてみて
私は大阪屈指のビジネス街、淀屋橋エリアで働いていました。
淀屋橋は主要金融企業や製薬企業などをはじめ、様々な企業のオフィスが集まるエリアです。
1️⃣ランチ
私の会社は社員食堂がないのですが、お昼時になるとどこからともなくお弁当屋さんやキッチンカーがやってきます。
そして何と言っても安い!500円前後でお弁当を売っていて、お昼に困ることはありませんでした。
特に私の周りで人気だったのがこちらのキッチンカーのタコライス!
写真では伝わりにくいのですが、野菜たっぷりとってもボリューミーで550円!毎週金曜日はタコライスの日と決めていました。本当に幸せ!
2️⃣職場環境
職場環境は会社によって異なるかもしれませんが、私の会社は大阪メインの会社なので関西出身や九州出身の方がとても多かった印象です。
(肌感覚で東京や関東出身は全体の1割もいないのでは?という感じです)
ここからは完全に私の主観であることを前置きに書きますが、大阪の中でもキタとミナミで雰囲気が異なり、人も少し異なるような・・・気がします。
こちらの記事やコメントにも私が言いたいことが書いてありました。
何を言いたいかというと、キタの人たちは大阪の人である一方でそこまで違和感がなく、ミナミの人たちはコテコテの関西人という印象で、東京出身の私に対して敵対視(というと言い過ぎですが)しているような気がすることも多く、最終的にめっちゃ仲良くなる人はいませんでした。
(あくまで私の個人的な経験です)
結果的になのですが、プライベートで仲良くする人は大阪出身でない人の方が多いような気がします。
大阪に来る前はみんなコッテコテで、距離も近くて東京人はいじめられる・・・という勝手な偏見があったのですが、半分あっていて半分間違っていたというのが今の気持ちです。
3.遊んでみて
「せっかく大阪に住んでるんだから、京都たくさんいくんでしょ?」
と言われることに象徴するように、せっかく大阪にいるならどこへ遊びに行ったの?という話をしたいと思います。
1️⃣京都
まず冒頭でお話した京都。
京都まで1時間以内410円で行ける距離だったのですが、正直なところあまり行きませんでした・・・
ちょうどコロナの時期と重なっていたのと、その後の外国人観光客をはじめとしたオーバーツーリズムで、いつでも人がいるということもあり、敬遠してしまったんですよね・・・
ただ仕事で行った際に、ちょっと路地を歩いてみて想像もしない出会いがあったりというのが京都の醍醐味だと思いました。
頑張れば仕事終わりにフラッと行ける距離にある京都。
もっと行っておけば良かったなぁ・・・と少し後悔しています。
2️⃣大阪
休みの日に大阪をフラフラすることも多かったです。
オススメなのが大阪メトロと市バスが乗り放題になる「エンジョイエコカード」
土日祝日は620円というリーズナブルさも良かったです。
あてもなくバスに乗って普段行かないエリアへ行ってみたり。
個人的に好きなスポットをご紹介すると・・・
*千林商店街
👉千林大宮という西のエリアにある商店街。クレープとたこ焼きでお気に入りのお店があって通いました!
*天神橋筋商店街
👉日本一長い商店街!一丁目から六丁目までフラッと歩いてみると色んなお店があって、眺めるだけでも楽しかったです
あとは、自ら行ったことはなかったのですが、大阪のディープスポット「西成/あいりん地区」に行った時はとても衝撃でした。
大阪は「多様性」という言葉がピッタリなのですが、そんな安易な言葉では表現できない街でした。
3️⃣奈良
実は私が大阪にいる間に一番多く訪れたのは奈良でした。
「奈良といえば大仏」と思い浮かばれる方々も多いかもしれませんが、私はもっと南の奈良に通っていました。
飛鳥時代で有名な「明日香村」に不思議なご縁があり、多い時で毎週のように通っていました。
ここでのつながりが、私が関西で頑張れる原動力になっていたに違いありません。
大仏のある奈良市も良いのですが、是非明日香村へ行かれて見てください!
4.大阪で5年暮らしてみて
とここまで長々と書かせて頂きましたが、改めて5年間を振り返ってみたいと思います。
5年前。
転職で大阪に行くと決めたとき、正直不安でしかありませんでした。
その当時の私の大阪への印象はまさにこの記事に書かせてもらった通りです。
ですが改めて大阪に住んでみての良さを振り返ってみると・・・
1️⃣通勤が楽!
都内に通勤していたときが嘘のようで、自宅から会社までDoor to Doorでたったの30分。
実際に電車に乗っているのは15分でラッシュアワーでもすし詰め&乗れないなんてことは全くありませんでした。この点はQOL爆上がりしたと言っても過言ではありません。
何よりもDoor to Doorでたったの30分のエリアにそこそこの金額で住めるということは次の物価の部分にも言えると思います。
2️⃣物価が安い!
私の自宅は駅から徒歩5分でそこそこのマンションでした。
30㎡ロフト付きで天井の高い12階の部屋ですが、家賃はたったの7万7千円。
今回東京に戻るにあたって家を探したのですが、やっぱり大阪の家賃の安さには驚きを隠せません。
ちょっと家賃相場を見てみてください。オドロキの連続です。
そして家賃以外にも安いスーパーが沢山あり、かなり家計も助かりました。
このスーパーマーケットのランク付け、実際に住んでみてすごく納得しましたw
このサンディというスーパーマーケットが家から15分ほどの場所にあったのですが、もう信じられないくらい安くて少し歩くけどよく通いました。
(LAMUというスーパーも激安です)
3️⃣人情味がある
人情味のエピソードをご紹介したいのですが、ある時、東京からの前職の同僚が出張ついでに会おうとなり、飲んだ後に道端で一緒に写真を撮ろうとしたことがありました。
そんな時、若い女性が「お写真お撮りしましょうか?」と声をかけてくださり、そこから色々お話したことが今でも覚えています。
もう一つホッとするエピソードを。
御堂筋線に乗っていた時のこと。
私の前に座っていたお二人のご婦人。どうも知り合いではなさそうでした。
お一人が花束を持っていて、もうお一方が話しかけ花の話で盛り上がっていました。
そして花束を持っていたご婦人が降りるタイミングでサッと一輪花を抜いて、もう一方のご婦人に差し上げるではないですか。
見ている私までホッコリした一コマでした。
そして何を言っても私自身も関西の方々の優しさに触れ、気づくと5年が過ぎ去っていました。
皆さんの優しさがなければ、ここまで頑張れなかったと思います。
今回、異動で大阪を離れることになりましたが、関西で出会った方々は私の財産です。
大阪で過ごした5年を忘れずに、私はまた東京で頑張りたい。
そう思っています。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?