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映画「ルックバック」を観たら「フリップフラッパーズ」を観よう!
「チェンソーマン」の作者、藤本タツキ先生の短編マンガ「ルックバック」の劇場版アニメがamazon prime videoで配信されたので拝見しました。
今更この作品について私が語るのは野暮というものでしょう。
そこで、今、私が言いたいのは、押山清高監督が評価されて非常に嬉しいです!
なぜなら、私は、押山さんの初監督作品「フリップフラッパーズ」のファンだからです!
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じっくり観て考えなきゃいけない作品
正直申し上げますと、「フリップフラッパーズ」(以下「フリフラ」)は難解な作品だと思います。
キャッチーなモチーフで固められていて、作画や演出、音楽、声優さんの演技のクオリティも高い。しかしテーマについて受け手に考えさせる内容になっています。
おまけに1話ごとのテンポは悪くないのだけれど、12話を通した物語としてのテンポは、現代の娯楽として決して良くはない。
真のテーマに辿り着くまでが長いというか、散りばめられた要素が受け手の中で形になり、「わかった」に辿り着くまでが長くなっています。
じっくり観て、考えなければいけない作品なので、受け手を選ぶとは思いますし、評価されずに埋もれてしまったのだと思います。
でも「ルックバック」もわかりやすくはないよね。
でも「ルックバック」も難解と言えば難解な作品だと思います。
受け手に特殊な教養や素養を要するという感じ。
「フリフラ」もそこは同じなのです。
押山監督って、そういう作品作りを目指しているのではないか、と思うのです。
「フリフラ」が一部の人にしかウケないことについて確信犯な気がしています。
作家性重視の監督なのです。
違うのは「尺」。そして…
ただ、比べるなら尺が違う。
「ルックバック」は1時間足らずの作品だから見られるというのはあると思う。
あと劇場という集中する環境があってこその作品に思えます。
話題性のある原作がない上に、「フリフラ」は尺が長い分、損してしまったのかな、と思います。
とにかく今は「フリフラ」を知ってほしい!
「フリフラ」の自分の解釈を書いてしまうとネタバレしてしまうので、それは別の機会に譲るとして、とにかく今はアニメ版「ルックバック」のヒットにかこつけて「フリップフラッパーズ」の存在を私は知って欲しいのです。
「フリフラ」はこのまま埋もれてしまうのは惜しい。
というわけで、今回は「ルックバックで押山監督の作風が気に入った人はフリフラも観てね」というお願いでした。