【自分自身の”キャリア“を描いてもらえるように】キャリアデザイン研修がスタート!
初めまして。
積水樹脂株式会社 人財開発部の長谷川と申します。
6月に積水樹脂にキャリア入社し、現在は人財開発部で主に研修企画を担当しています。
これから人財開発関連の記事を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
さて、今回は当社のキャリアデザイン研修についてご紹介いたします。
積水樹脂グループの人財育成方針
当社では、長期ビジョン「積水樹脂グループビジョン2030」の基本方針である「人的資本の価値最大化」を目指し、事業戦略に連動した人財育成プログラムを推進しています。
今年度から、人財育成方針に則った自律型人財育成プログラムの一つとして、年代別のキャリアデザイン研修(30代、40代、50代)をスタートしました。
キャリアデザイン研修は、これまでのキャリア(経歴、経験)を土台に、今後、理想のキャリアをどう実現していくかについて考え、具体的な行動につなげるための「キャリア自律」を目的とした研修プログラムです。
今回は、勤務地・居住地を問わず気軽に参加して欲しいという想いから『オンライン研修』で設計しました。
さらに、受講者は役職や等級を問わず、自薦・他薦(上司からの推薦等)で募り、主体的に学びたい!と思う気持ちを大切にしました。
今回は40代と50代のキャリアデザイン研修についてレポートします。
キャリアデザイン研修レポ
◆40代
中堅、ベテランと呼ばれ、自身のことだけではなく、部下や後輩の育成にも力を注がなければならない立場になりますよね。毎日があっという間に過ぎてしまい、自分のことを見つめなおす時間も機会もない方が多いのではないでしょうか?
そこで・・・
・キャリアを考えるための基本的な知識を得たい方
・自身の強み、身につけた能力、価値観を確認したい方
・自身のモチベーションの源泉を知り、仕事に活かしていきたい方
・職業人生の後半に向け、一度立ち止まってじっくり考えたい方
・同年代の意見や考えを聞いてみたい方
5月17日、このような思いを持つ16名が集まり、研修を開催しました。
まずはキャリアとは何か、なぜキャリアについて考えるのかをクリアにした上で、Will-Can-Mustの視点から「ありたい姿」を考えました。
ライフ・ラインチャートを作成後、グループでシェアし言語化することで自己理解を深め、さらに自分だけではなく他者の価値観や体験を聴くことで新たな気付きを得ていました。
また、「バリューカード」を使い、自分が大事にする価値観を知るワークを実施しました。
自分の意外な一面を知ることができたという声も。
最後は今後のキャリアビジョンシートを作成し、「ありたい姿」の実現のために何をすべきなのかを明確にし、次のアクションにつなげました。
■受講者の声(アンケートより)
・改めて自身の課題を見直すことができました。また他の方々の話を聞くことができ、とてもよい機会だった。
・いつもとは違うメンバーとの交流は非常に有意義だった。
・他部署の違う視点からの意見など参考になる事が多く受講してよかった。
・一から自分の人生を振り返り、自分のモチベーションのよりどころや、得意不得意に関して、自分を再発見することができたように思う。今後のキャリヤビジョンの形成に活用したい。
・短期的・中長期的課題も明確になり、今後取り組むべき内容が明確になり、大変有意義なセミナーとなった。
・大切にしたい価値観はみんなある程度同じ方向なのかと考えていたが、人それぞれ特徴があることが印象に残った。
・今後のキャリア目標を立てる上で、過去に学んできたことや得たスキルを活用することが大事であることを再認識した。
・次の一歩を踏み出すヒントが得られ、有意義な時間となった。
◆50代
弊社の定年は65歳です。50代といえば、積水樹脂でのキャリアも後半戦(完成期?)に入っているといえます。
定年までもうひと踏ん張りして会社へ貢献するためにはどうすれば良いのか、定年後はどうしようか、どうやって考えれば良いんだろう? と迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで・・・
・職業人生後半以降のキャリアをじっくりと考えたい方
・同年代の意見や考えを聞いてみたい方
・今後の会社での貢献イメージを考えたい方など
6月14 日、このような思いを持つ15名が集まり、研修を開催しました。
事前課題として、これまでの自身の経歴や習得したスキル、担ってきた役割を整理した「キャリア振り返りシート」と、キャリアを選択する際に譲れない軸を知るための「価値観チェックシート」を作成しました。
研修当日は、その事前課題をZoomで画面共有しながらグループで発表しました。
自身の振り返りを言語化することで頭の中のモヤモヤがクリアになり、また、他の参加者の話を聴くことで価値観の多様性に気付くことができました。
また、人生100年時代、70歳まで働く時代を想定し、50歳、60歳以降も引き続き職場の「戦力」となるよう、エンプロイアビリティ(生涯雇用能力)を高め、「仕事のプロ」であり続ける必要性を学びました。
自分の仕事力を認識するため、Will-Can-Mustのフレームを使って自己分析を行い、仕事の価値観(キャリアアンカー)を深堀するワークを実施し、キャリアデザインシートを作成しました。
最後にグループで意見交換をし、研修終了となりました。
■受講者の声(アンケートより)
・50歳を過ぎると、どうしても惰性や打算で動いてしまいがちだが、みなさんの意気込みや、自分の過去を振り返って、再度キャリアについて考えるよい機会となった。
・色々なキャリアがあり、そのキャリアの積み重ねが、確実に今の仕事に活かされている、そして礎となっていると感じた。
また50代ということもあり、次世代への事業継承を皆が考えているということに、非常にうれしくなった。
・50代は定年まで残り僅かという惰性で過ごすイメージを持っていたが、メンバーの積極的なご意見を聞き、自分も考え方を改めさせられた。
・今後、少し違った気持ちで業務に取り組める感触を得た。
このようなコメントがありました。
まとめ
10月には30代向けのキャリアデザイン研修を予定しています。
研修を通じて学んだこと、気付いたことだけでなく、今回の研修で形成された人と人とのつながりも大切に今後も取り組んで欲しいと思います。
みなさん、研修後はスッキリとした表情をしていました!
積水樹脂株式会社 人財開発部 長谷川